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怖い夢の続きは

作者: 笠原圭子

「怖い夢みてた」

僕が腕を伸ばしてカーテンを開けたので、朝の光に包まれた彼女は目を覚ましてこう呟いた。

「怖い夢?」

「そう、怖い夢」

布団から出した腕がひんやりする9月の朝。

彼女は僕の上に覆い被さり、僕の胸に顔を埋める。

(あたたかい)

もう一度眠ってしまいそうになる。ふぁっとあくびが出る。

「怖い夢みたのよ!」

寝るな寝るな!と彼女が僕の頬をペチペチと叩く。

「どんな夢?」

「うふふ、えっとね」

彼女は話し始める。


結婚して5年間、毎朝、妻とこの会話を欠かしたことはない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読しました。 キーワードにある通り、ほのぼのさせられました。 >寝るな寝るな!と彼女が僕の頬をペチペチと叩く。 ここが可愛いです。 大人の可愛さ、大人の幸せ……わずか200文字余りに凝…
2017/09/17 00:17 退会済み
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