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眺め  作者: 座椅子
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着陸

わたしが運転席で目を覚ますと、宇宙船がピンク色で満たされていた。

なぜか宇宙船に充満した煙をなぜか運転席の赤い室内灯が照らしていたのだ。


このままでもわたしは別にかまわなかったが、星を探すときにこれは迷惑なやつだなと、すぐに換気扇を回し、この煙の正体を探った。

もくもくとしたピンク色が換気扇に消えてゆき、もうほぼぜんぶなくなったくらいでも正体は分からなかった。


寝ている間に何があったのかわからないが、ひとまず母星についていることはすぐにわかった。

宇宙船のドアが開いていて白い光が差し込んでいるのが見えたからだ。


しまった、わたしが寝ている間、みんなはわたしの発表を待っていたのか。

焦ったわたしは見つけた星を記録した紙をクシャっと掴みドアの外へ走りでた。

しかしそこにいたのは、足が2本、毛が生えているんだか生えていないんだかわからない、服を着た小さな生き物が、1匹、光る物をこちらに向けているだけであった、ドアから差し込んだ光はこの光だったのだ、そしてあたり一面真っ暗である。


この奇妙な生き物にはとても驚いた、しかしそれよりも発表するためのステージが無いことと、聞いてくれるみんながいなかったことに驚いた。

こんな異常事態は初めてで、どうすればいいかわからず、

ドアを出たところで、見たことのない奇妙な生き物としばらく見つめあっていた。

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