第34話 カルナの過去
「ほっ、と!上陸!」
「〜〜♪」
船はもう止まり、大きな港に錨を下ろしていた。
そう、ようやく他の島に辿り着くことができたのだ。
たくさんの兵士たちが先にこの船から出たのを見送って、あとに遅れて、俺たちは架けられた橋を渡ってその地に足を踏み締める。
文字通り一足先に地面に飛び乗ったカルナだった。
「んーっ!……ちょっと疲れたね。けど、今日のうちにまた船に乗って大陸についておきたいな」
俺は霊体でありながら凝り固まった体をほぐすように、軽い伸びをしてそう伝えた。
俺の真似をしてか、スズがその白い体を自ら引き延ばしているようで、可愛くて笑ってしまう。
「そうだな。行動は早い方がいい……って、うん?我、ユウキに目的地を伝えたか?」
カルナも続いて伸びをして、気持ちよさそうな声を出した後、何気なく疑問点を見つけそう言った。
「いや。けど俺がユナに言われたんだ。ランゴルチュア山脈ってとこの近くの〈妖精の森〉に来いって。」
「なんと、ユナが伝えていたのか!我もその場所、〈妖精の森〉に行こうとしていた。」
「じゃあ、行く先はそこで決まりだね。不思議に思ってたけど、その場所には何があるの?」
港の、街へ繋がる広い道を歩きながら会話していると、俺のその質問でカルナは立ち止まる。
どうしたのかと思って振り返ってみれば、彼女は俯いていた。
「……〈妖精の森〉には、ユナの体がある。空っぽのな」
「空っぽ……。ユナの、体、アバターはこの世界に残っているの?」
「あぁ。かつてユナと旅をしていた時、三日に一度、数分間、魂のない空っぽの状態になることがあった。そしてある時、我に別れの言葉を告げ、またいつものようにそんな状態になった。いつか起きるのだろうと信じて待っていたが、ついにユナは永遠に目覚めなかった。」
三日に一度、数分間。
それは一年前、俺が毎日病院に通って、現実世界で悠那と出会っていた時間だ。
その度にユナはこの世界から消えて、いや、魂がない抜け殻のような状態になっていたのか。
永遠に目覚めないのは、もうユナがゲームにログインできなくなったから。
「我はそのユナを〈妖精の森〉に運び、信用のできる者に、彼女に指一本触れさせないよう、厳重に保護させた。その後、いろいろありあの島に自らを封印し……そして今、ユウキと出会えたのだ。ユウキの異能なら、兄のユウキならば、眠ってしまったユナを起こすことができるかもしれない。だからこそ、我はもう一度、あの場所に行く!」
カルナは顔を上げ、再び歩き出した。
いつの間にか悲しむような顔をしていた俺の背中をパンと叩いて、もとのいつでも楽しそうな、そんな明るい顔に戻って、俺の手を握り、引っ張る。
「うん。俄然、早く行きたくなったよ。……よしっ!まずはこの島で情報集めからだ。一緒に行こう、カルナ!」
彼女に手を引かれたまま、俺は走り出して、目前に広がる綺麗な街に繰り出した。
そこは人が溢れ、とても活気付いていた。
◇
港の近くの大きな建物の中。
俺たちはそこで、一枚の紙を見つめていた。
『うーむ。どの便も午後からだな。まだ出発まで五時間はある』
そう頭の中で響いたのは、カルナの声だった。
街について早々、俺たちは情報集めのため、溢れる人波の方向にしたがって市役所的な、あるいはファンタジー風にいうなら冒険者ギルド的な場所に向かっていた。
人に尋ねることもあるかもしれないと思った俺は、〈霊体化〉を解除して、誰でも見られるような姿に戻る。
それを見たカルナはそろそろ我も休むかな、と言って俺の中に入って、俺の視覚を共有し、べらべらと鳴り止まない話を繰り広げている。
スズは突如俺の体の中に消えたカルナを羨ましそうに見て、自分も入りたいと思ったのか、この体に遠慮のないタックルをかますが人間に戻った俺はそれを易々とすり抜ける。
悲しそうにしていたが、いまは俺の頭上でふわふわと浮いていて大人しくしている。
街の人たちが誰も驚いたりしていないあたり、俺にしか見えないようで少し安心だ。
「だね。それまでどうしてよっか?」
『美味しいものを食べに行こうではないか!お腹、空いているのだろう?』
そう言われると、ここしばらくずっと鳴っていた、ぐー、という音を聞かれていたのかと恥ずかしくなる。
「……バレてたか。」
『我も感覚を共有しているから、ひもじいのが伝わるのだ。それに、本音を言えば我も何か食べたい!五百年もの間、何もたべていなかったのだぞ!?』
「それは、辛いね。わかった、食べに行こう。さっき外にいっぱい屋台があったよね。食べながら観光しようか」
『うむ!賛成だ!さぁ、出発進行!』
まったく、不思議なゲームだ。
現実世界でちゃんとご飯を食べているのに、ゲームの世界でもお腹が空くなんて。
しっかり味覚はあるし、ここでいくら食べてもお腹が太らないのなら、世のダイエットに悩まされる人たちは大分解決されそうだ。
ところで、俺は今こうやってカルナと話しているのだが、これって側から見たら、何もいないのに独り言言ってる変な奴みたいになるのではなかろうか。
まだ人並みの羞恥心はある俺は、後ろを振り返って、人の目線を気にしてしまうのだが、その小さな独り言をかき消してしまうほどの、たくさんの人と話し声で溢れかえっていて、誰も俺を見ていないことに気づくと少し安心して胸を撫で下ろす。
まぁ最悪どう思われてもいいか。カルナに返事をしない方が怒られそうだ。
そんなことを思いながら、俺は外に出る。
扉を開けば、その先にはあの建物の中以上の人がいた。
どこをみても、そこには必ず何かの営みがあった。
やはりかなり都会な街のようだ。最初に訪れたあの広場で感じた賑わいも圧倒されるものだったが、これはそれ以上。
話し声、笑い声、それに鼻を誘惑するような甘味な匂いだって、そこには人由来の栄えの象徴が全身で感じることができる。
この島は中心に山がある。
だがそれは成層火山のような大きなものではなく、ほんの少しの地層の隆起。
最初に訪れた島のように手付かずの自然が行き届いていたのとは違って、ここはその山の斜面まで開発され、どこまでも人が住んでいる証拠が広がっている。
日本で言えば長崎市、世界で言えばポルトガルのリスボンのような坂道の街。
そんな壮大に広がるその街を、上から一度見てみたい、と俺は食を探しながら登っていくのだった。
◇
『ん〜〜!これは、うまいなっ!幸せだぁ……』
足を止めベンチに座り、俺は魚を串刺しにしてこんがりと焼いた、磯風薫る、200G程度で買った売り物を食べていた。
それを腹からかぶりついて、その濃厚な味わいを堪能していれば、頭の中で声が響く。俺はそれをよく噛んで飲み込んでから、その声に答えた。
「味覚も共有できるんだ……。美味しいね、これ」
自由に霊体と生身の体を切り替えられる俺とは違って、カルナはずっと物質をすり抜けてしまう体のまま。もちろんそれは食べ物も同様なようで、手に取れなくて悲しんでいた。
それでも“食べた”という感覚があればいいようで、俺の体に入り、なんとも不思議な、自分の食べたものを脳内で食レポしてくれるという体験を味わっている。
なんか、いいな。
同じ釜の飯を食う、という言葉じゃないがそれ以上に仲が深まる感じがして嬉しい。
これは自分のためにだけじゃなくて、カルナのためにもおいしいものを食べてみたいという気も起きてくる。
「それにしても……いいとこだねぇ」
『あぁ全くだ。景色からも、売っているモノからも、この島がどう発展してきたのか、わかるのがまた面白い』
俺は長い坂道をいろんなものを見ながら歩き、ついにたどり着いたのが、海抜百メートル以上はある高さから見下ろせる公園のような場所のベンチだった。
ご飯を食べながら、そこからは視界を埋め尽くす大きな町が一望できる。
涼しい風と、暖かい陽射しを浴びながらその風景を何気なくみつめていた。
スズも気持ちよさそうに、ベンチの横の空いているスペースで丸まって寝ている。
「へえ。あんまり意識したことなかったかも。たとえばこの島はどう?」
『そうだな。まず、ユウキが食べたように海の魔物由来の食物や製品、それらまとめて漁業が盛んなようだ。あの港を見てみろ、船がたくさん停まっているだろう?』
カルナが指差す先は、俺たちが不法入港してきた場所の隣り。街からはほど遠いが、確かにそこには客船でも軍艦でもないような小さな船がたくさんある。
「本当だね。島国だから、海が近いから当たり前なのかもしれないけど」
『ユウキの世界では漁業は簡単なのかもしれないが、実はこの世界で一番危険なのは海なのだ。地上産の生物は基本海洋の魔物に不利だからな。海の資源を使おうというのなら、それなりに環境と技術が整っていないとできない』
「……確かに。さっき見たようなあんな大きな魔物に襲われたら沈んじゃうね。海を越えるのって大変なんだなぁ」
『あぁ。だが、その代わりに海は我々にとてつもない恵みを与えてくれる!地上の数倍もの手付かずの鉱物、底の知れない海の底、深海に生息する古代種!そんな資源を求めてサルベージで生計を立てる部族なんかもいるし、遠くには海の魔物と人間が混じった人魚なんかも住んでいる地域もある!冒険者ならば海に夢を見ないものはいないさ』
カルナはそんな海の魅力を熱心に語ってくれた。
つい聞き入ってしまうほど、ロマンチックで、憧れる話だ。知らない世界の、知らない常識のはずなのに、こんなにもワクワクしている俺がいる。
『そして、この島はおそらく漁業の他にも貿易、観光業で有名だな』
「どうして……ってそうか。海が怖い世界だから、丈夫な船があるってだけで物や人を運ぶのに有利なんだね」
『おっ!正解だ。我がそう考えた理由はまだもう少しある。じゃあ加えてもう一つ、答えてもらおうか!ヒントは、街行く人の顔をよく見ることだ』
人の顔?なんだ、と俺は落ちないように作られた柵に体重をかけて、行き交う人々の様子を見る。
本当にたくさんの人だ。
小さい子もいれば、杖をついているような老人まで、男も女も関係なく、その街で過ごしている。
そしてそれは【人間】だけではなかった。身長が三メートル程度の巨大な人、はたまた一メートルにも見たないような小さな人、肌が青い人、耳が長い人。ファンタジー感溢れる、多様なひとがそこにはいた。
その光景を見て、俺はあっ、と気付く。
「いろんな人、たくさんの種族の人たちがいるってことか。交通手段があれば、遠くで生まれた人たちが一つの場所に集まれるもんね」
『そうだ!種族というのは大体固まって国家や集落を形成することが多い。少なくとも我の時代はそうだったし、今が昔よりどれほど移動手段が変わったのかはわからんが、その考えは変わらないだろう』
それに、と付け加えてカルナは話す。
『愚かな人間たちのことだ。種族が多様であればあるほど、差別という概念は無くなることはないだろう。……それでも、こんなに多くの種族がこの場所にいるということは、ここが国際的に中立な貿易輸送国家であることの何よりの証拠だ』
“差別”という言葉に、あの島の地下にいた【獣人】を想起する。この島にもそんな悲劇の地下が隠されていないといい。眼下で営む人たちの笑顔には、偽りのものではなく、心からのものであってほしい。
そんなことを祈る。
「……でも、面白いね。こんな景色からいろんなことがわかるんだ。旅って感じがする」
俺が疑問に思ったことを、なんでもすぐにカルナが答えてくれる。そんな物知りな彼女と共にいれば、いままで見えてこなかった視点のモノに興味を持ち始める。
本当に素晴らしいゲームだ。
まさに第二の世界。そこには設定という名の歴史が意味が、詰め込まれている。
『……実はな、ユウキ』
街の様子を見ながらそんな物思いに耽っていると、カルナは小さく、懐かしむように切り出した。
『我にこの楽しみ方を教えてくれたのは、ユナなんだ』
優しい声色だった。
「ユナが?」
『あぁ。ユナは、人の幸せ、というのが大好きだった。喜ぶ顔がなによりみたいから無償の人助けをしていたし、そんな誰かの笑う顔の理由を、いろんなモノの歴史や背景を考察して、他の誰かにその喜びをわけてあげられないかとそう本気で考えていた』
……。
悠那はやっぱり、本当に【勇者】だったんだな。
『そして、想像するのが、なによりも好きだった。どんな時でもロマンを追い求める、そんなユナの姿勢に我はだいぶ感化されていると思う』
「確かに、小さい頃からもずっと、ユナは優しい御伽話みたいな不思議な世界の、暖かいハッピーエンドが好きだったなぁ」
在りし日の小さな妹を、目の裏に浮かべて風を感じる。
誰かの幸せを叶えられるように、ユナはこの世界で生きていたんだ。俺はそれがたまらなく嬉しい。
「ねぇ、カルナがどうやってユナと出会えたか、聞いていい?」
ユナとカルナは、【勇者】と【魔王】で、そして親友だった。そんな彼女たちが、かつてこの世界でどんなふうに関わっていたのかを知りたいと思った。
『うむ。いいぞ。……まず我が初めて出会ったのは、〈妖精の森〉、だったんだ。』
「それっていまから目指そうとしているところ、だよね」
『そうだ。我はその森にずっと閉じ込められていた。……いいや、出ようとしなかった、というのが正しいか。』
嫌な記憶を思い出すかのように、普段よりずっと落ち着いた声で話すのを聞いて、深く聞こうとするのをためらってしまう。
それでも俺は尋ねてしまった。
「なにが……、あったの?」
『……じゃあ、ちょっと隣に座って話すとするか』
彼女がそういうと俺の体から飛び出して、具現化し、スズが寝ている方ではないベンチに座る。
俺も彼女の手に招かれてその隣に座らされる。
そして俺と同じ景色を違う場所で見ながら話し始めた。
「“魔法”という力をヒト族が扱えるようになる前の太古の昔。我はその不思議な力を生まれながらにして身に宿す【妖精】。そう、【種族】から【人間】とは違っていたんだ。親がいて子が生まれるのではなく、我は自然の中で突然“命”を得た。自分がどうやって、なんのために存在しているのかもわからない。だから、理由を持って存在している【人間】と関わるのが怖くて、ずっと森で、過ごしていた。」
彼女の表情からは昔を懐かしむような、穏やかでどこか悲しそうな感情が読み取れた。
俺はうん、と軽い相槌を打ちながら彼女の言葉を想像する。
「でもどこかで【人間】と関わってみたい、なんて思った気持ちがあったんだ。我は森の中で人間と出会い、そして我の魔法を見せた。……『神様』だとか『天使』だとか言われてしまったよ。そんなことを続けて、いつしか我は、人間たちを守る守護者だ、なんて祀られるようになった」
魔法がない現代世界に、そんな力を持った存在がいたらそう思ってもおかしくはないだろうな。
「だが人間が“魔法”を使えるようになると、我は途端に『魔王』だなんて言われるようになった。石を投げられるようになった。森を焼き払われてしまうようになった。我は、悲しかったんだ。………だから、我はもう二度と人間とは関わらないと、そう決めて、心を閉ざして、忌み嫌った魔法で《妖精の森》を封鎖して、……何千年もの間、閉じこもった。」
想像するだけで胸が痛くなるようなそんな経験を、俺は彼女に、辛かったね、なんて適当で軽い言葉を使って声をかけることはできなかった。
「そんな我の手をとって、外の世界を見せてくれたのが、ユナだったんだ。ユナとふたりっきりの旅をした。そこからの時間はあっという間にすぎていった。たくさん面白いことを知った。人間の、世界の素晴らしさに気付いた。」
カルナは目を見開いて、この街の景色をその眼に焼き付けようとしている。
「そして、ユナがいなくなった。我は彼女を取り戻すために、本当の【魔王】になった。ユナと過ごしていた時間よりも、孤独に過ごしていた時間の方が何千倍も長いはずなのに、我は五百年という短い間でこんなにも寂しいと感じてしまうようになったのが、悲しい反面、ユナとの出会いが、我の生涯を丸ごと変えてくれたような気がして嬉しかったんだ。」
カルナは自然とベンチから立ち上がっていた。
そして柵に手をかけて、突如訪れる吹き荒れる風を全身で受け止める。
陽の光に照らされる彼女の後ろ姿はやっぱり、神々しく美しいものだった。
俺もつられて立ち上がって、カルナの隣に立って言った。
「ユナは、カルナにとって、とっても大きな人になれたんだね」
「あぁ!大きいなんてもんじゃない、我の人生そのものだ!」
眩しいぐらいの燦々の笑顔。その表情に並々ならぬ想いを抱いて、俺の体を〈霊体化〉させる。
どうしていきなりそんなことをしたのか、自分でもわからない。けれど、彼女に触れられるこの手で、俺は彼女の頭を撫でたかったんだ。
頑張ったね、とかいろんな感情を全部含めて、俺はただ彼女のことを想いながら、手を添えて、共に夕陽を見つめる。
「……!ふふっ、どうしたんだ?ユウキ。そんなにこの美しい我に触りたくなったのか?」
茶化すように笑いながら、その手を抵抗もせず受け入れる彼女に俺は真剣に答える。
「あぁ、そうだよ。君のそばにいたいんだ」
「っ……!」
その言葉に動揺するように、びくっと体が跳ねるように硬直して、赤くなった顔を背けて隠そうとする。
俺はどうしても彼女の姿に重なってしまうユナの面影を感じて、そんな歯が浮くような恥ずかしいセリフを言ってしまったのだと、今気が付く。
それでも撤回はしない。本心なのだから。
穏やかな空気に包まれながら、俺は次の言葉を綴った。
「はやくユナの元へ行こう。そして全てが終わったら、ユナも合わせて、みんなで一緒に旅をしよう。……約束だよ」
それを聞いたカルナは、少しの驚きがあった後、はっはっはと豪快に笑って、そうだな、と目元を拭いながら言って俺の服を掴む。
「あぁ、約束だ!」
袖を掴んだその腕は、上に登り、そして俺の手を掴む。
そして引っ張りながら眩しいぐらいの笑顔でこう言ったんだ。
「まだ出航まで時間は残っている!ユナの元までもかなり長い旅になるぞ。下に降りて買い物を続けよう。ほら、ついてこいっ!おくれるなよ!相棒っ!」
定型分:感想、高評価等励みになるので、お願いします!!!
本当に、お願いします。
毎日、19:00更新。ストック尽きるまで。
───
これで一章の区切りが気持ちよくつきました。
次からは二章に入ります。
カルナとのバディものは変わらず、目的を抱えて彼らの旅は続きます。
ちなみに今ストックは120話分あるので100日ぐらいは持ちます……………!




