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誰かの声が聞こえた、誰かの悲痛を感じた、誰かの望みが聞こえた。


この時代に来てから凄く強いエネルギーを感じる。色々な人が出してるエネルギーではなく1人からの強いエネルギーだ。


私は隣を見る。どうやら重治も感じたようだ。目的の人物にも関係していそうだ。


エネルギーを感じた方向に進む私。どうやら急がないと間に合いそうにない予感がする。


少しスピードを早める。後ろにしっかりといるのを確認して、重治に目配せをしてから光のような速さで目的地へ一直線に加速する。


「待って、こんなに速いのは聞いてないんだけどー。やばい死ぬって運動得意じゃない人にこれは拷問だよー」


重治が何か言っているが大丈夫だろう彼なら。少し気にはなったがまあいい。着いたら聞いておこう。


目的の場所にはついたようだ。初めて使ってみたが思いの外便利だ。


重治の方を見ると何か疲れているようだ。近づいてさっき何を言っていたんだと聞こうとした。急に起き上がり私の肩を掴み大声で怒りを出す。


「僕のこと殺す気なのかな!。僕は怒ってるよ!。ふん、。あの力を使うのはわかってたけどあれだけ速いなんて聞いてないよ、というか説明してもらってもない。身体はもうボロボロだよ!。元の体よりも丈夫ではあるけど限度があると思うなー。」


重治は何故かカンカンに怒っているようだ。能力のことはある程度理解されてる筈なのだが、どうやら違うらしい。


「何の説明が必要なのか?能力に関しては君に与えた時にほとんどわかるようになった筈なのだが。」


「ある程度は理解してるけど、数が多すぎるんです!。こんなのすぐに理解できるわけないでしょ!。もうちょっと人間を理解しなさい。これからはもうちょっと人間の目線になってくれると嬉しいねー。」


「そ、そうか善処しよう。もう少し人間の目線で考えてみよう。理解が足りなかったなすまない重治。」


「次からは頼むよカオナシ、何かするときには目配せとかじゃなく、言葉で教えて欲しいね。キミノコトシリタインダカラ。」


「最後の方なんか言ったか?」


「なんでもない、ほら行くよ目的の人のところへ!」


彼のことをあまり怒らせるようなことはしないのが最善ということがわかった。人間は怖いと理解した日だ。














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