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前を見て走ろう

作者: 降井田むさし

なんか最近、何回も危険な目に合っている気がする。

特に、自転車に乗っているとき。


自転車で走る道には、たくさんの危険が潜んでいる。

何回も危険に遭遇しているが、これもかなり怖かった。


これは、半年前くらいの話だ。

この日も、いつものように朝、自転車で通勤していた。


いつも、通学する高校生と、すれ違ったり。

追い抜かれたりする。

この日も、自転車通行可能な歩道を、走っていた。


何回も、高校生の群れとすれ違っていた。

その時、下を向いて漕いでいる高校生が見えた。

かなり離れていたから、そのうち前を向くだろう。

そう思って漕いでいたが、ずっと下を向いたまま。


左側の塀際を、僕は走っていた。

危険を感じて、下向く自転車高校生の、右に避けようと思った。


でも、右の前からも、違う自転車高校生が来ていた。

歩道の右の際からひとり。

そのすぐ左奥から、もうひとり。

そのすぐ左奥から、ずっと下を向いている高校生が来ていた。


だから、左の際に身を残すしかなかった。

仕方なく止まった。

左の塀に極力寄って寄って、止まって。

ぶつかって来ないことを願った。


高校生が、下を向いたまま横を通ってゆく。

僕の服に、高校生の何かが、かすった。

それくらいで済んだから、良かった。


一歩間違えれば、大変なことになっていた。

最近、運が悪い。


でも、骨折以外は何もない。

自転車での危険は、何回もあった。

だけど、自転車では特に、怪我してない。


運が悪いなかでは、運が良い方だ。

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