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『門』をめぐる戦争と優しい寓話  作者: 実茂 譲
パランテロ先生
12/46

個人と所属団体

 昔はきちんとした軍服を着た男が演説台に立ち、正しいのは自分たちだけであり、自分たちが属する共同体――軍、国家、サッカーチーム――と運命を共にすることの重要性を説いたものだが、それは結局、軍というものが、民間人を徴用してつくられた集合であったからだ。ところが、『門』をめぐる戦争は人を殺すことに文句ひとつ言わず、罪悪感すら抱いているかも怪しい子どもたちが主力兵器だったから、演説がなくとも軍を率いることができた。便利ではあるが、技のあるペテン師がいないのは寂しいと評価する向きもあるだろう。だが、そもそも『門』の存在がペテンである可能性はないのだろうか? そうだとしたら、二年間の殺し合いは無駄なものとなる。だが、その可能性はなかなかに高い。結局、いまだに『門』がどんなものなのか、誰がつくったのか、まったく分かっていないのだから。

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