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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キミへ

作者: はんぱもの

ただ日々を浪費するキミへ


寝て、起きて、働いて


寝て、起きて、働いて


そんな、何の変化もなく、何の面白さもなく、何の意味もない日々を送り始めて一体何年経っただろうか。


きっかけはタダの弱さ。


現状に甘え、進もうとせずにただ時の流れに身を任せ……そして、ふと気付いたら後戻りできなくなっていた自分に嫌気が刺し、全てから逃げた自分の弱さ。


親が折角、金を出して通わせてくれた大学も辞め、なんとなくで始めたバイトが辞めるに辞められなくなり、それ以外にする事なんてないから働きづめの毎日。


生活費以外に使う金はといえば惰性で続けたソシャゲの月間パスと、オカズに使うAVぐらい。


金は貯まれど使い道もなく、欲なんて殆ど無くなって……



が、今の自分を一番表すのに適切だろうと思う今日この頃。


酒に溺れようとも思ったが、存外弱かったらしく度数の低いリキュール缶を飲んだだけで直ぐに寝てしまう。だから溺れようにも溺れられない。


何にも逃げられず


何にも縋れず


現時点から進むことも退くこともできない……そんな、キミへ。





私から贈る言葉は


「それでもいいじゃないか、生きているなら。」


生きていればいつか、無から少しの有が生まれるだろう。

ナニカしたいと思える時が来るだろう。

誰かに、必要とされる時が来るだろう。


だから、今は生きているだけでいいんだと、今の君を肯定しよう。



いつか、日々を消費できるようになるキミへ

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