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ハジマリ
まだなろうとかがない頃に、web小説を少し書いていた者です。
久しぶりに友人からいい話を聞けて、物語を書いてみたくなったので書き始めました。
では、星に願いを込めて始めます。
あか、赤、紅、緋、アカ
ーー目の前があかに染まるーー
動悸が止まらない。
肉体と精神が限界だと意識が飛ぶ。
ーー目の前に赤が飛ぶーー
痛みと呼ぶには程遠い衝撃が身体を走る。
ーー目の前を紅が奔るーー
真っ赤に染まり、それは風景と重なっていく。
ーー目の前と緋が重なるーー
振り落とされるは無慈悲な狂気。
ーー目の前のアカと目が合うーー
その異形の姿に恐怖する。
衝動に身を任せ逃げ出す。
走る奔る駆ける翔る。
それでも離れない。
目の前がーーあかくーーなる
あか、赤、紅、緋、アカ
アカ、緋、紅、赤、あか
黄昏
誰ぞ彼
それは誰が言った言葉か
そして、【僕】は声にならない悲鳴を上げた
まずはプロローグから