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神の手違いでゴブリンに!?ゴブリンだけど最強です。

作者: ねこまあ

俺は神谷(かみや) (わたる)

高校2年生だ、そう今青春真っ只中だ。

え?青春真っ只中なら彼女は居るのかって?

青春の形が恋愛なんて誰が決めたんだ?大体ねいくら高校生でも誰もかれもが(ry


コホン、それでは俺の青春はどんなものなんだって?それは・・・ライトノベルを読むことだ!もうラノベを読み始めて3,4年ほど経つが飽きるどころか読む度にラノベの魅力に取り憑かれていく始末。

大人達はラノベのことを不純だとか為にならない、等と言っているが俺はそうは思わない。だって(ry


ふぅ、また熱くなってしまった。

っと!いかんいかん今日は『冴えない僕の脳内ラブコメR(リュウ)×R(リュウ)』の第810巻が発売される日なんだった!

しかも今回は初回限定盤に登場ヒロイン全員集合のクリアファイルがあるんだった!急がねば!





ふぅ、なんとか買えた。まさかラストだったとは・・・・・後ろの人のあの顔といったら・・・・・ナンマンダブ

あぁ、早く読みたい・・・・・ちょっとくらいなら歩きながら読んでもいいよね?歩きスマホと同じだよね?

うっひょー今巻は俺の推しキャラのアリスちゃんがメインじゃないか!


ーーーラノベに夢中になっていた俺は気付かなかった


「おい!少年!赤信号だぞ!!」


少年?俺のことかな?

そう思って顔を上げると・・・・・


ーーー迫り来るトラックの姿に

























「ハッ!あれ?確か俺は今・・・・・」


白、白、白そして白

周りを見渡すとそれぐらいしか言い表せないような空間?に居る。ここに何時間もいると気が狂いそうだ


「確かに死んだはず・・・・・」


俺は確実に歩きラノベをしてトラックに引かれたんだが、それにここは?


「ここは次元の狭間じゃよ」


突然声が聞こえてきた

その方向に視線をやると


ーーー銀髪碧眼の美幼女が居た


誰だ?コイツは


「儂はお主らのとこでいう『神』と呼ばれる存在じゃよ」


見た目幼女で爺口調で自称神とか完全に痛いやつじゃないですかー


「じ、自称神じゃない!それに爺口調は...なんで爺口調になったんじゃろうな?」


「俺が知るかよ!!!ってあれ?俺今まで口に出してた?」


コイツ!!!俺の心を!!?


「神じゃからのう」


「(笑)」


「ムキー!!なんじゃ!!(笑)とは!!」


















「早く本題を話してくれよ神様」


「・・・・お主がそれを言うか...まぁいい、さてどこから話そうか」


「そうだな、俺はこれからどうなるんだ?」


「簡単に言うと異世界に勇者として召喚されて俺tueeeeeしてもらい、魔王を倒してもらう」


それを聞いた時俺は心の中でめちゃくちゃ喜んでいた。だってラノベと同じような展開なんだぜ!?そりゃワクワクするさ


「よっしゃ!!!これで俺もハー「しかし」れ...なんだ?」


「このような美味しい展開は普通誰かを命懸けで救ったりして、それで転生なり召喚なりをしてもらうじゃろ?けどお主の死因は?」


「歩きラノベによる不注意死・・・・・」


「そうじゃ、だからと言ってお主並みに適性を持った魂を見つけるのはとても骨が折れる。そこでじゃ」


「そ、そこで?」


「このつけは来世のお前に払ってもらおうと思うのじゃ!!!どうじゃ名案じゃろう?」


「どういった形で...?」


「うーむそうじゃな、まず普通は前世で郷の深いものが転生するオークや、ゴブリン等あげれば色々あるがいわば人類の敵、と呼ばれるものに転生してもらう。お主だとゴブリンかのぅ」


ま、まじかごめんよ来世の俺


「うーむこれでも少しツケには足らんから、トラブル体質とかも付けてようやく釣り合うかのぅ」


マジでごめん来世の俺


「しかし、救済作もやろう...そうだな、これからお主が救いに行く世界に来世のお主をゴブリンとして転生させてやろう!」


?それのどこが救済作なんだ?


「つまりはお主が今から行く世界でゴブリンの地位向上を図ればいいんじゃよ!」


なるほど!それで来世の俺のために少しでも負担を軽くしてやろうという訳か!!


「うむ、そういうことじゃ。おっと少し話しすぎてしまった。ではこれから召喚を行っている王城に送る。

せいぜい達者でのぅ」


その瞬間、閃光が俺を包んだ






















目を開けるとそこは森だった

んー?ここはどこだ?


普通なら城の大広間にいて後のヒロイン候補のめっちゃ可愛いお姫様がようこそ勇者様!なんて言って俺の伝説が始まるはずなんだが、誤召喚かな?


まぁとりあえず周りを探索してみるか


ん?


ん?(二度見)


ん????(三度見)


...んんんん?なんで可愛い可愛い僕ちんのお手手が緑色なんだ?


そして近くにあった池を恐る恐る覗いてみると


そこにあったのは、これ以上ないくらい緑色な僕の顔面でした


「あのロリ神やりやがったなあああああああああああああああ!!!!!!」


俺の叫びは虚しくも森に響き渡った。

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