第二百十四話 罪を憎んで人を憎まずって言うけど、悪いのは罪を犯した奴じゃないか。
エスティント教会。
創世神エルリアーシェを頂点に頂く地上界最大の宗教、ルーディア聖教の一派であり、比較的歴史が浅い故に柔軟な教義解釈と緩やかな戒律で、近年では他宗派を凌駕する急成長を見せている。
その始まりは、たった二百年ほど前。
厳格な戒律は民に寄り添っていない、と考えた聖人グラナートが、自らの故郷で小さな教会を建てたのが始まりだと言う。
その後、魔王の恐怖も忘れ去られ長い平和を享受する世界の中で、宗教が救いの全てではないと気付き始めた若者や前衛的な主義者たちによって信徒は増えていき、今や聖央教会、トルディス修道会に次ぐ大派閥となっている。
そんなエスティント教会だが、弱点が一つ。
それは、構成する神官が若輩中心とあって、聖教内での発言力が弱い、ということ。
発足からしばらくの間、エスティント教会は、人数こそ多いが烏合の衆、という認識から脱することが出来ないでいた。
その境遇が変わったのが、約三十年前のことである。
エスティント教会に、聖別を受けた姫巫女が誕生したのだ。
姫巫女とは、創世神の託言を受けるために心身を徹底的に清められ育てられた、究極の「箱入り」と言える。
一切の穢れを知らず、欲望を知らず、苦難を知らず、与えられたものだけで満たされなければならない、受動的な人形。
だが、どんなに清らかな環境で細心の注意を以て育てたとしても、候補者の娘らが全て姫巫女の資格を得るわけではない。
と言うよりも、資格を得られる娘は、ごく稀にしか現れない。
それを敬虔な使徒は「神の思し召し」と考えるが、結局のところは運に左右されるところが大きく、幸運にも姫巫女を得られた宗派は聖教内での立場を強め、不幸にもそれを失った派閥は凋落する。
ルーディア聖教内でのパワーバランスに欠かせない重要な駒。
姫巫女が持つもう一つの役割である。そして表立っては言われないが、それこそが姫巫女の本当の役割だと言う暗黙の了解もあった。
創世神による神託を受け、姫巫女として選ばれたとき、その娘は十になるかならないかだった。
しかし、幼いながらも歴代の中で最も優れた資質を持つとまで言われたその姫巫女は、他派閥からも一目置かれる存在になっていった。
彼女の受けた神託により、いくつもの都市が魔獣の侵攻や疫病の魔の手、自然災害から救われた。
その姫巫女の傍らには、常に一人の神官が付き従っていた。
姫巫女よりも五つ年上のその神官は、彼女の世話役兼護衛兼教育係でもあり、外界との繋がりを一切絶たれていた姫巫女にとって、絶対的な信を置ける存在。
そして、それ故に、彼女らは道を誤った。
否、それは前衛的な教義を持つエスティント教会だったからこそ起こった災難だったかもしれない。
神官は、他の同輩と同じように、エスティント教会の新しい教義に触れて育った。
神の教えは人を縛るためにあらず、人を人たらしめるためにあり。
神の名の下に自由であることこそ、神が望み給うた人の道。
曲解されてしまうとなんでもあり、になってしまう教義であることから、長老会が厳しく目を光らせていた。そのおかげで、秩序破壊が行われることはなかったのだが。
それでも、自分の感情に素直になる、という行為が、他の宗派に比べて好意的に取られていたことも確かだ。
姫巫女と神官が、いつしか愛しあうようになったのも、或いは必然だったのかもしれない。
無論、いくらエスティント教会とてそれは赦されざること。
清らかであらなければならない姫巫女と、それに仕える神官がそのような関係になるなど、決してあってはならない。
それは神への裏切りであり、信仰への冒瀆。
ルーディア聖教最大の禁忌であり、赦されざる大罪。
だが、世間を知らぬ無垢な…言い換えると愚かな姫巫女と、年若い神官は、それが罪だと気付いていながらも自分たちの感情を御するには、あまりに未成熟だった。
神殿の奥深くに隔離された姫巫女とその世話役という関係を利用し、二人は周囲の誰にも明かさないまま逢瀬を続けた。
幼い二人は、自分たちだけの世界に溺れていたのだろう。
罪の自覚はありながらも、秘匿していたが故にそれを咎める者もおらず、遠い神への信仰よりも、目の前の愛しい者を慈しむことを選んだ。
それは、聖職者でさえ…否、姫巫女と従僕の神官でさえなければ、微笑ましい関係でしかなかった。
しかし彼女たちは、教会の中でも特に清らかさと自律と崇高さを求められる存在。
立場を忘れた二人の行いは、鋭い刃となって自分たちの元へと返って来た。
……姫巫女が、子を宿したのだ。
浅慮な二人は、非常に慌てたことだろう。だが、時すでに遅し。
こうなった以上は二人の関係を隠し通すことも出来ず、それは長老たち、そして大神官の知るところとなった。
本来は、重い罰が二人には与えられるはずだった。
彼女らの行いは、神だけでなく全ての信徒への裏切りでもあったのだから。
だが、エスティント教会はこの件を秘匿した。
知る者が少ないという事実を利用し、何もなかった…姫巫女の懐妊も、神官との関係も……ことにしたのだ。
その理由は二つ。
一つ、今ここで姫巫女を失うわけにはいかない、ということ。
姫巫女の出現で、教会内での発言権を増したと言うのに、このような不祥事で姫巫女が解任されたとあれば、エスティント教会の名は地に落ちる。信徒も離れ、嘲笑と侮蔑の対象となるだろう。
そしてもう一つ、その神官は、他でもない大神官…当時枢機卿を擁していなかったエスティント教会における最高権力者…の息子だったのだ。
結果、二人の関係はなかったことにされた。
したがって、彼らの罪もなかったことにされた。
流石に姫巫女と神官は引き離されたが、それ以上の罰を与えられることもなかった。
ただ一つ、なかったことには出来ない事実が残された。
姫巫女の胎内に宿る赤子。
ルーディア聖教において、堕胎は重罪である。教義の抜け道がないわけではなく、信徒たちには例外という名の柔軟な対応がなされることも多かったが、他ならぬ姫巫女にその例外を認めるわけにもいかない、というのが大神官始め長老たちの見解だった。
口ではさも分かったような言い方をしてはいたが、実のところは、恐ろしかっただけなのだが。
一切の殺生と遠く離れた場所で生きている彼らにとって、生まれる前とは言え一つの命を奪うという決断は容易くない。
ましてやそれが、いと高き神の聖別を受けた姫巫女の子ともなれば。
姫巫女も、神官も、大神官も、長老たちも。
誰一人、その罪を背負う覚悟がないまま、ただ時が過ぎるのを待つしかなかった。
そして、姫巫女は女児を産み落とした。
望まれぬ赤子。両親の犯した過ちの結果。裏切りと冒瀆の証………罪の結晶。
そんな星の下に生まれた赤子が、大切に慈しまれるはずがなかった。
こともあろうに、赤子に最も強い拒絶を示したのは、母親である姫巫女自身。
自分の幼い欲望の結果起こってしまった事態に慄き、愛しい男と引き離されたことに悲観し、神を裏切ったことに恐怖し、
彼女は、全てを生まれたばかりの娘に押し付けることで、自分を守ろうとした。
これは、生まれてきてはならなかった。
これは、罪の証……罪そのもの。
全部、この子が悪いんだ。自分は悪くない。何も悪くない。
悪いのはこの子だから、この子が償わなければならない。
ああ神さま、どうかこの罪深き娘に罰をお与えください、この子に償いの機会をお与えください。
あなたが与えて下さらないのならば……私が代わって、与えましょう。
この子が悔い改めるまで。この子の罪が、浄化されるときまで。
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グリードは、お茶を飲もうとしていつのまにか飲み干していたことに気付いた。
ポットから自分でおかわりを注いで、唇を湿らせる。
「まあ、流れで分かると思うけど………その姫巫女が生んだという娘が……」
「ベアトリクスだ……ってわけか」
俺は、飲む気の起こらないお茶のカップを見下ろしていた。
何処に視線を置いたらいいのか分からなかったからだ。
俺は、ベアトリクスに対しては比較的ドライな感情を持っている…と思う。
それは彼女自身がそう仕向けたものでもあるのだが、適度な距離感の関係……と言うか。
これが仮にアルセリアやヒルダの話だったら、多分…いや、間違いなく俺は即座にサン・エイルヴに戻り、彼の地を焦土へと変えていただろう。
そのくらい、胸糞の悪い話だった。
アルセリアやヒルダとは違い、どこか俺と距離を置き、懐に踏み込ませないようにしていたベアトリクスだが、それでも俺は彼女を自分の仲間だと思っている。
魔王として…ではなく、リュウト=サクラバとして。
“神託の勇者”の補佐役として、そして“七翼の騎士”の同輩として。
ベアトリクスは、俺の側にいる人間だ。
その彼女が与えられた理不尽な仕打ちに対して、俺の中で荒々しい感情が渦巻いているのが分かった。
強く自制しないと、ぶちまけてしまいそうだ。
俺がなんとか暴走に耐えていることを確認すると、グリードは続ける。
「まあ、彼女が受けた具体的な仕打ちに関しては省くことにするよ。私も命は惜しいし、ここで世界を滅ぼされても叶わないからね」
……それは、話せば俺が我を忘れるくらいに怒り狂うような内容だ…ということか。
「ただ、唯一の救いが、彼女の父親が、まあその、臆病で優柔不断で浅慮で無知で愚かではあるのだけれど、搾りかす程度の良心を持ち合わせていた…ということかな」
散々な言いようだが、当然だ。
無知であることを半ば強制されている姫巫女とは違い、その男は自分たちの行いが何をもたらすことになるのか知っていた…或いは知ることが出来たはず。
こんなことになる前に関係を終わらせることも、こんなことになってしまった後もケジメと責任を持つことも、出来たはずなのに、しなかった。
……男として、人間として、クズである。
「……それで、密かに私に連絡を付けてきた。彼とは面識が多少あったからね。父である大神官はこの件では頼ることが出来ないし、他の長老たちも同じく。娘の存在が公になってしまったら、もしかしたら内々に処理されてしまうかもしれない。そこで、私を頼ってきたわけだ」
昔から、聖央教会とエスティント教会の仲は悪くないと聞く。
なけなしの良心を総動員して、その神官は娘を救おうとしたのか。
「正直、私は迷ったのだよ。下手をすると、こちらまで火の粉を浴びることになる。聖央教会にまで飛び火することは、避けなければならなかった。しかも当時の私は、七翼を退いて大神官になったばかりで、今ほどの権力を持っていたわけでもないから」
……しかし、グリードは彼女を救った。
超合理主義者の彼にしては、意外な選択だったと言わざるを得ない。
「だけど、アンタは手を差し伸べた」
「まあ、向こうの大神官に話を通して、彼女の身柄を聖央教会で預かるように持っていっただけなんだけどね」
グリードはそう言うが、事態の大きさと彼の立場を考えると、そう簡単な話ではなかったはず。
そして何より、ベアトリクスにとっては正に蜘蛛の糸。
「あの子を初めて見たときにね。その……当時引き取ったばかりのアルセリアと、とても良く似た目をしていたんだよ」
グリードに引き取られたばかりのアルセリア。
“魔王崇拝者”たちに生贄として育てられた、死ぬことが約束されていた少女。
そのアルセリアと、同じ瞳。
…………マズいな。
ちょっとイライラが、ヤバい具合に煮えてきた。沸騰直前である。
ここいらで差し水でもしないと、辺り一面焼け野原になりそうだ。
「…グリード、ちょいタンマ」
俺は断りを入れると、席を立った。
そのまま、中庭の方へ足を進める。
落ち着け、俺。
一旦頭の中を空っぽにしよう。
目の前の景色だけを見て、余計なことは考えるな。
……季節の花々が咲き乱れている。
グリードみたいな狸親父の憩いの場にしては、随分と華やかと言うか何と言うか。
凛とした色合いながらどこか儚げなネモフィラ。
楚々とした白いユリ。
力強い色合いのアマリリス。
区画分けされていて、それぞれの花を中心にバランスを考えて他の花も配置されている。
……これ、あいつらのイメージ……なんだろうか。
グリードの奴、おっさんの癖に気障なことを。
………ふぅ。よし、少しは落ち着いた。
俺は席に戻ると、すっかり冷めたお茶を一気に飲み干した。
「……悪い。続けてくれるか?」
俺の行動の理由を察していたに違いないグリードは、それについては何も言わずに頷いた。
「まあ、当時の私は今よりも考えが浅くてね。深く考えるよりも、どうにかしなければと感じた。それで、……多少強引に、彼女を引き取ったわけだよ。最初は渋っていた連中も、体のいい厄介払いだと最後には観念したさ」
まるで、今の自分だったらそんなことはしないと言わんばかりの表現だが、どうだろうか。
こいつは、確かに冷徹で合理主義な面が目立つけど、芯の部分では誰よりも聖職者に相応しいんじゃないだろうか。
「その後、彼女はアルセリアと共に育ち、途中でヒルダも合流して、強い絆で結ばれるようになった…というわけだ」
……なるほど。全員が全員、与えられなかったり奪われたり、大切なものが欠落した幼少期を体験しているからこそ分かりあえたということか。
……何と言うか、大した苦労もしていない桜庭柳人の人生を考えると、申し訳なくなってくるくらいだ。
「そんなわけだから、当然、ベアトリクスとエスティント教会の関係は非常に悪い、と言うか最悪だ。エスティント教会にしてみれば彼女は抹消したい存在で、彼女にとってはエスティント教会は憎んでも憎み切れない敵。和解するだとか理解しあうだとか、そんな生易しい理想が通用する関係じゃない」
……それはそうだと思う。
エスティント教会は彼女を「赦す」わけにはいかない。そんなことをすれば、今まで彼女に押し付けてきた自分たちの罪を今度こそ被ることになる。
ベアトリクスにしても、連中を赦す理由などないだろう。仮にエスティント教会の方から赦しを乞うようなことがあったとしても(ないと思うが)、彼女が謝罪を受け容れるとは思えないし、受け容れる必要はないとも思う。
……けれども、彼女はサン・エイルヴに向かった。ただ一人で。
何の目的で?
それは、力を得るため。強くなるため。
……それだけのために?
強くなりたいのなら、他に方法があったんじゃないか?
何も、そんなトラウマの元凶に飛び込んでいかなくっても。
何故彼女は、俺を頼らなかったのだろう。
ただ一言、力を貸してほしいと言ってくれれば、いくらでも方法はあったのに。
魔王に借りを作りたくない…と考えるようなタマではないし。
ならば、他に理由があったということか。
……何はともあれ。
「で、あいつは折り合いが悪い…どころか完全に相容れない敵地のど真ん中に乗り込んでいって、その後連絡を絶った……ってわけだ」
「彼らは、ベアトリクスの行方については知らないと言っていたんだよね?」
「そう言っていた。それが本当かどうかなんて分からないし、今の話を聞かされた後だととてもそうは信じられないな」
聖央教会の一員に、しかも“神託の勇者”の随行者に選ばれたベアトリクスを、今になってエスティント教会が排除するのは得策ではない。
下手をすると…しなくても…聖央教会を、グリード=ハイデマンを敵に回すことになる。
だが、連中が言っていたように、ベアトリクスが訪ねてきて和やかにお喋りをしてそのまま去って行った……なんてことは考えられない。
……あれ?そう言えば………
「で、アスター=マスグレイヴはこの場合、どういう立ち位置になるんだ?」
見たところ、アスターはベアトリクスに悪感情は抱いていなさそうだった。寧ろ、ベアトリクスの方がアスターに対しよそよそしい感じはあったけど。
「私がベアトリクスを引き取ってすぐ、彼女の母親は姫巫女の座を退いた。そして例の神官と正式に結ばれて、そして生まれたのが彼、アスター=マスグレイヴというわけだね」
………って、何それ。
正式に結ばれてって…………関係は切れてなかったのかよ!
なんつークズ人間どもだ!他人様のご両親を捕まえてこんなこと言いたくないけど!
よくもまあ、ベアトリクスを苦しめておいて平気な顔で結婚とか出来るね、しかも子供まで産んじゃってさ。
アスターが枢機卿などという高い地位にいられるということは、彼は「公認された」子供なのだろう。
彼らは、一体どんな気持ちで我が子を抱いたのか。
……僅かでも罪悪感があってほしいと思うが、どうせ無理だろうな。
「彼は、姉に対して同情的だよ。ご両親がバ…もとい、やや世間知らずであるに関わらず、不思議なくらい真っ当に育ったようだね」
……グリード、「バカ」って言いかけただろ。
まあ、全面的に同意だけど。
「ただ、古参の長老たちの手前、あまり表立って彼女を擁護するのも難しいみたいだ。…どのみち、ベアトリクスの庇護者は私であって、彼ではないのだけどね」
さらりと言ったグリードだったが、その言葉に込められた意味は大きかった。
そして、そういうところがこのおっさんの好ましいところである。
「さて、ようやく本題なのだが、リュート」
改めて俺に向き直ったグリードは、厳格な枢機卿筆頭の顔をしていた。
「私、ルーディア聖教枢機卿グリード=ハイデマンは、“七翼の騎士”リュート=サクラーヴァに命じる」
俺の正体を知りながら、平気な顔で命令という形を取る。
が、今回ばかりはそれを甘んじて受けよう。
考えてみれば、こいつにはっきりと「命令」されたのは、初めてな気がする。
「聖央教会特任司教、ベアトリクス=ブレアの行方を調査し、彼女が窮地に至っている場合はこれを救出せよ。そのために取り得る手段は、君の判断に一任する」
「俺の判断に一任…って……いいのか、本当に?」
それは最悪、魔王の顕現ってことになるんだぞ?
だが、グリードはやっぱり一筋縄ではいかない狸親父だった。
「ああ、構わない。以前にも言ったが、私は君を信じているからね。君が、彼女を不幸にする選択をするはずもないと、分かっている」
……言いやがるな、こいつ。
が、俺を理解しているようで何より。
グリードがお墨付きをくれたわけだから、俺は俺の最善を尽くすことが出来るというわけだ。
………魔王だとか人間だとか関係なく。
まったく、食えない親父だ。やっぱり俺は、こいつの掌の上で踊らされているような気がしてならない。
が、そんなに悪い気分でもないことは確かだ。
「了解、ボス」
ま、こいつが弁えているうちは、踊らされてやろうじゃないか。
実は、姫巫女の処女性には何の意味もありません。教会のお偉いさんたちが勝手に言っているだけで。
重要なのは精神の処女性、要するに清らかな心の持ち主(邪念がないという意味で)ということなので、条件に該当すれば子持ちのお母さんだって姫巫女になれたりします。
そもそも処女=清らか とか、気持ち悪い考え方だという気がしなくもない……。要するにそれ、男は汚らわしいものだって言ってるようなものじゃん。




