表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/240

2-56. 久しぶり!!

 

 □□□□□□□□


 何となく予感はあった。

 むしろこうなるだろうと思っていた。

 馬車が揺れ御者が馬車を止める。小窓から外を覗き立つ。


「ちょっと2人とも馬車の中に居て。僕外に用事があるから」


「どういうことですの?」


「わかった、オレは馬車に居るよ」


 ランは疑問に思い、スタンツは僕に賛同してくれた。


「ちょっと知人が会いに来てくれたみたいだから会ってくるね」


「グリム?」


 僕にもこれ以上の説明はできない。何も分からないのだから。ランの疑問に答えることなく馬車を出る。


 そこにいたのはワイバーンだった。

 いや、ワイバーンとハーティットだった。


「やぁ、久しぶり。何となくここに来れば会える気がしてね」


「久しぶり、ハーティット。ずっと君のこと気になってたんだ」


「ぼくもだよ、グリム」


 しばらくハーティットと見つめあう。


「ちょっと上に行こうか。ワイアットに乗って。ワイアットっていうのはこの子の名前ね」


 乗りやすいようにワイバーンが体を(かが)めてくれる。

 後ろを見るとランが馬車から降りてこちらに向かってくるところだった。


「連れに一声かけてくるね」


「わかったよ」


 まずはハーティットに一声かけてからランのところへと向かう。


「ラン、ちょっと彼と上空に行ってくるね。すぐ戻ってくるから」


「嫌ですわ。次は私も連れていってくれる約束ですわ」


 そう言えばそんな話をしたな。でもその話に了承をした覚えはない。とはいえ、うんって行ってないから連れていかないでは彼女は納得しないだろう。


「ごめん、男と男の話し合いなんだ。申し訳ないけどランは連れていけない。すぐ帰ってくるからスタンツと馬車で待っていて。ごめんね」


「...わかりましたわ」


 一体何を納得してくれたのか分からないが引き下がってくれて有難い。

 ランを馬車に見送ってハーティットの所へと戻る。


「終わった?じゃあ乗って」


 僕が背に乗りワイバーンが翼を羽ばたかせる。

 が、飛ばない。


 あ。


「僕自分で上に行くよ」


 サイコキネシスを使い自分の体を浮かせ上空にてハーティットを待つ。そういえばモンスターにも僕の無効化は有効だったんだ。ワイバーンって翼を羽ばたかせて飛んでいると思っていたけど魔力で飛んでたとはいま知った。

 降りたことによりワイバーンが飛べるようになりハーティットが僕の所までやってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ