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2-48. 案内中!!

 

 □□□□□□□□


 アズニエル家の屋敷は4階建てである。地下を入れれば5階建てだろうか。しかし地下に僕は立入禁止だ。これはジークや古参の使用人の方針なのだが裏方は見せないということが徹底されている。

 なので案内出来るのは1階からだ。1階は主にゲスト用の空間である。

 屋敷に入って向かって左の1階部分は大広間である。

 小規模のパーティならここでも開けるくらいの広さがある。大広間以外に2部屋あるがこれは控え室でパーティがないときは使わない。


「1階左には大広間と控え室しかないよ。右には来客用の応接室があるね。あとその隣にリビングも。右はゲストルームが3つ。一部屋一部屋独立した一軒家くらいの広さで家族で過ごせるくらいには広いかな。各部屋にキングベッド1つ、ダブルが3つあるから人数も結構泊まれるかな。トイレもお風呂もあるよ。あとはテーブルやソファもあるから部屋から出なくても(くつろ)げるようにはなってるかな」


 本来ならスタンツはここのどれかに泊まって貰うことになるが今回は僕の部屋だ。


 応接室とリビングを見せ階段を昇り2階へと向かう。


「2階左側は遊戯室、シガールーム、図書室があるよ。遊戯室ではビリヤードやスヌーカー、チェスなんかのボードゲームにトランプとかのカードゲームも用意されてるよ。シガールームはまだ僕らには関係ないかな。図書室の蔵書は子供から大人まで幅広い層の人が読める本が置いてあるよ。右側にはギャラリーがあるから興味があるなら誰かに案内させるよ。あと2階にもゲストルームが1つあって今はランが使ってるんだ」


 ゲストルームが4つもあるが五大家と言うんだから4つはないと足りないのだ。アーデおじさまが王都を出ることはほとんどないがそれでもシャルノット家が当主に代理人を立てて王都意外で五大家が集まることもある。そしてそのときにハーミンク家が泊まるのがいまランが使っているゲストルームだ。彼女にとってはいつもの部屋なのである。


「もしギャラリーに興味がおありなら私が案内致しますわ」


「あー、うん今のところ興味無いかな。なんだか壊したりしても怖いし」


「わざとじゃない限りは父も母も怒らないと思うよ」


「怒られることが怖いわけじゃなくてなんか置いてあるものが貴重なんだろうなって思うと見に行くのも怖いんだよ」


 まぁ直接触れるようになってるし万一壊したりしたら怖いよね。僕も逆の立場なら興味もないのに見に行って壊す確率を上げたりしたくない。

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