2-5. 実験動物!!
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「何これ、何これ。え?どういうことだろう。当然あたしは魔力持ちで1人で触ってもこんな現象は起きない。ということはこれは彼の影響に寄るものだろう。けどなんでこんなことが起きるんだろう?他者への干渉が起きている?通常手を繋いで触っても触れている対象の魔力値を観測するからこれはつまりグリーム君の魔力値0の影響が起こっているわけで魔力値0ということはあたしは魔法を今現在使えないということか。え?これすごいことなんじゃないのか。どういう原理でこうなるのかとりあえずそれは置いといて、もちろんそこも追究したいところだけど。これすごく汎用性が高い事象のような気がするんだけど」
ティアナさんが独り言をただひたすら呟き続け一区切りついたところでまるで実験動物を見るような目で見られる。きっといまの僕はハムスターよりも扱いが悪い。
「いやだってこの子さえいればどんなモンスターからも魔法攻撃を受けないってことじゃないの?ドラゴンも討伐出来ちゃうんじゃない?え?これすごいよね」
すごいテンションで言われる。僕自身初めて知った事実だったが彼女のテンションのせいであまり受け止めきれない。
「君討伐隊に志願すべきじゃない?そしたらだって君が触ればどんなモンスターからも魔法攻撃受けないわけだから討伐率は格段に上がるよね?」
便利なアイテムのように言われる。装備品か何かのように。
「いや、それ僕近づく前に魔法攻撃で死ぬか触れたとしても物理攻撃で死んじゃう...」
今日は学校が休みの日だけど学校が休みということは研究所も休みなのである。部屋には誰もいない。研究所ってブラックなのが普通なんじゃないの。
誰も止めてくれない。
僕のことを研究する王立研究所の所員はギフト科のときも含め休日出勤である。
「ちょっと待ってね。君の有効性について書き出してる」
スラスラと片手でメモを取り続ける。
もう僕はどうにでもしてとういう気分だ。
綺麗なお姉さんとずっと手を握っているのに気持ちは冷ややかだ。




