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2-1. 王城にお邪魔します!!

本当は第二章にしたかったのですが章管理の使い方がわからずサブタイトルで区別する形になりました。

わかりにくくてすみません。

 

 □□□□□□□□


 ギフテッド。

 前世では高い潜在能力や知能を持っている人のこと。

 今世ではギフトという魔法以外の能力を持つ人のことを指す。


 僕はいま王立研究所のギフト科に通っている。

 本日は休みにも関わらず学園の制服を着ている。


 前回の事件で僕に科されたお咎めは夏季休暇までの私用外出禁止と王立研究所への貢献である。


 週末の休みどちらかを奉仕活動に費やしている。


 学園の裏門、男子寮近くの門から直通で行ける王城にある王立研究所に行く。


 裏門に立っている衛兵に話しかけられる。


「やぁ、少年。今週末も王立研究所か」


 通行許可証を見せ門を通してもらう。


「うん。夏季休暇に入るまでは毎週来ることになると思うよ」


 この門は学園から王城にしか繋がっておらずあまり利用者が多くない。

 おかげで門に立っている2人の衛兵とは知り合いになってしまった。


「そうか。行ってらっしゃい」


「うん。行ってきます」


 桟橋を渡り学園を囲んでいる堀を渡る。

 渡りきった王城側にも衛兵が立っている。


「僕の名前はグリームです。王城にある王立研究所に用があるので通らせてください」


 許可証を見せ言う。王城側の衛兵は私語を喋らない。学園側にいる衛兵が僕に話しかけるのも学園内部には学生が多いし威圧感がないようにあえて話しかけているのかもしれない。学園の理念上名乗るのはファーストネームだけでいいが通行許可が下りるのに少しだけ時間がかかる。


「アズール学園所属グリーム、入ってよし」


 そう言われて門が開く。

 石壁に木で出来た門が開かれ僕が通ると直ぐに閉まった。そこは短いトンネルのようで上にも巡回の兵がいる。王城への門扉はいついかなる時でも厳重である。僕がこの時間に門を通ることは予め通告されている。

 まぁ国の要だし厳重なのは当然だ。

 ここには王様以外にも五大家当主、または家族が住んでいる。その他にも上流貴族の一部が我先にと王城に住みたがる。王城に住めることが貴族のステータスなのである。


 王城に入り王立研究所に真っ直ぐ向かう。

 ここには父の住んでいるアズニエル家の屋敷もあるが正直学園側の門からは遠い。いまは私用外出禁止という咎めもあるので余計向かう理由がない。


 王立研究所は学園の裏門から近く実は学園から建物の上部は見えている。様々な研究をしていてギフト科以外にも魔法科、病理科などがある。


 僕が今日向かうのはギフト科と言いたいところだが魔法科である。

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