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5-30. いつものこと!!

 

 □□□□□□□□


 来た道を帰るだけ。どこか実験が出来そうな適当な場所を探していた往路とは違いはっきりと目的地が決まっている復路。王都を目指せばいいだけなので馬車はスムーズに走行する。行きと同じく御者はノッカーさんが務めてくれる。


「今日はありがとうございました。皆も協力してくれてありがとう」


 一応実験したことにより無効化の許容量について知ることが出来たのでお礼を言う。そもそも僕個人としては許容量なんて発想は出てこなかったのでその点に関しては感謝である。そしてスタンツはともかく他3人は急に要請されてついてきてくれたのだ。勿論スタンツにも来てくれて感謝している。これで今後ティアナさんについての会話をしやすくなった。


「意外と楽しかったぜ」


「ワイバーン乗れて楽しかったにゃ」


「今日は暇でしたからいいですわ。また誘ってくださいませ」


「お役に立てたなら嬉しいの」


「あたしは仕事だからね。それよりお友達今度紹介してね」


 それぞれが返事をする。僕に魔法を撃ち込むだけの作業が楽しいとはどういうことだろう。そして3人で遊んでいたように見えたのに暇だったのか。


「今度会った時に話しときます」


 ティアナさんの頭の中は今ハーティットでいっぱいらしい。先程からずっとその話題ばかりである。とはいえはっきりとしたことを言うと後々大変なことになりそうなので言葉を濁す。


「あぁ、楽しみだな。まずは魔力値測定器使うでしょ。それで魔力値測って属性も判別するでしょ。あとは何しようかな。やっぱ今日みたいに外に出て実験だよね。今日は気付くのが遅くて招集かけられなかったけど上級魔法士に協力してもらうのもいいよね。いや魔法士に協力してもらわなくてもモンスターを狩りに行けば実戦的な魔法の有効活用が出来ているのか見れるかな」


 彼女がひたすら喋るのはいつものことなので僕は気にならない。ただ他の4人に関してはあまり見慣れない光景に戸惑っている。僕らの学友ですらこんな感じに独り言を言う人物はいないのに大人がこうだと特異なものを見るような目で見ても仕方ない。


 そんな5人の様子を眺めていたら突然馬車が止まった。

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