表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
177/240

4-41. 邪推!!

 

 □□□□□□□□


 僕らは二手に別れてお店を探す。何故か二手と言ってもスタンツとそれ以外という二手だが。ランが僕の所に残って護衛という仕事上ハドレアドもこちらに残った。僕とランが分かれていたら僕についてくるんだろう。モンスター捕獲の時から一貫して僕についてきているし。


 一通り近場を見てスタンツと合流しようかと思い探してみると誰かと話していた。飲食店の店員さんだろうか。ナンパするために別行動したがったのかな、僕らももうそういうお年頃だからななんて呑気なことを考えていたが何だか様子がおかしい。女性店員の腕を引っ張っている。ナンパには時には強引さも必要かもしれないが仕事中に引っ張っても成功しないだろう。


「何やってるの?」


 揉めているのかと思いスタンツと女性に声をかける。


「やだ。私はもうここに住んでるんです。もう連れてかないで」


 一体何のことだろう。スタンツは引っ張ってどこに連れていこうとしたのだろうか。


「リティシア姉さん。ここに住んで幸せ?」


「私今は幸せよ。自分と家族のことだけを考えて生活できるもの」


 え。何だこの展開。スタンツのお姉さんなの?感動の再開なわけ?そう思ってしっかりと顔を見たリティシアさんはスタンツに似ていなかった。

 そして僕は勢いよく後ろを振り返る。もう連れてかないでという言葉は()()()()()()()()()()()

 ハドレアドはいつものあの張り付いた笑顔を僕に見せる。だけど何も言わない。まるでボロは自分からは出さないとでもいうかのように。


「お久しぶりです。お姉さん。元気にしてましたか?お姉さんはどうしてこちらにいるんでしょうか?」


 僕は2人の間に割って入る。彼女はこちらを見て最初は不思議に思っていたが恐らくランを見て理解する。ランの容姿は成長しているものの美しさは変わらない。あの時の僕よりは面影があるだろう。


「私はあの後ここに売られたからよ」


 胃の中身が逆流してくるのを感じる。気持ち悪い。ご飯を食べていないから胃液だろう。口を押さえて我慢する。


 何だこれは。

 何なんだこれは。

 僕の意見を取り入れてくれた?


 じゃあなんで4年前助けだしたはずの彼女が売られているんだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ