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4-2. 様々な職業!!

 

 □□□□□□□□


 中等部2年。この世界では平民は中等部卒業後から働き始めるのが一般的だからそろそろ進路について考える時期である。

 ハーティットがワイバーンと共に居ることが出来たのももう学生じゃなかったからだろう。僕の進路はとりあえずこのまま学園で高等部に進学だ。このクラスで就職するのはヒューイットとポルトだけだった。クラスメイト女子全員が貴族なのだから当然だよね。スタンツは魔法士になりたいからこのまま高等部へ進学して勉強しながら魔法士を目指すか魔法士専門の学校へ行くんだろう。今回の職業実践ではっきりと進路を決めるはずだ。僕は一体何の職業を選択すればいいんだろうか。領主という項目があるならそれを選択するけどそんな極々一部にしか需要のない職業は選択肢になかった。

 服屋、デザイナー、武器屋、鍛冶屋、商人、踊り子、拳闘士、薬師、木工師、大工、調理師、憲兵隊など数ある職業から一体何を選択すれば楽しいか、隣国に行けるか。そんな基準で考えて体験してみたい職業を決めてみた。


「冒険者を選ぼうかな。将来なれないだろうからこそ経験してみたいな」


「いいですわね。私も冒険者を選択しましょうかしら。確かに経験してみたいですわ」


「そうだよね。なれないからこそ憧れるよね。あと冒険者って自由で浪漫があるよね」


 冒険者ってのがとってもファンタジーぽくていいしね。それに冒険者ならいろんな所に行けるだろうし。


「ランさん。相変わらずだな」


「何のことかしら?」


 非の打ち所のない綺麗な微笑でランが答える。4年の経過で伸びた手足に大人びた顔立ちは呼吸を忘れる程に美しかった。まだあどけなさは残るもののもう彼女のことを好きな大人がいたとしてもロリコンとは罵れない。

 一応僕も身長は伸びたもののまだ160cmに届くか届かないかといったところだ。ただクラスで1番小さいということから抜け出せただけでも成長だろう。それでも僕よりランの方が身長が高い。スタンツが170くらいあるので2人が並ぶと様になる。

 2人は時々僕がわからないような話をしているのでお似合いだと思う。スタンツはよく休暇中に下の子たちの世話をしたという話をしているので弟妹がいるなら婿養子にもなれるだろうし。

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