あの日の誓い
原っぱに座り込み、お互い向かい会わせになって手を両手を握る。
「汝、私を愛し続けることを誓いますか?」
俺は力強く
「はい」
と答える。
「汝、僕を愛し続けることを誓いますか?」
彼女は満面の笑みで
「はい」
と答える。
・・・小さい頃の遊びのような誓い。
それは常に君と俺との間に存在している。
お互いどれだけ年をとっても。
お互いどれだけ変わってしまっても。
ただ一つだけ変わる事のない純粋無垢な気持ち。
たとえ、あの時のように手を取り合えなくても。
信じ合える。
そんな誓い。