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夢じゃないよね?

 なんか...夢みたい。

 高校で出会ったバサバサした性格の彼。優しくて、ちょっと抜けているところがある。

 実は同じバトミントン部員だったりする。

 そんな彼の事がいつの間にか好きになっていた。

 少しでも近づきたくて部活の買い出しと称して一緒に出掛けない?と誘ってみた。

 彼はあっさりとOKしてくれた。

 異性として見られていないのかも?ちょっと複雑だったけど...

 兎にも角にも次の日曜頑張らなくちゃ!


「うー...お母さん決まらない...」


「そのくらいしっかりしなさいよ...今回だけは私が選んであげるから次からは自分で選びなさいよ?」


「お母さんありがとう!」


 そんなこんなで選んで貰ったのは薄ピンクの淡いイメージを与えるノースリーブに、白く生地の薄いカーディガン。七分のジーンズ。可愛らし過ぎず、なおかつ動きやすい。流石お母さん私の好みがわかっている。


 若干ドキドキしながら待ち合わせ場所へ行くと、普段の制服からは想像が付かないくらいかっこよかった。

 ああ、今日もしかしたら運使い過ぎて死ぬのかも...

 それから必要な部活の消耗品を買い足した後、見たい物があるという事で彼に付き合った。


 お店を見て回った後、私が「喉乾いた...」という呟きを聞きカフェに入らないかと提案してくれた。優しすぎるよ...


 楽しい時はあっという間に過ぎていった。

 帰り際少しだけ名残惜しかったけど仕方がない。

 少しでも時間を共にできたのだから十分過ぎるほど幸せだ。


 歩き出そうとしたら手首を掴まれていて前に進む事ができなかった。


「どうしたの?」


 振り返ると俯いたまま私の手首を掴んでいる彼が。


「...哀川少し聞いて欲しい事あんだけど、いいか?」


 一体なんの事だろうか?明日の部活の事か?


「哀川...今日誘ってくれてありがとな」


「うん?どういたしまして」


「後、俺。哀川の事好きなんだ...えっと...俺と付き合ってください...っ!恥ずい!」


 そう言う彼の顔は真っ赤に染まっていて...


「本当...?わ、私も好きです。こちらこそよろしくお願いします」


「えっ...!こっちこそ本当?なんか玉砕覚悟だったから...」


「本当だよ...すごくすごく嬉しいよ」


 自然と顔が緩んで行く。


「じゃあ、これからよろしくでいいのかな?」


「うん、よろしくね!」


 今回は『ベゴニア(全般)』をイメージして作りました。

 花言葉は『幸福な日々』と『愛の告白』です。他にもありますが、メインはこの二つです。

 書いて欲しい花など、希望がありましたら感想欄にお願い致します。

 次話もよろしくお願いします!

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