表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

第五話という名の設定紹介復活

どうも。ナツルです。

大っ変申し訳ございません!

自分の中では二週間空くなんてないと思ってました!

これからはこんなに空く事はないと思います。 たぶん。


あと、もしかしたら今回の始まり方に不満を抱かれる方がいらっしゃるかもしれませんが、とっとと土台を作りたかったんです。


えと、とにかく遅れて申し訳ございません。

ではでは。

あれから数週間後。

俺は魔法の基礎や軽い戦闘訓練、様々な事を一から、本当に一から学んでいる。

ミュラ曰く、この数週間で俺は“義務教育を終えた程度”にまで成長したらしい。

俺がかなりの急成長を遂げられたのには理由がある。

決して歳を重ねて理解力が上がっているというだけではない。

まず、初めてミュラに会った時に言われた素質があるとの言葉。

しかし何よりの理由は、やはりミュラの教えの上手さだと思う。

ミュラの都合で一回数分の時もあれば、数時間の時もある。

それが一日の内に数回ある。

たった数週間で約9年分学べるのだから、相当上手いんだろう。


さて、ここで今までに学んだ知識を少し整理してみようと思う。

沢山の事を知ったので整理でもしなければ頭が追いつかない。


①魔法を使用するには多くの場合“魔力”と“イメージ”と“唱えるモーション”が必要。

②そもそも魔法とは、魔力を消費して“ありえない現象”を起こす技術。

③魔力ってのは、どんな物にも存在してて、これがない人は今までには発見されていない。

何故なら、魔力は精神とも繋がっている所があり、使いすぎると疲労するからだ。

もちろん個々で量の差があるが、修行次第で増える。

④魔法には、“戦闘用”、“補助用”、“その他”とある。

⑤基本的には全てにおいて“等価”でなければならない。

例えば、ただの鉄を金には変えられない。

だがここで魔力の出番。 魔力は万能な物で、どんな物質にも概念みたいな物にもなれる。

だから、鉄を3として金を5とすると、あと2の魔力を使えば金に変えられる、という訳。

⑥ついでに高校の勉強も教えてもらってる。

学校はやめた。

勿論、自分から進んでという訳ではないが、少しは退屈していたしもしやめるとすれば今以上のタイミングはない。

学校の人達には引っ越し&転校という事になったらしい。

ついでに親父達もこっちの世界に引っ越したのだという。

またいつかお礼いわなくちゃな。

⑦ミカちゃんは本好き。

⑧ラトちゃんはぬいぐるみ好き。

⑨友華ちゃんは性格がたまにおっさんっぽくなる(=セクハラまがいの事をする)。

⑩平均すると大体3日に一度ミュラが夜ベッドに来る。


‥こんな感じかな?

まぁまだあるけど、簡単に整理するとこんなんになる。

なんで俺がゆっくりこんな事考えていられるのかというと、

なんと現在時刻朝の5時。

俺にとっては凄く早い。 いや、これが早くないと感じる人もいるかもわからんが。さらにやたら目が冴えている。

‥さて、何をしようかな。 一応顔を洗ったり等は済ましたから、かなり暇だな。


‥ん?

そういえば昨日の夜ミュラが来た。

いつも通り何も言わずに無言で寝てたけど。

なのに、今横にミュラはいない。

ミュラが相当早起きなのか、深夜に自分の部屋に帰っていたのか。

地味に気になる。


‥探してみるか。


うーん。多分ここかなぁ?

ここは通称“瞑想の間”と言って、そのまま瞑想をするために使う。

“魔力”は使用者がそれを維持すればその上に物を乗せる事も出来る。

だからその上に物を乗せ、それを維持し続ける。

これで魔力のコントロールや総量を鍛えられるらしい。

俺はまだバケツぐらいの大きさの物を三十分位支えられる程度だ。


ゆっくりと扉を開けて中の様子を伺う。


あ、ミュラいた。

うーん。壮観。

何故ならミュラの上に浮かんでいたのは、

なにをかくそうピラミッドである。

いくらなんでも規格外すぎる‥


と、ミュラが俺の気配に気付いたのか、今まで閉じていた目を開けた。


「? !?

ふひぁ!

ゆ、ゆうひゃ!?」

何だかものすごく慌てているようだが、俺の意識は殆どめっちゃぐらぐらしているピラミッドにいっていた。


「ちょ、み、ミュラ!

上!上!」

危ないって!

俺が声掛けるだけでそんなに驚くかフツー!?


「‥とと。

よし。もう大丈夫。」


ピシュン。

ピラミッドが跡形もなくなった……


「どうした? こんなに朝早くに起きてるなんて。

珍しいな。」


「うん。なんか目が冴えちゃって。

それで家探索ついでにミュラも探してたんだけど‥」

本当にこの家は無駄に広いんだよ。

完全に把握出来てるのはミュラだけとの話も。


「おおそうだ。

勇多に渡す物があったんだった。

んしょ。んしょ。


‥あった。」

わあ、ポケットから色んな法則を無視してなんかでっかいのが出てきた。


「てってれ~。 剣~。」

それなりに似てる‥かな?

なんか西洋の剣っぽい。

少なくとも刀っぽくはない。


「え? くれるの?」

そういえば今まで木刀で練習してたな。


「ああ。 私の知り合いに頼んで作ってもらった。


それで勇多。

儀式の時に使った石をこの剣のここにはめろ。」

見ると、その剣の柄の中心に穴が空いている。

その穴に石をはめる。

おお、ロ〇の剣っぽい。


「よし。これでこの剣は勇多の物だ。

ほい。」


「あ、ありがとう‥」

なんか重みが感じられない‥ 多分言葉のせい。


きゅう。


へ? 何今の可愛い音。


「‥勇多。 お腹空いた。」

ミュラが顔を赤くしながら言う。

ああ。 ミュラのお腹の音だったのか。

‥ずいぶんと可愛い音だな、おい。


「ゴメン。 今から作るよ。

居間に戻るね。」


「私も行く。」

ミュラもついてくる。

あれ?

「居間ってどっちだっけ?」

やっぱりまだ迷う。


「ああ。それならそこの突き当たりを右で次に左だ。」


「ありがとう。」

うむ。ミュラと一緒にいると迷う心配がなくて楽だ。


そのまま暫く一緒に歩く。


「あ、あの‥勇多。

そ、その、手を‥」


「手? 手がどうかしたの?」

簡単に見たところ別に異常はないと思う。


「つ、つ……」


「つ?」


「つな…」


「つな?」


「ツ、ツナマヨがいいな! 朝食!

何故か急にツナマヨが食べたくなった!」

そんなに大きな声出さんでも。


「? わかった。

用意しとくよ。」

人間、たまにあるよね、急に特定の食べ物が食べたくなる時。


「‥う、うむ。

……有り難う。」



そして居間に着き、俺は朝食を作っていた。

ちなみに、さっき貰った剣は俺専用別空間、簡単に言えばものすごく大きくてものすごく便利なポケットみたいな物に転送してある。


んでもって、他の三人も起きて来た。


「おっはよ~。

早いね、今日。」


「ふわぁ……

昨日遅くまで本を読んでいたから‥」


「おあよぅ‥

まだねむいよ~。」

見事に息ぴったりだね。

降りて来るタイミングとか。


「「「「「ごちそうさまでした。」

皆完食。

作った身としてはこんなに嬉しい事はないね。


「なぁ、お前達。

今日は皆で久しぶりに行きたい所があるんだが。」


「どこ?

メイド喫茶とか?」


「それは前お前達が行ったばかりだろうが。

そこじゃなくて、少し地獄にな。」

え!? 地獄!?

と、言いかけたがすぐに落ち着いた。

そういや普通に行けるんだったね。なんか感覚がだいぶ違うからなあ‥


「で。 行くにあたって一つ問題があるのだ。」


「? 何?」

まあ多分俺がらみだろうけどね。


「勇多も知っての通り、本来私の近くに男性はいてはいけない。

恐らく、勇多の存在が世間にバレると勇多の命が一分に十回は狙われる。」

マジすか‥

え? 俺何気に危なくね?


「まあこの家の中にいる間は大丈夫だ。

だが、その姿のまま私と一緒に行動すると、いろいろとマズイ。

一応私と弟子達の顔は一般には知らされていないが、万が一ということもある。

人払いはしてあるが、念には念だ。


という訳で、ほい。」

え?

俺がそう言う間もなく、俺の体は光に包まれた。



「? 何がどうなってるの?

ミュラ、ボクに何かした?」

!? 今…


「“おれ”が言えない!

あれ?言えてる。

いやだから、ボクに何したか教えて‥

って! 訳が分からない!」

よく聞いたら声も変わってるー!


「ほら、鏡だ。」

言われて鏡に身を写す。

そこに写っていたのは、ピンク色で短めの髪の幼い体つきの少女だった。


「えぇーーー!?」

これが俺!?


「ボクっ娘かぁ……

‥いいね!」


「自動単語変換付かぁ‥ さすが師匠です‥」


「大丈夫だよ!

可愛いよ!」

おいこら三人娘。


「さあ、出発だ!」


「ちょっと!

せめて説明ー!」

かくして、俺は色々と初体験しつつ、死後の世界へと行くのであった。


マジで後で説明して貰おう‥

ちわっす。ナツルです。

いかがでしたでしょうか?

あれ? 微妙に後書きで書く事がないぞ?

あ、そうそう。

個人的な話でも。

友人にこれを読まれましてね。

かなり恥ずいです。

で、その友人に『主人公順応性高すぎだろ、この世界のウジ虫が』

※一部改変あり

って言われまして。

いやはやまったくその通りなんですが、あえて反論するならば、

『高校生でキャバクラ(子供はいっちゃダメだよ!)行ってるんだからその位のスキルあるんじゃない?』

と返しておきました。

たいして面白くありませんでしたね。


それでは、皆様ご意見ご感想、質問やその他、なんでも受け付けまくってます。

あ、何か5月23日の更新で、ユーザー登録しなくても感想を書き込めるようになったらしいです。


それじゃあ、バイビー!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ