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ママ友とお茶会

ここあちゃんママからお茶のお誘いを受けたが、仕事でいけないと伝えた。

ママ友が出来たが、時間の合わなさに申し訳ない気持ちになる。

ここあちゃんママは旦那さんがいる為、仕事をしていなく、昼間は暇しているらしい。

私とは懸け離れた生活をしている。


「ママ友って難しいですね」

「そりゃ身分も違えば育てる環境も違うからね」


鍋下さんのあっさりした言い方が好きだったりする。


「広く浅くがいいかもね」

「ですね・・・」


休憩中にスマホを見るとここあちゃんママからメッセージが来てた。

「今度子供預けてお茶しましょう!」とのことだ。

仕事以外にリクの里に預けたことがないので、気が引ける。


「どんちゃんいたら邪魔ですか?」と送る。

すぐに返事がきた。


「それだと休まらなくないですか?」

「私は平気です」

「じゃぁココアも連れていきますね・・・」


なんだか温度感が違うのを感じる。


「無理にお茶しなくても大丈夫ですよ~」

「いえ!大丈夫です!いつ休みですか?」

「来週の火曜日なら大丈夫です」

「じゃぁその日の十二時に私の行きつけのお店に集まりましょう!」


URLを送られてきたリンクを押すとおしゃれな外観をしたお店が出てきた。

私はまずメニューを見て犬用のご飯を探す。

どこにも記載されてなく、調べると連れ込みは大丈夫だが、犬用メニューはないところらしい。


「犬用のメニューある所でも大丈夫ですか?」

「あ、そっか!じゃぁ探しときます!」

「ありがとうございます」


なんだか波長が合わないように感じる。

なんだかひと悶着ありそうな予感がするのは気のせいであってほしい。


家に帰宅後どんちゃんにココアちゃんと食事に行くよとどんちゃんに伝える。


「やった!ココアちゃんにも言おう!」

「ココアちゃん知ってるかもね」


どんちゃんはココアちゃんとよく遊ぶらしく、よくお話をしてくれる。

私はどんちゃんのご飯を作りながら、どんなお話をしたか、どんな遊びをしているかを聞く。


バタバタと休みでもありココアちゃんママとの食事会でもある火曜日になった。

どんちゃんの朝ごはんを作り、化粧をする。


「卵焼き美味し!」

「ありがとうね~」


スプーンで器用に食べれるようになったどんちゃんを撫でる。

ご飯も残さず食べてくれるので、作り甲斐がある。


「どんちゃんお絵描きセット持っていく?」

「持っていく!ココアちゃんと絵を描く!」


リュックにお絵描きセットとお箸セットを入れる。

子供用のスプーンがない所もあるので一応持っていく。


「よし!どんちゃん着替えたら行けるぞ!」

「ご馳走様でした!」


どんちゃんはお皿をシンクに持っていくが、届かないので私が受け取ってシンクに入れる。

お手伝いができたと喜ぶどんちゃんに服を着替えをする。

約束の場所まで二十分かかるので、リュックを背負わせて家を出る。


目的の場所までどんちゃんはウキウキの様子で電車の中でもまだかなっと聞いてくる。

「少し遅れます!」とのメッセージを貰ったので駅で待つことに。


「どんちゃんママ!お待たせしました!」

「大丈夫ですよ」

「ココアちゃんこんにちは!」

「どんちゃんこんにちは!」


こっちですと案内してもらったカフェは緑豊かなドッグカフェだった。

店内に入るとエアコンが利いていて、肌から汗が乾いていくのを感じる。

四人席の所に案内されて、どんちゃんがメニューを見てる。


「ぼく、ミルクとハンバーグ食べる!」

「私も同じのにする!お母さんいい?」

「全部食べれるの?」

「食べる!」


私たち母親はパンケーキを頼んだ。


「うちの子偏食気味でお弁当すごく困るからいつもペットショップに売っているご飯あげているんです」

「偏食は大変ですね」

「温めて出すだけだから楽なんですけど、お弁当はそうじゃないでしょ?」


困るんですよね・・・とため息をつくココアちゃんママ。


「なんで喋りだしたのか・・・未だに犬で良かったのにって思うの・・・」

「犬でも偏食は変わらないと思いますよ」

「違うの!犬だったらまだ里親とか手段があったでしょ?」

「喋ったから里親に出せないと?」

「私は()が欲しかったの・・・」


私には理解できなかった。この人はココアちゃんが話せなくても同じことを言うだろう。

ココアちゃんの前で言えるメンタルもわからなかった。どんちゃんとお絵描きしてて聞いてなかったのが唯一の救いだ。


「ココアちゃんの前で話す内容ではないので、また今度にしましょう」

「あ、そうですね・・・」


私は配膳されたパンケーキを急いで食べて、どんちゃんが食べ終えるのを待つ。

一刻も早くこの人から離れたかった。

分かり合えることはない。それだけだ。


「どんちゃんが食べ終えたら帰りますね」

「え・・・私悪い事、言いましたか?」

「いえ、大丈夫です」


どんちゃんが食べ終わったので「帰るよ」とリュックを背負わす。

どんちゃんは状況が掴めていないが、帰る準備をする。

私は一万円を置いてお店を後にした。


「かぁたんどうしたの?」

「どんちゃんには関係ないから大丈夫だよ~」


ママ友が出来て嬉しかったが、波長や愛情のかけ方が違う人とは関わらないに限る。

ココアちゃんが心配要素だが、私にはどうもできないものだ。

どんちゃんを抱っこして電車に乗る。犬だとしても獣人でもどんちゃんはどんちゃんだ。

愛情のかけ方は一緒だ。





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