買い物とプレゼント
今回はお買い物とある人からプレゼントを貰いました!
子供用のカートに乗っているどんちゃんはぬいぐるみを抱きしめていた。
入園に必要な物が書いてあるものを探す。
「どんちゃんお箸セット何色がいい?」
「青がいい!」
青を基準にエプロンやお弁当箱、巾着袋をかごに入れていく。
お昼寝のシーツがないので別日にする。
時間がないので、これくらいにして帰ることにした。
帰りはどんちゃんは疲れたのか眠そうだったので、抱っこしたらすぐ腕の中で寝た。
帰宅後どんちゃんをゆっくりベッドに下す。
私もシャワーを浴びてベッドに潜ったら深い睡魔に捕らえられた。
「かぁたん!かぁたん!」
「おはようどんちゃん」
昨日の疲れを体から出せずに起きる。
今日は仕事だ。
入園の準備もしなくてはならないが、先ずは金銭の確保だ。
軽くお弁当を作って、どんちゃんにご飯をあげて支度を済ませる。
「いってきまーす!」
「いってらっしゃいかぁたん!」
自転車に乗りチャイルドシート付けなくちゃとスマホにメモを取る。
自転車で登園、退園することにしようと思っていたので、ちょうどいい。
「おはようございます」
「田瀬さんおはようございます!」
柊さんに挨拶もそこそこにして、バックヤードに行く。
そこには竹本さんが何か作業してた。
「竹本さんおはようございます」
「おはようございます」
「なにしてるんですか?」
「アルバイトのミスのカバーです・・・」
社員の竹本さんの顔が曇る。
商品は人手不足で社員の負担がすごいことになっている。
その負担は竹本さんに大きくきている。日に日に元気がなくなっているように感じる。
「竹本さんこの動画見てください」
「何ですか?」
私はどんちゃんの力を信じて竹本さんにどんちゃんが歩いている動画を見せる。
どんちゃんがぬいぐるみを両手で持って歩いている動画だ。
私は緊張してた。高橋さんは大丈夫と言っていたが、本当に大丈夫か不安だった。
竹本さんの口が動く瞬間心臓が止まる。
「どんちゃん歩けるようになったんですね!」
「そうなんですよ!」
竹本さんはどんちゃんが歩くことに驚かず、成長に喜びを感じてもらえた。
どんちゃんの魔力は動画からでも効果はあるらしい。
「ぬいぐるみ抱っこしてるの可愛いですね」
「お気に入りみたいで」
竹本さんの顔に笑顔が戻った。
「今度連れてくるので、抱っこしてあげてください」
「絶対連れてきてくださいよ」
竹本さんと二度目の約束をして私も仕事を始める。
一つ一つ仕事を片付けていき、竹本さんが休憩に入りますとバックヤードにまで伝えにきてくれた。
「田瀬も休憩入ろうか」
「わかりました」
私はバックヤードにある、休憩室で簡単に作ったお弁当を食べる。
竹本さんはカップラーメンを買ってきて食べている。
「来月保育園に入園なんですよ」
「もうそんなに大きくなったんですね」
ちょっと待っててくださいと言われ何事だろうと思ったが気にせずご飯を食べる。
十分くらいで竹本さんが袋を持って帰ってきた。
「これどんちゃんに」
「いいんですか!?」
「入園祝いです」
どんちゃんの好きな物分からなかったので・・・と少しばつが悪そうにしている竹本さん。
そんなの気にしないし、どんちゃんの事を考えてくれているだけで私は嬉しかった。
「うさぎのぬいぐるみだ!どんちゃん絶対喜びます!」
「だといいんですけど・・・」
「竹本さんline交換しませんか?」
私はどんちゃんの喜ぶ姿を竹本さんにも見せたいと思い、提案したが、竹本さんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐスマホを取り出してくれて、杞憂に終わった。
「どんちゃんの写真や困ったことあったら言ってください」
「ありがとうございます」
私たちはlineを交換して休憩を終えた。
二時間の残業をして帰宅する。
足が鉛のように重たい。最近歩きっぱなしだったり、立つ仕事で疲労困憊だった。
「かぁたんおかえり!」
「ただいま!どんちゃんにこれあげる!」
「なになに!」
竹本さんから貰ったウサギのぬいぐるみを渡す。
「うさぎさんだ!」
「竹本さんって言う方がくれたんだよ~」
私はぬいぐるみで遊んでいるどんちゃんをそのままにして、ネットショッピングをする。
まずはお昼寝布団セットを検索する。
動物柄の可愛いのがあったのでカートに入れる。
動物柄で集めようと保育園のバッグも同じ柄を選ぶ。
買い物している最中は楽しいが、金額を見ていつも断念するが、今回は本当に必要な物なので罪悪感なく買える。
こうやって自分が犬だけど入園する際こんなにも揃えるのに苦労するのだと知らなかった。
休憩するためスマホをテーブルに置く。
あ、竹本さんに動画送らないとと思い、どんちゃんを見ると、うさぎとひつじを持ってお話させていた。
「こんにちは~いただきます!ごちそうさま!言わないとダメ!」
ぬいぐるみ相手に厳しくしつけをしていたので、それを動画で撮る。
竹本さんに送って寝る支度をする。
「どんちゃん寝るよ~」
「どんちゃんこの二つと寝る!」
気に入ったようで良かった。
私たちはベッドに潜り込み大好きだよと言い合い眠りに落ちた。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
入園ってこんなにも買うものが多いんですね!色々あってびっくりしました!
私は保育園や幼稚園に通わず育った身なので母は違った意味で大変だったと思います。
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