明日は二連休と病院だよ
拙い文章ですが、楽しく書かせてもらっています。
皆様の心にキュンっとくるように書いているんですが、どうでしょうか?
どんちゃんファンが出来るように頑張ります!
どんちゃんと一緒に過ごして明日初めての連休。
今日も早く上がれるように頑張るしかない。
気合をいれて業務を進めようとご飯をふやかそうとお湯を入れようとしたところ電話が鳴る。
三コール以内に出て要件を聞いたところ商品の有無の確認だったので保留にさせてもらい商品担当の人を探す。
商品ルームにきて手の空いているスタッフを探す。
品出しをしている竹本さんを見つけた。彼は背が高いから上にある商品も台を使わずにやっている。
「竹本さん今大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
商品を一旦置いて電話を受け取ってくれた。
商品の有無と伝えて竹本さんはわかりましたと電話の保留を外した。
私はすぐバックヤードに戻り、ご飯をふやかそうとしたらもう既にふやかされており尚且つ鍋下さんがご飯を上げてた。
「田瀬も反対側から手伝って~」
「ありがとうございます」
鍋下さんの言う通りに反対側からご飯をあげていく。
食べない仔は缶詰を加えて上げなおす。
今回の仔達は食べない仔が多いと思う。
「食べない仔嫌いだわ~」
鍋下さんはレバー系の缶詰をドックフードに混ぜながら言う。
確かに時間を取られるし、低血糖が出てしまって病院に行く羽目になる前に食べれるようにした方がいいにきまっているのだが、どんちゃんみたいに喋れる仔がいるわけないので、手探り状態だ。
この頭数が喋れたらノイローゼになるだろうなとご飯をチワワにあげる。
「ただいま~」
「おかえりかぁたん!!」
恒例となったどんちゃんの飛び込みを受け止める。
「ご飯食べようか」
「やった!お腹空いた~」
どんちゃんのお皿にドックフード入れて自分のご飯も用意するため冷蔵庫を漁る。
小松菜を安く買ったので小松菜と鶏肉のオイスターソース炒めを作ろう。
冷凍していた鶏肉を電子レンジで解凍する。
その間に小松菜を切って、オイスターソースと酒、鶏がらスープの素を混ぜて電子レンジを待つ。
「かぁたんもご飯?」
「そうだよ~」
「僕はボロボロ!」
解凍された鶏肉を切り焼き始める。
その間にどんちゃんのボロボロを取り出す。
「お母さんと一緒にボロボロ食べる?それとも今食べる?」
「えー!むじゅかしいな・・・」
足元で悩んでいるどんちゃんにきゅんっとしながら小松菜を入れて炒める。
小松菜がしなっとしたら先ほどの調味料を入れてまた炒める。
鶏ガラのいい匂いが部屋中に充満する。
「かぁたんと一緒に食べる!!」
「んじゃもう出来上がるからあっち行こうか」
調理した炒め物を皿に移しご飯と一緒に持っていく。
味噌汁がないのが寂しいが仕方ない。
「はいボロボロ」
「やった!!」
「いただきます」
「いただきますって何?」
「食材や作ってくれた方へのありがとうって意味だよ」
ごちそうさまと一緒だね!とボロボロにいただきますと言って食べ始めた。
私も見習っていただきますと言ってから食べ始める。
「そいえば明日休みだよ」
「うそ!?いっぱい遊べる!?」
「遊べるし、明日は病院に行くけどね」
「びょいん?」
「具合悪かったりしたら行くところだけど、明日は注射するだけだよ」
具合?ちゅしゃ?と首を傾ける姿が面白い。
行ってみないと分からないから今説明しなくても大丈夫かと自己解決させた。
「首輪つけてみようか」
「くびわ?」
「外に行くために必要なものだから付けてみようか」
「はーい!」
ご飯をかき寄せて口の中に放り込むようにして食べる。
お皿をシンクに置いて水を張る。
落合さんと悩みに悩んで買った唐草模様の首輪を用意する。
「どんちゃん首貸してね」
「どうじょー!」
首輪を首に巻いてカチッと嵌めてみる。
指二本だと緩いかなと思い一本分絞める。
「首苦しくない?大丈夫?」
「大丈夫だよ~」
「よしできた!」
ほぼ毛で隠れてしまっているがどんちゃんは唐草模様が似合ってる。
落合さんと悩んでよかった。
「すごい!これ!」
「すっごく似合ってるよ!」
「これ僕の?」
「そうだよ」
えへへとくるくる回ってる。
「どんちゃんこっち向いて」
「あい!」
スマホのカメラ機能を開いてシャッターを押す。
笑顔のどんちゃんが撮れたので待ち受け画面に設定する。
「明日はそれ着けて病院行こうね」
「やったぁ」
これつけて寝ると言うのでそのまま首輪をつけたままベッドまで運ぶ。
「今日はもう寝て明日に備えようか」
「はーい」
「おやすみ」
おやすみと返ってきてきてすぐ寝息が聞こえたので私も寝に入る。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
次回はどんちゃんが病院に行くお話ですが無事に行けるのかどうかですね!
皆様のブックマークといいねお星さまをお力添えいただけますと幸いです。




