2
とりあえず、川を探すか!何をするにしても水は必要だ。
少し丘の上位まで行けば視界に入るようになればいいけどな。
ひさは軽い気持ちで向かった。
「ヴゥゥゥゥゥルルル」
!?
狼?しかも1匹じゃない。ヤバい、囲まれる!!
ヒサは一目散に逃げ出した。
しかし、狼のような生き物と人間ではどちらが早いか明白であり、ひさは足に一撃を喰らう。
「ぎゃーーーー!!」
(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい)
狼達は涎を垂らしながらひさの周りに集まってくる
何か反撃しないと、奴らは延々と迫ってくるしこのままじゃ死ぬ。
ヒサは周りを見渡して木の棒を見つけた。
狼の目を目掛けて振り回すが、当たらない。当たらない。当たらない。
クソっ!どっかのぼったくりのパチンコ屋並に当たらねえぞ!なんて考えてる場合じゃねえ…
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
数十分後、そこにはひさの骨と髪の毛だけが残っていた。
享年20歳
死因全身裂傷及び出血多量
…
…
…
…
…