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(なんだここ…真っ暗で意識しかない…体も有る感覚が無い…そっか、どっかの死神も死んだ後は無だと言ってたっけ。これが無かぁ…)
ピコピコーン!
突然頭に音が鳴り響いた。
「こっんにちわー!キュートでラブリーな冥界の案内人の天使ちゃんでーす☆」
(キタキタキタキターーー!!!!!この流れはビバ転生!!!)
「ぶっぶー!貴方は自ら命を絶ってしまったので、そんなミラクルな展開は起こりませーん!」
(な、なんだってーー!!!)
「今はあなたの魂に直接話しかけてるんだけど〜、それもそろそろ終わり☆」
「あなたはこの世界で永遠にそのまま無限の時をお過ごし下さいね☆じゃ!バイビー!!」
(ちょ、ちょっと待ってく…)
「待ちませーん!!」
天使ちゃんは、そのまま消えてしまったようだ…。
(くそっ自殺さえしてなければ転生の道が見えたかもしれないのに…だが、天使がいるんだ…神だってなんだって存在するんだな…)