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異世界からのスカウト ~光と闇の狭間に立つ英雄~  作者: 城下雪美
2章 下級貴族:アイリーシア家の過去 (18話~46話)
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補足:世界設定と魔法に関して

ずいぶん更新が遅くてすみません。

その上今回も設定回です。


3章の1話目は早めに更新できそうです。

そろそろストック切れが近い・・


今話も続けて設定の紹介をしていきたいと思います。


またまたメモ書きみたいな感じなので、気にしない方は読み飛ばしても大丈夫だと・・。




■世界■



この世界はいつの大きな大陸(島)で左右に光の連合と闇の国が島を2分するようにして存在し

常に争い続けている状況。


数百年もの間、光の連合と闇の国は互いに攻め込み攻め込まれ、光と闇の境界線は絶えず動き続け

時には中立地帯を作りながらも終わらぬ殺し合いを続けている。



●闇の国

闇の国は圧倒的な実力を持つ闇の王が支配し続けている王国で、それぞれの都市には責任者が任命され統治している。

比較的小さい都市も多いが光との戦いの為全て城郭都市となっている。


光と違い連合国でないためか、王の指示の元で兵士は他国との国境に多く集められていて、首都以外は境界の都市ほど栄える傾向にある。

また非常に守りが固いが、境界の複数の都市がいったん抜かれると大きく侵攻を許してしまう場合が多い。


兵士の個々の質は光の連合に劣るものの数が多く、戦闘は多正面作戦が得意な傾向がある。


基本的にまとまりやすい性格があるためか、王族を頂点としていて貴族制度はない。

ただ圧倒的な強者が王族以外には少ないので王族の強者は切り札となっており、あまり戦場に顔を出さない。



●光の連合

ルーデンリア光国が連合の盟主となって各貴族が治める国がまとまった連合体の国家。

闇に対抗するためにまとまっている。


闇の国と同じくほぼ全て城郭都市だが、闇から最も遠い位置にあるルーデンリア光国だけは城郭がない。


基本的に境界の都市が戦場となるためそこに兵士が多めに配置されているが、多くの国の連合であるためか

いくら闇を警戒するためとはいえ他国の兵士を自分の国に置いておくのを好むものは少なく、境界付近の都市は闇ほど充実した防衛体制はとれていない。


逆に攻め込む場合は国単位の部隊運用が多く、連携した兵士たちによる一点突破が得意な傾向にある。

また兵士はLV20以上という規定が連合内で一般的になっているため、人数は少ないものの質は高い。


基本的には個の輝き(力)を重視する傾向があるため連合内でのごたごたは絶えることが無いが

競わせると大きな働きを見せることも少なくない。


貴族に強者は多いものの、戦場において先頭で指揮を執ることはほとんどなく後方で指揮や支援をするものが多い。



光と闇の互いの情報は行き来することが少なく、光の連合も闇の国も相手の国の直近の情報はあまり持ち合わせていない。

スパイもいないわけではないが、両国とも一部の者しか情報を握っていないため情報を盗むのが非常に難しい。




・ルーデンリア光国


光の連合(連合国)の盟主国であり、連合国の中でも圧倒的な軍事力を誇る国であり、闇から一番遠い位置にある国。

政治体制は国内の4つの貴族から1人女王を選出して統治を行う。


ただ、他の重要ポストは4貴族で分け合っているため、4貴族による共同経営に近い。

以前はルーデンリア光国内の貴族同士で争っていたが、連合の盟主となってからは連合の他国に隙を見せないようにまとまっている。


ルーデンリア光国は盟主国であるものの実際は象徴に近く、光の連合全体に関わる運営は上級貴族との合議制で運営されている。

ちなみに光国内には避難所兼別荘として連合内の各貴族の敷地がある。



・貴族に関して


貴族の家に関しては上級貴族、中級貴族、下級貴族と3つのランクに分かれており

上級貴族は7つある一門のトップを担っている。


一門の上級貴族と中級貴族、中級貴族と下級貴族(直接関係の下級に限る)の間柄は保護者、被保護家の関係と言われる。

一般的に一門は上級貴族が1家、中級が2家、下級が2~5家ある。


あくまで目安だが貴族のランクによって治めている都市の数が違う。

上級貴族は9以上の直接統治都市を所持

中級貴族は3~6の直接統治都市を所持

下級貴族は中級や上級貴族から委任された1~3都市を統治、まれに数都市直接統治している下級貴族もいる。


都市の数によって財力や軍事力、抱えられる一族の人数が変わるため、都市の数は貴族にとって大事な部分。


多くの貴族家は国王(下級の委託都市の場合は都市長)が家のトップになる。

家のトップを下級・中級は家長と呼び上級だけは当主と呼ぶ。

国王、王様、女王などの呼び方は家ごとで違っていて統一ルールはない。

(ただし、一般的に名前を付けず女王とだけいうと、ルーデンリア光国の女王のことを指す)


王族は国王と妻(夫)と子供(継承順位2位まで)に限る。計4名。

代替わりすれば、妻や国王にならなかった子は王族ではなくなり貴族となる。


貴族は(以前の王も含めた)各国王から2親等までに入っているものの総称。

国王の兄弟の子供は、先代の王から見て2親等内なので貴族になる。それ以外の者は準貴族の地位になる。


また貴族と結婚した者も貴族となるが、貴族と結婚した者の兄弟や親などは何の地位も保護も得られない。



・貴族のお仕事


貴族の仕事で最も重要なのは、国の重要な職に就き国を守り発展させること。


>財政担当長や外交担当長などの国の各部署の長

>複数の都市を持つ国(家)なら首都以外の都市の長やその補佐

>参謀、総隊長やその副官、都市の防衛責任者

その他、国の最重要の役職が貴族の指定席となる。


こういう職に就いていない貴族は他の貴族から準貴族と同じくらい下に見られる。

その為、貴族の場合は役職の空きを考えて他家の者と結婚を勧めたり子供の人数を制限することもある。


こういう役目から貴族は国の為色々と学び働いているが

地方の小都市などになるほど堕落傾向がみられ、管理都市がひどい状態になっているところも時々見られる。



・準貴族

準貴族とは非常に不安定な地位で、国王(その家の家長)によって簡単にはく奪ができるものの、世間的には十分に偉い地位。

基本的には一族内の分家が準貴族になる。


それ以外にも、王族が認めて一般の者が貴族の誰かの元へ養子や側近に入った者も準貴族となる。

大体は国のそれなりの役職についているものが多いが、ぶらぶらしている貴族も多少はいる。


国から離れても貴族の場合はそのまま貴族の地位が残るが

準貴族の場合は国から離れた時点で準貴族の扱いではなく一般的な魔法使い(もしくは最下層の野良魔法使い:傭兵)になる。

国が滅んだ場合も同様。その場合は家名は名乗らなくなることが多い。


分家や養子、側近の準貴族の中でも特に優秀な者は、国王付きになったり

本家(貴族)に養子として引き取られて貴族の地位に上がることがある。

この場合はその者の功績とその家以外にも一つ上に当たる保護家の承認が必要。ただし、上級貴族の場合は必要ない。



・傭兵の存在


魔法使になったものの、国に仕えることをせずフリーランスとして生活している者たちは傭兵と呼ばれる。

基本的に傭兵組合所(傭兵ギルド)で生計を立てており、チームを組んで行動しているものがほとんど。

異世界もので言うところの冒険者に近い存在。


傭兵たちの集まりはパーティー、チーム、傭兵団など色々な呼び方で呼ばれている。

それなりのチームは拠点を構えてそこで共同生活しているものが多い。



※参考まで:地位の高さ 左が高く右が低い

王族>貴族>準貴族>国に仕える兵士≧一般人(非魔法使い)>傭兵>盗賊ども




◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆




■魔法■



・魔法を使うために必要なこと


魔法を使うのに絶対に必要なのは精霊との契約。

様々な属性の精霊がいて、特定の属性魔法を使いたい場合はそれと同じ属性を持つ精霊と契約しなければならない。


同じ属性の違う精霊と契約する場合は、その属性の精霊と契約してから1月経過していなければならない。

違う属性ならば1日で何体でも契約可能。


ただし特定のスキルを持っていないと、2番目以降に契約した属性は一つ手前の属性LVの半分までしか行かないので注意。



・魔法の使い方


魔法は魔力の塊(魔法核:魔核)を核として決まった形に配置し、それぞれ決まった魔法核同士を魔力でつなぎ型を作る。


その型内に(周囲も含め)魔力が一定まで満たされると、精霊がそれを変換し魔法が発動する。

これが魔法を使う一連の流れとなる。


魔法の発動タイミングは、術者によって遅らせることが可能。


精霊が魔力に満たされた型を変換して魔法を発動させる時に、その魔法LVに応じて詠唱者が一定量の魔力を消費する。

この消費は、自分の周囲に出している魔力から消費されるため、一時的に防御力が下がりやすい。



詠唱は絶対に必要なものではないが、詠唱することにより精霊からの型への魔力充填速度が上がる。


魔核を配置した型の周囲に魔力を満たすのは精霊だが、その一部を術者本人が内部の魔力を消費し肩代わりすることもできる。

その場合は魔法発動までの時間を短縮できるが、当然多量の魔力を消費することになる。






・魔法書


魔法書は基本的には各属性の魔法協会が認定した印があるものしか販売できない。印がある物は必ずスコアも表記される。

スコアは魔力消費に対する威力の評価の目安。

一定以上のスコアでないと協会から販売許可が下りない。


非常に有名な魔法使いの作った魔法書はプレミア価格になることがある。

特に高いものはオークションが開催されたりする。



・無属性魔法


通常魔法と呼ばれる属性の精霊がかかわっていないとされる魔法。

魔力の満たされた型から魔法が発動する時に何がかかわっているのか解明されていない。

第一属性のLVによって使える魔法が増える。


無属性魔法例


痛覚鈍化:L5:自分の痛みを90%程減らす。完全には消せず他人の痛みは減らせない。戦闘には必須の魔法。

物体移動:L15:自分から一定距離の物体を移動させる。いわゆるサイコキネシス。重さと体積により消費魔力消費が増える。


ひとまず設定回はここでおしまいです。

走りで書いていたメモや頭の中で考えていたことを整理して、羅列してみました。

結果的に自分の為になったんじゃないかな・・と、思いたいです。


見てくださっている皆様、本当にありがとうございます。


修正履歴

19/07/12 魔法の使い方の設定を一部変更。貴族の設定に王族を正式に追加。



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