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異世界からのスカウト ~光と闇の狭間に立つ英雄~  作者: 城下雪美
4章 コウ、師匠になる(112話~183話)
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コウとマナの関係9

ここまでのあらすじ


外への連絡手段が断たれたと感じたマナは、コウの危険性を伝えるためにコウを傷つけることを決心する。

だが、ことごとくそれも失敗に終わりマナは師であるコウと正面から戦うことを決心した。


夜24時、1日の終わりまであと1時間という深夜の時間帯。

そんな真夜中になる時間帯でも、ここルーデンリアは早朝並みの明るさを保っている。


建物の中は外よりやや暗くなるが、それでも周囲を十分見渡せるほどの明るさだった。

そんな中コウは大部屋で1人黒いパネルを見ながら作業をしていた。


パネルには色々な修行用の魔道具が使い方を含めて表示され、必要にあわせて注文が出来るようになっている。

費用は当然アイリーシア家が払うことになるので、コウはあまり迷惑をかけないよう慎重に必要な物を選ぶ。


もちろんクエスには遠慮なく頼んでいいと言われているが、コウは性格からお金に関しては結構気にしていた。

その割にはこの道場を維持する費用に関しては全然気にしていないのだが。


押し付けるように与えられた事もあるし、そもそも維持費がどれくらいかかるのかその手の知識がないため想像ができない。

まぁ、気が付けばこの道場の主に仕立て上げられたこともあり、その辺は仕方ないのかもしれない。


コウは値段を気にしつつも魔道具の性能を確認し、普段から使うのに役立ちそうなものはないか

マナやシーラ、そして自分の足りない部分を補う修行に使えそうなものがないかじっくりと探していた。


「これとかあると便利そうだなぁ。でも数揃えるのはなぁ。・・ん?」


そんな作業中にふとコウは自分の方へ向かってくる気配に気づく。

ここ数日はマナが時々妙な感情を混ぜ込んだ殺気をちらつかせて向かって来るので、普段よりちょっと敏感になっていた。


コウの第一属性は風である。

風属性は戦闘色がそこそこ強く主に空気を操る属性だが、他にも雰囲気など周囲への精神面に関わりのある属性でもある。


精神系にも精通している風属性の使い手なら、視界にない範囲の相手が今抱いている感情も少しは察することができる。


コウはかなり幅広く風属性を使いこなせるので、マナが出す雰囲気をすぐに察知することができていた。

だが今日のは今までの雰囲気とは違っていた。


いつもの迷い・戸惑いが見え隠れするぐちゃぐちゃな殺気ではなく、すっきりとした闘志を秘めた迷いのない綺麗な殺気だった。

それを感じ取りコウは目を閉じ覚悟を決める。


「ふぅ、いよいよか。ここからは失敗が許されないな」

そう小さく呟くとコウは<氷の心>を自分に使って冷静になる。


これを使えば感情的に訴えることは出来なくなるが、そもそも強い覚悟で挑む今のマナに心を込めて訴えたところで通じるはずがない。


むしろミスできない場面であれば、とにかく冷静で居続けられる事の方がメリットが大きい。

コウは音を立て椅子から立ち上がるが、マナが以前のように足を止める気配はない。


普段のコウなら緊張する場面だったが、氷の心で感情が揺れ動かなくなったコウはマナが動じないことを悟り

弟子たちの部屋がある方からやって来るマナに対して、背中で対峙する形になるよう後ろを向いて床に座った。




角を曲がれば大部屋が見える、そんな位置まで歩いてきたマナは一度立ち止まりもう一度心の中で言葉をつづる。


『師匠、今までありがとうございます』

そしてその思いを燃料に心の炎を強くすると、大部屋へと入るため角を曲がった。



大部屋が見える位置に立ったマナは少しだけ驚いた。

どうせコウがいつものように気づいているのはわかっていた。


なんせ先ほど、これまでのように椅子を動かす音を立ててコウがアピールしていたからだ。

だが背中を向けて待っているとは思っていなかったので、思わずマナは足を止める。


そんなマナに気が付いたのか、コウは背中越しに声をかけた。


「ずいぶん遅い時間に来たんだな、マナ。何の用かな?」


「既に気づいていると思っているんですが」


普段より丁寧で、かつ少し距離を置いたかのような口調で話すマナ。

コウはそれを聞いて彼女の覚悟の度合いを再認識した。


すでに話し合いでどうにかなる範囲から抜け出したということを。

そしてここからが唯一彼女と真正面から話し合えるチャンスに入ったことを。


「せっかくだからマナの口から聞きたいんだ。ここで勘違いがあっては大変だからね」


淡々とした口調で語るコウ。

それを聞いてマナは少し黙ったが、コウもただ答えを待つと言わんばかりに背中を見せたまま動く様子もなく何も言葉を発さない。


今回マナは正々堂々コウと戦うために、今までばれた時とは違って武器を手に持たずにこの大部屋へとやってきていた。


コウは背中を向けて話しかけているが、どうせその辺も察知しているだろうと思い、歩いて大部屋の入り口に立つと1度だけ深呼吸をする。

そしてコウの背中を見つめてはっきりと言った。


「師匠、すみませんがあなたを殺します。あなたは危険な存在ですから」


それを聞いたコウは少し考えたかのように間をおいて答える。

「危険な存在になったつもりはないんだけどな。マナには悪人に見えちゃったのか」


「いえ、師匠のことは今でも尊敬していますし悪人じゃないですよ。でも、それと脅威のあるなしは何の関係もないから」


少し厳しい表情を解いて、口調もいつもの軽い感じに近づいたマナ。

それでも動揺する様子は微塵もなく、コウと戦う意思は欠けることはなかった。


そんな雰囲気を察してか仕方ないと言わんばかりにコウは背中を向けたままゆっくりと立ち上がる。

そしてゆっくりと体を180度回転させマナと向き合った。


コウの冷静というかむしろ冷淡ともいえる表情にマナは心の中で少したじろぐも、態度にはあらわさずしっかりとコウの目を見据えていた。


氷の心という魔法は冷静に物事を見れる長所がある反面、後で自分が思い出すとびっくりするくらい冷淡になりすぎる欠点もある。

またその冷淡さが表情にも出やすく感情表現が乏しくなりがちで、場面によっては長所にもなるが短所にもなりえるのだ。


ここではマナを威圧できたという意味ではよかったかもしれないが、半面マナの覚悟を後押ししてしまった事も否めない。

そんなほとんど動じないマナの態度を見て『やっぱこの程度ではだめだろうな』と思いながらコウはマナに話しかける。


「うーん、という事はマナは俺に対して勝算ありという事なんだよね?」


コウは慎重に言葉を選ぶ。

ひとまず最初は殺すという言葉を使わず勝敗という形で表現し雰囲気を和らげようとした。


「もちろんそうなっちゃいますね。まぁ、厳しいのはわかってるけど、絶対負けるとまでは思ってないですよ、さすがに」


「確かにゼロってことはあり得ないもんな」

「そうそう、そういうこと」


コウの雰囲気に釣られてかマナもかなりくだけた口調で話し出し、はたから見ればやや和やかに見えなくもない状況になった。

だが、マナから伝わる雰囲気はコウに対する明確な決意であり殺意だけだ。


「それで・・ここで今からか?」

「うん、そのつもり」


マナがアイテムボックスから盾を取り出し軽く身構える。

普通先に武器だろとコウは思ったが、それが今のマナの心情なのかとも思い、考えていた中じゃかなり厳しめのシナリオで対処することにした。


1歩間違えば取り返しのつかないことになるのはわかっていたが、マナの雰囲気と行動から見る限り

一旦マナには全部吐き出させないと、この問題は解決できないと判断したのだった。



軽く身構えたマナにコウはすっと軽く手を上げる。

一瞬マナが何かの動作かと思って反応したが、コウはその様子を気にもせずに話しかけた。


「マナ、1つ提案があるんだが」


「いいですけど・・今更やめてくれは無理ですよ」


マナは構えを解いて楽にすると困った顔をして答える。


「それはないよ。マナが考えに考え抜いた選択なんだ、師としてそれを無下にするつもりはないから」


「・・そっか。えっと、それじゃなんですか?」


コウの行動は時間稼ぎにも見えマナとしては無視すべきかもしれないが、マナはマナでこの会話が結構嬉しかった。

多分この後はもう、こういった会話はできないと思っていたからだ。


「まずこれからやることだが、少し内容を変更したい」


「はぁ」

マナは少し気の抜けた返事で返す。


マナの最大の目的は、ここで騒ぎを起こしコウと戦った自分を見てもらうことで、コウの危険性を認知してもらい対応してもらうことだった。


もちろんマナがコウを処理できればそれで問題はないのだが、マナから見てもそれが成功する確率は相当厳しい。


だからと言ってちょっとマナが暴れて施設を破壊する、という程度の騒ぎでは肝心の『コウが危険な存在』という趣旨が伝わらないこともあり

袋小路になりつつあった思考で考えついたのが、その身を投げ出すコウへの特攻だった。


だから殺し合いを少し変更するのも、内容次第ではアリかもしれないなとマナは考えた。


「俺からの提案はマナがやろうとしていることを『練習試合』に変更したい・・」


「えっ・・いやいや、さすがにそれは同意できないって。私は、師匠を、殺すのが、目的なんです。わかります?」

一語一語、区切りながら印象付けるように話すマナ。


「あぁ、わかってるってそれは。だからちょっと練習試合の中身を変える。マナの希望も叶うようにね。

 まずいつものような加減や寸止めは無しで武器も全力の物を使っていい」


「でも練習試合でしょ?」


「ああ、なのでさらに条件を付ける。俺と師匠が練習試合をしていた時にやっていたことなんだが、負けた方は勝った方のお願いを何でも聞くという条件を付けるってのはどうだろう?」


「んん?」

マナはよくわからず首をひねる。


そんなマナを見てコウはより詳しく説明する


「そのお願いは命を懸けてでも叶えてあげる、という事にしよう。それならマナが勝てば、希望する俺の命も取ることができる。

 勝敗条件は練習試合なんだから、戦闘不能か死亡、もしくは降参した場合は負け。これでどうだろう?」


「ん~、ややこしくなっただけじゃないですか?殺り合うのとほとんど変わってないような・・」


「ちゃんとマナにもメリットがあるよ」

「へ?」


「もし今から殺し合いを始めれば、師匠たちが遅からずやってきて強引に戦いを止めるだろうね。それじゃマナが目的を達することは不可能だ。

 俺に勝てる可能性はゼロじゃなくても、師匠たちが来ることが前提ならマナが俺を殺せる可能性はゼロだろう。

 でも練習試合なら師匠の妨害を止めることができる。なんといっても練習試合なんだから、危険そうに見えても止めちゃダメだろ?」


「うっ、うん。まぁ・・そう、だね?」


マナとしては一番の目的は外へ知らせることであって、自分がコウを殺すことではない。

もちろんコウを殺すつもりじゃないと成功しないだろうという事から、確固たる決意をもってこの場に臨んでいる。


もう一度言うが、マナはコウをどうしても殺したいというわけではない。


このコウの提案は殺すという方へ傾くものでもあったが、マナの目的がより成功へと傾くものでもあったので

考えた末、マナはコウの提案を飲んだ。


「うん。師匠、その条件でいいよ」

「ありがとう」


コウに礼を言われてマナは少し嬉しくなる。

たとえこれから命がけでやり合うとしても、憎しみ合って戦うより礼を言われて戦う方がマナにとっては嬉しかったのだ。


「それじゃ、お願いついでにもう一つ」

「えぇ~」


マナが嫌そうなだるそうな顔を見せるが、コウは無視して話し始める。


「場所を変えたいんだ。できればこのルーデンリアの外で戦うのはどうかな?」


この提案はマナにとって願ったり叶ったりだった。


この道場内はセキュリティーが高く外部に色々と伝えることが困難だったが、外に出られればそういった要素から解放される。

騒ぎを起こしたことも確実に伝わるので断る理由がない。


外に出ればすぐにフラウーにも伝わる可能性が高いので、コウにとってはここで戦うより危険度は上がるが

いまさらマナがその心配をするのもおかしな話なので、マナは黙って同意した。


「ありがとう。マナが知らなくて俺が知っているトラップとかもあるからね。そんな環境では戦いたくなかったんだ。それに建物壊したら大騒ぎじゃすまないし」


コウの言葉をマナは変な気分になりながら聞いていたが、すぐに気持ちを切り替える。

色々と状況は変わったが、殺し合いをすることに関しては何も変わっていないからだ。



こうしてコウとマナは今から外へ出て、それぞれの思惑を持ったまま練習試合と称した命を懸けた戦いを始めることとなった。


外へ出るために内門の所まで行くと、コウは緊急コードを発動する。

マナは警戒してすぐに動ける体制をとったが、その様子を見てコウが軽く笑った。


「違うよ、マナ。今のはエニメットに知らせる機能を停止しただけ。先に説明しとけばよかったね」


「もう、師匠脅かさないでよ~」


そして2人で門を開け外へ出て、この占有地エリアに一番近い都市内移動用の転移門へと向かってマナとコウは並んで歩き始めた。

誰もいない通りを2人は微妙に距離を取って歩く。


「なんかデートみたいだよね」


マナがちょっと嬉しそうに尋ねてくる。

この状況でそんなことを言ってくるとは、マナらしいと言えなくもないが大した度胸だ。


むしろコウから見ればマナは少し頭のねじが飛んでいるんじゃないかとも思えた。

だが、これはこれで悪くないと考えなおし、コウは話の流れに乗ることにする。


「・・そう見えるかな?だったら嬉しいけど」

「うん・・」


結局それ以降はお互い何を話していいかわらからなくなり、微妙な空気のまま2人は黙って歩き続けた。



街の外周に飛ぶのはコウがマナに好きな場所を選ばせた。

もちろん罠なんか張っていないと証明するためだ。


1人用の転移門で先にマナが転移すると、すぐにコウがその後に続く。

ルーデンリア光国は外壁がないので外への出入りは簡単だが、外周には兵士が待機している詰め所が複数配置してある。


そこでマナと相談し兵士が待機している場所に行って外で実戦訓練することを伝えた。

こうやっておけば戻ってきたときに問題になることもないからだ。


ちなみに光の連合に所属する貴族たちには出入り時の申請が免除されているのだが、万が一の時捜索してもらえる可能性が高いので申請しておいた。


兵士たちは準貴族と貴族様が2人でこんな時間に出かけるのを不思議そうにしていたが、仲の良さそうに見える2人だし逢引きなのかと判断してすぐに了解してくれた。

貴族たちの揉め事には兵士たちも関わりたくないからだ。



そこから少し歩くとコウは魔道具を取り出し1人が十分に座れるサイズの<風の板>を2枚作り出す。


「さぁ、乗って。これでまっすぐ進めるから適当なところで降りるとしよう」


「うん。じゃあ10kmは進まなきゃだめだね、多分そこまではセンサーがあったはず」


マナが宙に浮いた緑の半透明の板に乗ると、コウももう一つの板に乗る。

そして2人を乗せた板はそこそこの速さでまっすぐ進み始めた。



「10kmかぁ、結構あるな。じゃ、しばらくはこのまままったりだな」


コウもマナも互いに目を合わさずに行動し話す。

お互いの思惑で出来た流れに身を任せたとはいえ、想定外の雰囲気に互いに距離感をつかみかねていたのだ。


コウにとってこの状況は思った以上にアリだった。

今はマナに対しては感情を抑え込むのではなく吐き出させたかったからだ。


マナにとってもこの状況は嬉しいものだった。

憎しみ合って最期を迎えるのは、覚悟をしていたとはいえ最も望んでいない形だったからだ。



風の板に乗ったまましばらく進んでいると、突然マナがコウに話しかけてきた。


「で、師匠。ちょっと聞いていい?」

「どうした?」


コウが尋ねるとマナは少し迷った様子を見せたが、そのままコウの方を見ずに質問する。


「師匠はどうして、わざわざ不利になる状況を選んでくれたんですか?」


「不利?あぁ、不利っていうか条件がお互い同等になるようにしただけのつもりだよ」

「私の、ため?」


少し戸惑うようなマナの問いかけに、コウは彼女の心が揺らいでいるのかこれも駆け引きの一種なのか判断に迷う。

迷っている雰囲気は感じるものの、強い決心と思われる炎が揺らいだり小さくなった雰囲気を感じないからだ。


「もちろんマナの為でもあるし、俺の為でもある」


「師匠の為?そんな感じしないけど」


なんかコウが有利になる点があったっけ?とマナは移動する風の板に乗ったまま斜め上を見ながら考え始める。

そんなマナを見ることなくコウは答えた。


「お互いにハンデ無しに全力でやった結果なら、もやっとしないだろ?」


それを聞いたマナが少し笑った。

「・・師匠ってさ、絶対損する性格だよね」


そう言われて、コウは不満そうにしながら黙る。

その様子を横目で見たマナは笑いをこらえようとするも、息が鼻から漏れる。


お互い覚悟を決めた上で、戦いが始まる前までは自然な雰囲気を楽しむ。

マナはこれはコウが与えてくれた幸せなんだと思い、その幸せな時間を大切な思い出にしようと思った。


今話も無事更新できました。

読んでくださった皆様ありがとうございます。


今回は心情を書こうと少しくどくなった点がありました。

まだまだ表現力が足りないなぁ。


感想・評価・ブクマ、色々とやる気にもつながるので頂ければ嬉しいです。

誤字脱字の指摘は本当に助かりますので、遠慮なくご指摘ください。(ログイン必要ですが)

ちゃんと確認して投稿しているつもりですが、自分が書いた文章なだけあって自分が思っている通りに読んでしまうんですよね。。

次話は10/12(土)更新予定です。 では。

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