【登場人物紹介】最新話ネタバレ注意
【六十七話までのネタバレあり】
登場人物も分量も多くなってまいりましたので、途中でふと「あれ、この人誰だっけ?」と困った際にご活用いただければと思います。もしくは「長い読むの大変。ネタバレOKだからこの物語について簡単に知りたい」と思われた際にも活用いただければ幸いです。
繰り返しますが常にネタバレと隣り合わせです。ご自衛のほど、お願い申し上げます。
【ローゼス・ブルー】
通称ロゼブルとは!
主人公は亡国の姫アイリーシャ十七歳。コンセプトは『すべてを失った貴女が手にする愛』で、涙なくして語れない主人公の境遇に涙する乙女ゲームである。
【エルレンテ王国】
この物語の主人公と、乙女ゲーム『ローゼス・ブルー』主人公の祖国。何故か代々王家に生まれるは王子ばかりで主人公たちは奇跡の王女。王都ベルローズは賑わいを見せ、平和で平穏で平凡な普通の国のはずが、乙女ゲームの世界では滅亡済み。
【アルベリス帝国】
大国といえばここ! というくらいには発展している豊かな国で、皇帝の妃は常に三人は存在しているという。ロゼブルの舞台は基本この国。乙女ゲームの世界ではエルレンテを亡ぼしている。
【登場人物(★=ロゼブル攻略対象)】
ローゼリア・エルレンテ
(本編開始時6→最新話にて17)
本来=瞳:紫 髪:緑
変装=瞳:深い赤 髪:深い緑(眼鏡と染粉)
エルレンテ王国の第一王女として生まれ、姪の手に触れた瞬間この世界が乙女ゲームの世界だと思い出した乙女ゲーム好きな前世を持つこの物語の主人公。愛称はロゼ。姪を溺愛する叔母である。黙っていればクールな美人だが実際は行動派。鍛練は欠かさず、その成果は十二歳にして兄レイナスを倒すほど。祖国の滅亡を阻止しようと尽力する中で観光大使制度を作り上げこれに就任。本来の乙女ゲームには登場していなかった人物だがこの世界では祖国滅亡の運命に抗おうと決意する。ノアが初恋。
アイリーシャ・エルレンテ
(本編開始時0→最新話にて11)
瞳:紫 髪:金
乙女ゲーム『ローゼス・ブルー』の主人公。レオナールとミラの娘でロゼにとっては姪にあたる。愛称はリーシャでエルレンテの次期国王候補。ロゼを実の姉のように慕っている。むしろ父親よりも懐いている。さらには憧れ目標としているため、成長するにつれ行動にロゼの影響が見える。礼儀正しく素直で誰にでも優しい子に育つが、ノアのことだけは激しく敵視。
★ノア
(本編開始時7→最新話にて18)
瞳:琥珀 髪:白
ゲームでは『白い影』の名で怖れられた暗殺者。その素性は謎に包まれていたが、幼い頃はエルレンテ王国の国王直属護衛チームに所属していた模様。九歳の時に偶然ロゼと出会い、好敵手、友達を経て互いに特別な存在となる。その後、ロゼを好きだと自覚したことで護衛には向かないと自主退職。アルベリス帝国に潜伏し、帝国の騎士団長、名門ヴィクトワール家の養子、攻略対象の一人ロクスの兄という肩書を得て帰還。
★ラゼット・ハルキア・アルベリス
(本編開始時8→最新話にて19)
瞳:澄んだ青 髪:赤
アルベリス帝国第一皇子にして次期皇帝候補の筆頭。ゲームでは『追放された皇子』として復讐に燃え、口癖は「首を刎ねてしまおうか?」という物騒なもの。しかし十九歳の頃は謙虚にして繊細、悩み多き人物である。お忍びでエルレンテを訪れたことからロゼと出会い、事件を呼び寄せる。ロゼとは良き友人関係。
★ロクス・ヴィクトワール
(本編開始時6→最新話にて17)
瞳:緑 髪:金
ゲームではアルベリス帝国の騎士団長として活躍。実家はアルベリスでも権力を持つ名家。武に秀でていながら見た目は王子様、中身は紳士という殺伐としたロゼブル界において『良心』とまで重宝された癒し枠。しかしこの物語では副団長、義理の兄であるノアの影響か常にネガティブ発言と共にある。ロゼのことは早くも義理の姉と認めている様子。
★イーリス・ジルク・アルベリス
(本編開始時7→最新話にて13)
瞳:深い青 髪:黒
ゲームでは『氷の皇帝』としてアルベリスの皇帝に即位。ラゼットの母親違いの弟で、ゲームではすれ違い兄弟仲は悪かった。しかしここでは兄を追ってエルレンテを訪れ対話し、関係の改善が見られる。
レオナール・エルレンテ
(本編開始時18→最新話にて29)
瞳:紫 髪:オレンジ
12歳離れたロゼの兄、アイリーシャの父。父から王の座を譲り受けたエルレンテの国王。穏やかな笑みを絶やさず優雅に振る舞うが妹に振り回されることは多い。家族を大切にしており、目下の悩みは妻と娘が妹に懐きすぎていること。
レイナス・エルレンテ
(本編開始時17→最新話にて28)
瞳:紫 髪:オレンジ
11歳離れたロゼの兄。明るく親しみやすく賑やかな性格で外交官としての手腕を期待されている。早く結婚したいのが悩みだったが、妹に決闘で負けたことも深刻な悩みとなっている。家族を大切に思うも兄同様、妹に振り回されることは多い。
オディール
(本編開始時13→最新話にて24)
瞳:金 髪:茶
ロゼと親しかった王宮メイド。実家は貴族に名を連ねているが、家の勧める結婚を断り街で愛する人と暮らす道を選ぶ。ロゼに有能さを見込まれ共犯者として観光大使の活動に協力している。
ミラ
瞳:深い茶 髪:金
アイリーシャの母、レオナールの妻、現エルレンテ王国の王妃。ロゼにとっては義理の姉。ロゼのことは実の娘同様大切に思っている。むしろ身分の低い自分を受け入れ娘のことまで大切にしてくれるロゼを神聖視。アイリーシャは母親似。
国王直属護衛チームのみなさん
エルレンテの王を守るために代々組織されている。男女混合チームで活動しているが詳しい素性も構成人数も知られてはいない。ロゼに王女離れした実力を授けた元凶。それなりに仲間意識はある模様。
ドーラ
オディールの旦那様のお母様。オディールから見れば姑で関係は良好。ロゼが街で活動するための身元保証人で頼もしい。昔からエルレンテに住んでいるので街では有名。
マルクス
ベルローズで評判の宿を経営している男性。
ジジ
ベルローズ在住の値切りが得意なおばあさん。かつてロゼと共に『女性が美しさを競いあう大会』に出場した盟友。
マルト
ベルローズ在住の料理が得意なおばあさん。特にカボチャ料理は絶品と評判に。かつてロゼと共に『女性が美しさを競いあう大会』に出場した盟友。
レナ
ベルローズ在住の若い女性。観光活動の協力者で主に海辺を担当。
カルヴァン・ドニス
アルベリス帝国の大臣ではあるが、ラゼットが皇帝になることを望んでいない過激派。ラゼットを害しようと企み事件を起こすがロゼに阻まれる。ゲームには登場していない人物。
ここまでありがとうございます。