幼女の道も一歩から
脳みそ足りないなりに書いてみました。さてさていつまで続くのやら
「そこなあにゃた」
ピッコロを超えた、超高音ソプラノボイスが聞こえた。聴く人によっては超音波
の音域だろう。恐ろしい
ちなみに彼女?が声を掛けなければ信号がトランザムしていたことに気づけなかった。今頃惨めな肉塊に変わり果てた美少女が見られたことだろう。南無阿弥陀仏
「あたし大事なナニかを落とした筈なの。だらかね、昨日拾ったものをあたしに
教えて欲しいの」
よく見るととんでもなく小動物だった。見た目年齢は二桁に満たないだろう・・・
あと、噛んだ。カワ(・∀・)イイ!!
彼女はゆるふわうぇーぶ、現代日本ならDQN扱いされる青い髪を揺らしながら続けて問う
「話すの。あなたが持ってるのは、おねえちゃから聞いたの」
「そう言われてもなぁ・・・情報がもう少し欲しいかな。具体的な形やサイズは
どの程度なの?」
「ぐた・・・?えっと、ちっこいの。それでもって長いの。おねちゃが必死に
なって探してるの」
近頃、酷い不眠症のせいで記憶が曖昧だが・・・たしかに拾った
「そういえば、最近物珍しいものを拾ったような・・・弦?みたいな」
「たぶんそれなの。よこすの。はよ」
急に現代若者風になりおって・・・
「めーだーめーだー。今、早朝。ガッコ通う。よろし?」
「ガッコくらい、どこでもとびらでなんとかしてくれるの。そんなことより、
例のものをよこすの」
学校をさぼる
簡単に言ってくれる。居眠りができなくてうつむいて、仮眠している
私は、最近評判がガタ落ちしている。
・・・んなもんしるか
「わかったよ。家まで取りに帰らないとだけど、付いてくる?」
合法的に一桁幼女(暫定)とお戯れになれるのは同姓ならではのなせる業。
・・・ゴメンナサイ、世のロリコンさん
「望むところなの。むしろ逃げないように見張らないと危ないの」
「これで同意も得られたし、サボる口実も出来たっと・・・君名前は?」
「うみ・・・蒼海。あてじなの」
「うみちゃんね。いいなぁ・・・☆彡してなくて。私はれむ。恥ずかしいから
あんまり名前は呼ばないで。」
「れむ・・・?(プークスクス)」
「このくそがき・・・」
小ばかにされてしまった。また親へのヘイトが溜まってしまったではないか・・・
後でヤッちゃる。
・・・そうこうしてる間に自宅へ。説明は省いたが、二世帯住宅である。ローンも積もるは積もる。もっと父には社畜としての自覚を持ってもらわないと。
「たらいんまー」
誰もいないから余り関係も無かったか。取り敢えず三階へ
ガサゴソ中はゴミばかり
「これかな?」
光の反射で屈託ない光を放っているそれを、蒼海ちゃんの前に掲げる。
「これこれ。これなの。ようやく出会えた気がするの。愛しの獲物に」
獲物・・・?おいおいとんでもないこと口走りおるぞこの小娘
「でも何で、蒼海ちゃんのお姉ちゃんはこれの回収を蒼海ちゃんに頼んだのかな?」
「うん、それはね~」
今までのやり取りで見たこともない、なんとも形容しがない表情を浮かべた。
「ここに置く必要がなくなったからなの」
・・・???
「もう用無しなの。充分ユメは貰ったし」
私は意識の途絶を認識することも出来なかった
次回、「れむ死す!」デュエルスタンバイ!