恋色花火
・ジャンル 『詩』
・キーワード 『夏』
気付けなかったんだ 自分の気持ち
わからなかったんだ キミの気持ち
夏の終わりを告げるお祭り
二人並んで花火を見つめる
次の花火も見たいけど
終わりが来るのは寂しいね
もっとこうしていたいのに
またひとつ花火の火が消える
時間よ止まれと願うけど
叶えばキミとしゃべれない
ようやく気付けたよ 自分の気持ち
まだわからないんだ キミの気持ち
昔のことを覚えてる?
子どもの頃の二人の思い出
あの時も同じだったよね
二人で来ていた花火大会
キミは花火に釘付けで
私はキミを見つめていた
あの頃に気付けていたのなら
二人の距離は違ったのかな
遅くなってゴメンね 私の気持ち
もっと知りたいんだ 私への気持ち
どんな色になるんだろう
どんな形になるんだろう
火がつかないとわからない
恋はまるで花火みたいだね
キミは昔から変わらずに ずっと優しいままでいる
私は今も変わることなく 伝えられないままでいる
何度も言おうとしたけれど そのたび私はうつむいて
変わってほしいと願うのに 終わってしまうと恐れてた
伝えよう 伝えたい 伝えられない
もどかしい気持ちのままで 終わりたくなんてないから
やっと言えそうだよ 私の気持ち
どんな顔をするのかな キミを見つめた