第四十九話 グラドゥラグナ (絶牙龍滅)
ガルシドュースは倒れている。
祭壇というべき存在に倒された。
しかし相手も苦しそうである。
「ギッ.....グ」
彼が打撃で霧になる程の肉片や血飛沫を体に受けていたせいだ。至近距離のそれは神術をしっかりと保っていたままで、そうして魔法の儀式を加えれば血肉を贄として、さらに祭壇を贄にしようと、火は激しく燃え上がるだろう。
「....ギィ!」
(しかしこの様子、まるで...拒んでいるか)
ガルシドュースの奇妙な体と神術があり、それが魔法に合わさって初めて成し終える技だ。
(ともかく。自分で言うのも妙だが、こんな状態でも考えられるんだな、ここはどこと言うべきだろうか。)
記憶が無限にあることだけは確かだ。
まるで記憶と溶けている気分で、そもそも彼らを記憶と呼ぶべきだろうか。
彼ら?
(いやどうでもいい、今は勝てる手段が欲しい。)
そうだ、体のぶつかり合いで負ける。
ならば。
粒、無数に俺から出ている煙、あれは。
(「私は実験をしよう。」)
私で実験を。
龍が子をなす。
無数の粒で。
粒子と呼ぶべきか。
龍であれば龍粒子か。
はたまた、子よ孫よと、これにちなんで因子。
どれにしようか。
(因子....置き換え...龍に。)
(わかったぞ!)
体を跳ねるようにして起こすと、目が光だし、獣のようにして四肢を地につけては両手を押さえつけて、大地を押し込むようにして。
ガルシドュースは吠えた。
そうしては、そのまま走り出した。
かと思えば飛行した、飛んだ。
走る姿勢のままに飛んだ。片足片手を上げて体を少し縮めたような、突撃や奔走の構えで飛んでいる。
「装甲形態ッッ!」
再び人形の龍のような大きくあるその姿に変化をする。
今度は少し違う。
赤――。
それは炎の色にして血の色。
倒れ伏していたはずのガルシドュースの身体を覆うように、粒子は集まり、絡み合い、渦巻いていく。
微細な煙の粒は、ただの残滓ではなかった。
記憶と、肉片と、炎の因子。
それらがひとつの秩序を得ると、龍の形を象る“装甲”へと組み上がっていく。
背から出る骨、変形して龍の翼のように、翼の骨組みの末端のように変貌し、噴き出した炎は、瞬く間に鱗へ変わった。
真紅にして黒鉄を帯びた鱗は、熔けた鉄が冷えて固まる刹那を思わせ、表面は脈打つように赤く光を走らせている。
肩から腕にかけては角ばった装甲板が幾重にも重なり、拳を握るたびに内部の赤熱が隙間から漏れ出す。
胸郭は盛り上がり、大きく鎧をお纏った形へと変化。割れ目の奥で火が灯っている。
もう心臓ではない。炎そのものが心臓となって脈打っていた。
顔貌は人の面影を留めつつも、頬や額からは赤い角のような装甲片が突き出し、口元からは牙めいた紅の輝きが覗く。
やがて鱗に覆われては、その鱗も膨らんで彼の顔をまるで兜で覆うようになった。
眼窩はすでに瞳を超え、灼熱の光球が燃え盛っている。
瞳は結晶体となった。まるで熱で燃やされたように。
「うぉんッッ!」
吠え声と同時に背中の装甲の表面が割れれば、翼のような炎の刃が噴き出した。
それは羽ばたきではなく推進するもの。大地を焦がし、空へと駆け上がらせる。
全身が赤き龍の戦甲と化したその姿は、まるで“人が龍を着込んだ”かのようだった。
赤鉄の外殻と、内部を走る灼光の脈動。
神術の火が激しく猛り赤い稲妻のようにしてそれが筋肉の収縮に合わせて迸り、ただ立つだけで周囲の空気を焦がしてゆく。
変顔するもガルシドュースは構えが崩れず。走る姿勢を保ったまま飛翔する。
地を蹴るように空を駆け、腕を突き出し、頭から敵へと突き進む。
━━まさしく、装甲を纏った赤き龍が人の形。
龍こそが空を我がものとするぞ。
轟ッ!
しかしなんたることだ。
ガルシドュースよ、彼はぶつかる前に自身の装甲を紐解いだ。割れさせた。
いいや違う!
「装甲ッッ爆ぜろ!」
叫びと同時に、赤鉄の外殻は一斉に爆発した。
自身の装甲全てを飛ばすようにして爆発四散させて攻撃の手段へと!そしてその過程での燃焼はガルシドュースをさらに加速させる。
しかも軌道上ではまず爆破する装甲が先を行くから防御もなされる。
完璧ではないか。
――溶岩の雨が飛んでいる。
飛散した装甲片は熔ける石のように崩れながら、粘性を帯びた火塊となって弾け飛ぶ。
壁に叩きつけられれば岩を穿ち、床に滴れば一瞬で大地を赤黒く爛れさせ、地表そのものを液状に変えていく。
――衝撃の波だって生じている。
爆ぜた瞬間に生じる圧は、空気をひしゃげさせるほどの重波となり、祭壇に届く前から周囲の石柱を砕き、瓦礫を宙に舞い上げた。
もう波はただ広がるだけでなく、ガルシドュース自身を押し進める推力へと転化する。
まるで自らを撃ち出す動力になる。
さらには破壊の連鎖。
最初に散った装甲が先行して爆ぜることで、敵の障壁や骨の防御を砕き、その背後から続く装甲がさらに爆ぜ、重ね掛けで破壊の幕を押し広げる。
小規模な爆発が群をなし、やがて一つの巨大な爆炎の奔流となる。
爆ぜるたびに赤黒い火柱が天井を舐め、熱波が一瞬で空気を乾き切らせる。
祭壇の前方に――まるで赤き熔流が押し寄せているように見えた。
地を流れる炎ではない。
空を、壁を、すべてを覆う“爆発の川”だ。
その中心を――まだガルシドュース自身が突き進んでいる
装甲を捨て、己を打ち出すこととした赤き龍。
爆散のたびにさらに加速し、赤い稲妻を纏い、残された肉体すら燃料として燃やし尽くす。
爆ぜた装甲の残滓が減り、それを切り裂いて、ガルシドュースの肉体が姿を現す。
炎に焼かれ、爆圧に打ち据えられ、それでも彼は立っていた。
ただ――その姿は、もはや人ではない。
顔の皮膚の下で蠢く血管が、隆起し、走る。
それは青でも黒でもない。
純然たる赤に染まり、まるで灼けた鉄の線を刻み込んだかのように、皮膚の上を光り輝いていた。
「……はァ……は、ははッ……」
時を経るほどに頬を這う赤い血管が光の紋様へと変わる。
ただの肉体の痕跡ではなく、燃え盛る神術そのものが刻んだ“呪文の文様”。
首筋から胸郭へ、腕から指先へ、血管は枝分かれするたびに紋様を描き、まるで龍の鱗が文様を描くように身体を覆っていく。
筋肉は膨張し、繊維が赤い鎖のように絡み合い、力強く締め付けている。
皮膚の下に浮かぶ線は、やがて赤光の格子模様へと変貌した。
それは血と神術と記憶が混じり合った刻印か。
歯の隙間から炎の息を吐きながら、ガルシドュースは背を反らせる。
筋肉を走る赤い紋様が光を強め、呼吸に合わせて脈動するたびに、爆ぜた装甲の残骸が火花のように再び舞い上がる。
赤光の紋様が走るその姿は、鎧を着込むよりもなお異形であった。
手を前に突き出す。
おはじきだ。
指先は前方へ、衝撃波を抑え込みながら相手の前に立つまでは話さない。
そうして祭壇の胸に手先を突きつけていく。
猛速で。
おはじきッか!?
否
「グラドゥラグナ (絶牙龍滅)!」
勇敢なる突進と進化した体に、おはじきがコツ全て。さらに爆ぜた装甲がもたらす動力が速度へと。そしてそれは彼が魔法と神術の結合である、己が体を贄とするミルグドラス=マカエル(血葬棘衝)もので装甲は爆ぜていた。
究極の結合体にして、これぞ!
「グラドゥラグナ (絶牙龍滅)!」
空が震えた。
爆ぜ散った装甲の残滓がまだ周囲に漂う中、ガルシドュースは地を蹴るのでも、翼を羽ばたかせるのでもなく、どこからかもわからない推進力だけで空中をなお加速して疾駆する。
グラドゥラグナ
姿勢は低く、まるで地を駆ける獣がそのまま空へ飛び出したようだ。
背を丸め、脚を折り曲げ、しかし上体は前傾。
両の腕は真っ直ぐ突き出され、指先が矢尻のように空気を裂き割く。
身をひねりながら全身の慣性をその真っ直ぐと伸びる指先へと集約させている。
グラドゥラグナ
背に刻まれた赤い紋様が脈動する。
一筋の光が背骨に沿って走り、炎心臓が爆ぜては指先までも伸びてはいく。
瞬間、ガルシドュースの身体はさらに音を追い抜いた。
空気が悲鳴を上げる。幾度も爆ぜる。
耳を裂く衝撃音とともに、大気は圧縮され、前方に白く歪む波紋が生まれる。
それは衝撃波の前触れ。
突進の最初の一歩にして、すでに空間が壊れ始めていた。
グラドゥラグナ
自らの体を贄にすることが頭をよぎる。
さらなる龍の力を得た体ですら崩れ始めている。
グラドゥラグナ
崩れる体は燃焼を激しくしていて、残光のように、燃え盛る稲妻のように、空中を走っていく。
大気の摩擦が烈火に、雷霆に変わる。
周囲には火の渦がまとわりつき、体の形がもはや炎のと雷そのものへと変貌していた。
先端は白熱し、指先が透明に溶け落ちそうなほどの温度に達し、そこから徐々に溶け出していくようだ。
しかしその肉体は燃え尽きない。
燃えているのは肉ではなく、因子そのもの。
龍の粒子、龍の因子、龍の紋様。
すべてがひとつに収束し、相手を貫かんとする。
⸻
接触の刹那。
敵――祭壇の胸元に迫る。
距離は残りわずか数歩。
しかしその一歩ごとに衝撃波が爆ぜ、天の上にある雲が砕け、大地が裂けていく。
グラドゥラグナ
拳が触れるより前に、圧縮された衝撃が先に敵へ到達した。
目に見えぬ打撃が敵の身体を内側から叩き潰そうとする。
だがガルシドュースは止まらない。
拳が――突き刺さった。
直撃。
その瞬間、拳に込められた全ての因子が爆ぜた。
赤い光脈が腕から肩、胸郭、背骨へと連鎖的に発火し、全身を駆け巡る。
その発火はただの燃焼ではない。
まるで龍の顎が口を閉じるかのように、因子が“噛み砕く力”へと変換されたように。
敵の胸を噛む龍の幻影が顕れる。
血の紋様が牙を描き、炎因子が顎を形作り、装甲の残骸が骨のように組み上がる。
――絶牙。
その名の通り、対象を残さず粉砕する牙が、祭壇を中心に閉じられた。
衝撃は直線では終わらない。
噛み締められた一点から、放射状に奔流が広がる。
敵の肉体だけでなく、大地までもが砕け散っていった。
ガルシドュースと同じ紋様が、ガルシドュースから祭壇へと伝わる。
これでいい、これで相手は大地からの力を失わせる。
空からだ。
繋ぎを離せばいい。
でないと結界があれば
(こいつは死なない)
奇妙だった。
戦いで脳は必死なのに考えがまるで他の場所にあるようだ。
神術同士の攻め合い。
力量だけでなく。信奉。つまり、儀式などもが力量の差を増幅させる。
この地はやつが地、故に信仰では勝てぬ。いくら龍を信じようとも無理だ。
だから上書きをするんだガルシドュースよ。
お前の信念で、ここまできた苦しみ。
なぜか全てがお前を狙う。
出会い。
苦痛。
仲間。
「何もかもだっ!ああああ!」
「うぉおおおお!」
記憶や因子を叩き込んで上書きするように、祭壇にガルシドュースと同じ紋様が走る。
もはや信仰と一体化したそれは他者を受け入れず、このことで体も崩れ始める。
「おはじきッッ!」
足を突き出して手を前にして、指先も前の構えであれば衝撃は前へ、胸の前に構えれて、指先は天を向けばそれは叩くと衝撃波周りへと。
これだけわかったんだ。
そう、どうすれば手を閉じれば、それでも衝撃を放てるかも知っていた。
「貫け!!!!」
ゴーーーーーーん
━━爆発の音は、まるで天が割れるような轟音だった。
ガルシドュースの指先が祭壇の胸に深く食い込み、紋様が一瞬で全身を駆け巡ったその刹那、世界が赤く染まった。
紋様が空へ広がったのか。
やつの肉片が飛んだのか。
ガルシドュースの力か。
三者だ。
「ぐぅおおおおおお!!」
祭壇の体が震え、内部から膨張するように膨れ上がる。ガルシドュースの因子が、信仰の結界を内側から食い破り、儀式の核を蝕み始めていた。神術の火が逆流し、祭壇自身の力が暴走を始める。もはや制御不能。贄として捧げられた血肉が、逆に主を焼き尽くす燃料へと変わった。
大地が鳴動した。地下から湧き上がるような振動が、遠く遠くある地までを揺るがせ、大地が次々と崩れ落ちる。ガルシドュースの紋様が祭壇の皮膚を這い、血管のように広がり、赤い光が脈打つたびに、祭壇の体がひび割れていく。
裂け目から噴き出すのは、黒い煙と溶岩のような血潮。
神の名残が、龍の因子からなる神術に塗り替えられ、拒絶反応のように爆発を誘発した。
━━ドォン!!
最初の爆発は祭壇の胸から生じた。ガルシドュースの拳が引き抜かれると同時に、内部の圧力が解放され、赤黒い火柱が雲を突き破った。空が砕け、光が差し込み、光るの世界が覗く。
遠くの空まで届くほどの火柱は、雲を焼き払い、太陽の光さえ赤く染めた。
しかし、それで終わらない。連鎖は続く。
祭壇の体が爆ぜる。腕が、脚が、胴体が、次々と膨張し、破裂する。ガルシドュースの因子が、祭壇の信仰を上書きし、龍の力で再構築しようとするが、相容れぬ神術が衝突し、巨大な破壊として放出された。
爆発の波は放射状に広がり、周囲を溶かし、大地を抉り取る。
瓦礫が火の玉のように飛び散り、火の、溶岩の山を次々に作り出す。そうした大きな山は流星のように空を裂く。
ガルシドュース自身もその中心にいた。爆風に煽られ、体が後ろへ吹き飛ばされるが、彼は笑っていた。赤い紋様がまだ輝き、肉体が再生を始めている。痛みなどない。ただ、勝利の余韻だけ。
━━グォォォン!!
さらなる大爆発。祭壇の頭部が弾け飛ぶ。脳のようなもの、脳とは違う。
まるでセオリクの記憶で見た魔獣にある爵銀の結晶のようなもの、きっと神術の核だ。それが露出し、因子に侵食され、瞬時に蒸発。
蒸発すれば破壊も起きる。
衝撃波がさらに遠くまでを飲み込み、外へ、外へ広がる。遠くの村が揺れ、鳥のような弱くある魔獣たちが驚いて飛び立つ。山々が震え、川の水が逆流する。空を覆う雲が変貌して、赤い雲になるが、それは雷のように閃光を放ち、雨のように溶岩の欠片を降らせる。
それはどこまでも見えるであろう。
事実すでに。
見える。遠くの村からでも、赤い閃光が地平線を染め、轟音が雷鳴のように響き渡る。人はそれを神の怒りと思い、跪く。獣たちは逃げ惑い、空は一時的に夜のように暗くなる。
戦っていたリドゥたちにも見えた。
「あれはッ!何ですか!!!うわあっぁ!」
衝撃で彼らも服飛ぶが。消えてものはただ彼らを囲む触手だけ。
ダマンゲルという男が気づく
「...何かが終わる....」
やがて、爆発の余波が収まる。
村の場所まで全てが消えた。
だがひとつだけが残る。
先ほどから止まらない声。
グラドゥラグナと呼び続ける声がする。
グラドゥラグナ
グラドゥラグナ
グラドゥラグナ
ダロン(龍)
祭壇がいた場所から遠くまで広がる巨大な空洞が残った。ガルシドュースは瓦礫の山に埋もれながら、ゆっくりと体を起こす。赤い紋様が薄れ、元の姿に戻りつつある。息を荒げ、しかし満足げに。
(これで……終わったか。)
祭壇は跡形もなく消えていた。ただの灰と、焦げた大地だけ。
まるで最初からこのようだ。
しかし、しかしだ。
灰にある龍の因子が、龍粒子がすべてを飲み込んだ証拠だ。
そしてもう一つ
グラドゥラグナ
グラドゥラグナ
グラドゥラグナ
ダロン(龍)
声たちはいつまでもこの強くある技を唱えるようとする。
まるで世界そのものが発しているように。
グラドゥラグナと。
ガルシドュースは立ち上がり、空を見上げる。赤い雲が晴れ、青い空が戻る。戦いは終わった。だが、次の記憶が、すでに彼の頭に浮かび始めていた。無限の記憶、無限の戦い。
「それよりも思い出したがまだ3つ目だし...あと一回ありそう..セオリク...起きてるか...俺は倒れる...」
バタッ
「...ガルシ...」
体を起こすか。起こしにくくありもしては、我ら騎士、そうはいかんと。
(友よ...我が...すまない、弱きものにて...汝を救えずにして...撃てまいと弱く、その弱さに甘えてはいた....とも....)
体が大地を近づけば、見えるか闇。
バタッ
闇が消え始めようとする時に聞こえたのは、女が声...この声は...知っている...アスフィンゼ....
彼女も死んだのか...?
「ガルシ...ガルシ...ガルシ!」
「おぉ?」
目の前にはアスフィンゼと、顔面蒼白なリドゥ....こいつアスフィンゼより肌白くねぇか。
「ん?」
体は起こされていた、誰だこいつ、こんな大男知らんぞ。
いや
「ダマンゲルか」
「ふむふむ...ずいぶんといろいろあったんだな。」
「どうした?いやこの話聞いてさ、邪智暴虐なる龍と呼ばれたあのガルシドュースにもこんな過去があるんだなって。」
「そんなわけあるか、ただの間抜けの妄想だろ。」
「んん..?ん?章節のあとに初めて何か書いてある...前までは消えてて読めないけどこれ...」
「いくぞ。」
「あ、あぁ」
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血は因子を呼び覚ます。 だが、その全てを明かすわけではない。 覗いたのは、わずかな“裂け目”にすぎない。血に因んだことをして地の所縁なくしては子孫が始祖にしてはならず。
解体録 ― 旧き構造体の終焉 7章12節 ― 赤き龍の遺骸
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