表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
摘発屋にはコーヒーを  作者: 病原
PR
1/1

第0話 start

注意

初心者の初投稿です。読む際は温かい目で。

たぶん長編ですが、不定期更新です。文句は言わないこと。

『違法魔法薬 出回り加速か』 


その新聞の見出しは多くの人を震撼させるのには十分な言葉だった。

簡単に人を殺せるといわれている魔法薬はすべて違法魔法薬と言われているこの世界では、この見出しは恐怖でしかないのだ。


そんな物騒な新聞を片手にコーヒーをすする少女が一人。

「へぇ、海辺の国もこんなに物騒になったのか。いやぁ困った困った。」

そういいながらブラックコーヒーにガムシロップをドバドバと入れる彼女は

どこかギラついた眼をしていた。


「いやぁ、マジでどうしよ。」

依頼人に頼まれた人物を追って海辺の国に来て約三日。

やったことといえば、コーヒーを飲んでパンを食べて寝る。たったそれだけ。

「流石になんか行動するべきだよねー。」

そういいながら新しいパン屋を探そうと動いた時のことだった。


「あなたがぶつかってきたんでしょ!?謝るとかないの!?」

「はぁ!?てめぇだってぶつかってきたじゃねぇか!」

気の強そうな女性と田舎のヤンキー風の男の喧嘩。

どうやらお互いの肩がぶつかり、どっちが先に謝るかで揉めているようだ。


「やっぱり魔法薬の一件でみんなピりついてんのかな。」

そんなことを考えながら喧嘩している二人の隣を通った時だった。


男が女に小瓶を渡した。


たったそれだけの行動を私は見逃さなかった。

「君たち、今の違法魔法薬だよね。」


男は困惑した様子で私の質問におどおどしている。

「え?じょ、嬢ちゃん何言ってんだ。おいおいやめてくれよ。」

そういいながら笑っている男に思いっきり腹パンをお見舞いする。

「うがっっ!?」


「別に見え張らなくていいよ。君、違法魔法薬の製造を行ってるでしょ。だって私が追ってたのはあんただもんラミーくん。」

そういいながら依頼人からもらった顔写真を見せ、杖を構える。

そこにはラミージルストと書かれた目の前の男が写真に写っていた。


すると男は抵抗するものを持っていなかったのかあっけなく降参した。


「どうせ軍人にでも受け渡すんだろ。ほらやれよ。」

そういいながらうつむいている男に依頼人からの依頼書をみせる。

そして言った。ほぼ殴られる覚悟で。

「お前みたいなやつを欲しいっていう人間がいるんだ。全く物好きだよなぁ。」

次の瞬間、私は石畳の床とキスをした。



「はい、頼まれていたラミージルストと違法魔法薬の小瓶です。」

依頼人の家についてからというとラミーは一言も話さなくなっていた。

それもそのはず。だって軍隊の隊長のお宅だったからだ。

「助かったよ。はいこれ報酬。」

そういって渡されたのは普通の人間が遊んで一年くらい暮らせるぐらいの金貨。

「えへへ。ありやとうごぜぇやす。」

それを懐に入れると私は家を出た。その後ラミーは、いや言わないでおこう。


私はコーヒーをすすりながら次の依頼を眺めていた。

基本資料で伝書鳩が送ってくるから、私の周りはよく鳩まみれになる。

「いやぁ、次も遠いな。ここの名物なんだっけ。」

そんなことを考えながらコーヒーを飲む。

「にが!?ってうわぁ、、砂糖入れ忘れた。」

そういいながら私はガムシロップに手を伸ばした。


これは金さえ払えばだれでも見つけてくると言われている摘発屋の話。


どうでした?満足していただけたら幸いです。

ではまた次のお話で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ