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僕の武器  作者: みかげ
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上京

現在、2020年4月9日 7:15


近くの駅のホームから聞こえる、がやがやした音。

人でごった返すスクランブル交差点。


こんなにとは思わなかった。


僕は、高校を入学するため上京してきた田舎者だ。

今は、真っ新な制服に身を包み、高校へ行くための電車に乗っている


やっぱり東京は都会で、地元の商店街とかと比べては天と地の差がある。

人はいっぱいで電車の中はぎゅうぎゅう詰めだし、

地下鉄とかいっぱいでわけわかんないし、

やっぱ都会は大変!


ここまで人でぎゅうぎゅうだと、

そりゃあ痴漢も増えるわけだなとつくづく思う。

だって、やったところでばれなそうだもん。


べ、べつに自分がかわいい子いたら手出しちゃおうかな、

みたいなわけじゃないですし、おすし


けどこんなんだと人に埋まって、いつ降りるタイミング見過ごしそうだなあ。

ちゃんと気を付けておこうビシッ!


とか思っていても、

案外「降りたいので、通してください」

とか言えば、普通に配慮して行かせてくれたし、

さすが世界に誇れる日本!思いやりの国だなと改めて実感させてくれた。


高校まではここから歩いて10分ぐらい。

現在は7:30。

8:30までに学校に入ってればいいので、今日はゆっくりと付近の街並みを見ながら行こう。


ここは住宅街でマンションや一軒家がところ狭しとならんでいて、

道も少しおおきな通りだったり、細い道が何本もある。

迷子になるのだけは僕のプライドが許さないから、来た道はしっかり覚えていきたい。


公園とか緑がところどころあるから気晴らしに散歩とかでもいいな。

なんとなくだけど、公園でちょっと休もう。

あの電車は田舎者にはつらかったからね。

ちゃんと時間にも余裕があるし。


その公園にはブランコ、ジャングルジム、鉄棒の一般的な遊具がおいてあり、

休日の昼では子供たちがたくさんはしゃいで遊べるようなところだ。

ちゃんと屋根がついており木のテーブルとベンチが完備された休憩スペースもある。

雑草とかもちゃんと手入れされており、居心地がとてもよさそうなところである。


そして、入っていくと、、


あれ、誰かいた。僕の制服と一緒だし同じ学校か。

僕と同じ考えをする奴もいるもんだな。

友人関係も広げていきたいし、休むついでにお話ししておこうかな。


「ちょっと隣にいいかな?」

「....あ、どうぞ」

相手のほうは他にひとが来ると思っていなかったのか、

少し呆気にとられたような感じになったが丁寧に返答してくれた。


なので、大人二人と子供一人が乗れるようなスペースのベンチに座らせてもらう。


ぱっと見た感じその人は、自分とあまり年が変わらないぐらいの女の子?だった。

髪は肩ぐらいまで伸びている髪のポニーテールとしてとめており、

とてもつややかでサラサラしており触って心地よさを体感したいかんじである。

僕は髪フェチではないがそこまで魅力を感じる。

(こんなに女子をみたことないから手入れしていれば普通なのかもしれないが)


「・・・・!!」


そんな考えをしていると、不審者を見るように私を見てきた。

『気持ち悪っ!!』みたいな感じで。


これは自分が完全に悪いのですぐ目を逸らして謝っておく。


「君も僕同じ学校だよね? 制服一緒だし。

もしかして新入生? これからよろしくね。」


「あ、、うん。これからよろしく」


素っ気ない感じで返されてしまった。

やっぱり嫌われたかな?

悪い子そいではなさそうだし、仲良くしていきたいな


「あ、僕の名前言ってなかったね。

欅葉高校の1年生、加藤水蓮。同じクラスになったらよろしく」

「、、、、」

すごい気まずい、、

話しかけたのが悪かったかな?

ゆっくりしてほしいし、離れたほうが良さそうだな。


「また入学式で!8:30だからね!じゃあ」


慌てて走って外に出た。


一方的に話しちゃったし、絶対迷惑だったよな、、

そういえば学年はっきりしてなかったからな。

あ!もし先輩だったらどうしよう、、いじめられないよね、、


まあ、そんなことはいいとして

切り替え、切り替え!

さあ、僕の楽しいスクールライフはりきっていこー!



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