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現代兵器で無双します!  作者: 狼噛 ウルフ
第一章 異世界転生編
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第10話 戦闘練習

 そうして、誘拐犯を引き渡したあとはクーゲルさんたちと別れ、森で狩りをすることにした。

 軽く食事亭で食事を済ませ、森へ向かう。


「今のうちに練習しなきゃだしな」


 武器は魔物相手では威力が必要だと判断し、威力の高そうな銃に変更している。


 デザートイーグルMark XIX.50AE

 大型の自動拳銃で、拳銃の中では世界最高の威力が出る武器だ。

 50口径の弾丸が生む威力は世界最高にふさわくAK-47っていう自動小銃アサルトライフルと同等の威力が出せる。

 弾数は50AE版なので7発しかないが、撃ち切ったらまた作りだせばいい。

 反動が非常に大きいので気をつけて使用しなければ事故を招くだろう・・・


 さっき試し撃ちしたら反動ですっ転んだ・・・


 小柄な人や女性が撃つと肩が外れることもあるらしいけど、獣人の体ならそういうことは起こらなさそうだった。


「よし、じゃあ行こう!」


一通り試し撃ちを終え、森の奥へと進んでいく・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「【アイス・バレット】!」


 あれから数時間。

 いろいろな事を試しているうちに様々な事がわかってきた。


 俺が取得できるスキルは基本的にこの世界にあるものだけだが、魔法はその限りでは無いらしい。


 今のアイス・バレットは弾丸に魔法属性を付与することで当たった敵を凍らせるというものだ。

 他の各属性でも別々の効果で同じような事ができる。

 ファイアなら燃えるし、ライトニングだと感電させられる。

 ディメンションで放ったら当たった魔物が完全に消滅した時はこれは封印だなと決めた。


 これらの総称を「マジック・バレット」としておくが、これの長所は実弾が入っていなくても使える点だ。

 実弾込で撃つと威力と射程が増加するが、強い反動で連射するとまず当たらない。

 ワルサーならある程度軽減できたが・・・


 実弾無しで撃つと威力と射程が減少する代わりに反動が無くなり、連射も可能である。

 さらに、光属性の回復魔法や空間魔法のテレポートがある程度離れていても負傷させることなく使えるという利点がある。

 実弾込で回復させようとしても実弾で負傷させてしまうので意味が無かった。


「【ディメンション・ホーム】【サイコキネシス】」


 ある程度戦ってきたので各種スキルのレベルが上がってきている。

 特に魔法系はトマスさんのを見たからか平均レベル8にまで上がっている・・・

 トマスさんが改めてすごい人なんだと実感する。

 その証拠に射撃のレベルはまだ2だ。


 見ただけで自分に同じ能力を付与する・・・レベルすらも模写可能か・・・


 ちなみに今のレイのステータスは。


名前:雨宮 麗

性別:女

年齢:11

種族:獣人族

レベル:5

スキル:【能力付与】【言語取得】【武器創造】【鑑定】【射撃(2)】【体術(1)】【錬金術(4)】【魔法(火:7 水:6 風:8 土:8 氷:9 鋼:6 雷:9 空間:10 光:9 闇:9 等)】

加護:バハムートの加護



 となっている。


 レベルとかは自分を鑑定すると見ることができた。

 てかこの体11歳だったのか…視界が低いような気がしてたが女の子になっただけではない要因もあったようだ。


 鑑定を使うとステータス以外に自分の魔力量も見ることができなんと2万もあった。


 そうそう魔力切れを起こすことはなさそうだ。


「そろそろ帰るか・・・」


 そうこうしているうちに日も傾いてきている。


 今日はもう帰ったほうがいいだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 そうして、ミエーラ邸へ戻ってくるとトマスさんに出会った。


「これはレイ様。

狩りのほうはどうでしたか?」


「それなりに捕れましたよ」


「それはよかったです。

・・・ところで、その獲物はどこに?」


「ディメンション・ホームの中ですよ?」


「ディ、ディメンション・ホームまで使えるのですか・・・

では、解体場に直接運んでもらったほうがいいですね。

お願いできますか?」


「分かりました」


「では、私はこれで」


 そうしてトマスさんと別れ、解体場へと向かった。


「すみませーん」


「はーい!」


 声をかけると奥から返事が帰ってくる。


「おや?君は確か、レイ・・・ちゃんだったかな?

僕はヒューズって言う。

よろしくね」


 結構若いな・・・17歳くらいか?


「はい、今日狩ってきた獲物を解体してもらおうと思って」


「了解。・・・どこにあるのかな?」


「あ!すみません。

【ディメンション・ホーム】」


「え・・・」


 そうして出てくるのは何匹もの凍ったクローベアだ。

 10匹くらいは狩ったかな?


「ディ、ディメンション・ホーム・・・それにこれは・・・クローベアか・・・凍っている?」


「料理にはどれくらい使いますか?

よければ解凍しますよ」


「え?あ、あぁ。1匹分もあれば十分だよ」


「では、【ファイア・ヒート】」


 そう唱えると徐々に氷が溶け、解凍が完了する。


「・・・」


「残りはどうしますか?」


「あ、あぁ。こっちで買い取らせてもらうよ・・・と言ってもこんなに必要ないから町の肉屋に売ってみよう・・・」


「ありがとうございます」


「君はお風呂に入って休んでいていいよ。

上がった頃にはできてると思う」


「うっ・・・分かりました・・・」


 そう言って解体場を後にするレイ。


「?・・・にしてもあの子はすごいな・・・」


 ヒューズは解体場の1角を占領するクローベアたちを見て、そう呟くしか無かった・・・

デザートイーグルは主の1番好きな武器だったりします(どうでもいい)

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