第0話 次回、雨宮麗死す。
始めまして。ウルフと申します。
初めての小説ということでこのあとの展開などまだ特に考えられていません!それを書きながら固めていこうと思っているので、誤字脱字設定ガバガバなどなどあると思いますが、それでも読んでくれる方がいれば幸いです。
ぜひ楽しんでください。
「暑い」
8月の某日、俺、雨宮麗は猛威を振るう夏の暑さに苦しんでいた。
この日の気温は35度を越えている。
エアコンは壊れているので仕方なく扇風機を動かしているが、35度の空気を風にして当てられても対して意味がない。
少なくともレイはそう感じていた。
「アイスでも食べるか」
そう考え家の冷凍庫を見るがなんとアイスが入っていない。
「マジか・・・」
ここでレイは2つの選択を迫られる。
この猛暑の中エアコンもアイスも無しで耐え抜くか、この猛暑の中外へ出て歩いて10分ほどの場所にあるコンビニでアイスを買ってくるか。
どちらにしても地獄である。
家の中でもこれだけ暑いのに外に出ると下からは日光にさらされ熱せられたアスファルトからの暑気が、上からは直射日光が襲ってくる。
かと言ってこのまま家にいてもたいした涼む方法も無い。
「仕方ない・・・か・・・」
レイはもともと休みの日に外に出る性格では無い。
一緒に遊ぶ友達は皆ゲームの中で会うし、そもそも遊ぶ内容もゲームしか無いので会う必要が無いのだ。
わざわざ歩いて相手の家に行きゲームで遊ぶよりも互いの家にいた状態でゲーム内で一緒に遊べばいい。
それが麗とその友達との共通認識であった。
「家で暑さにやられて倒れるよりはマシだろう」
そう考えてコンビニへ行くことにした。
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「・・・」
現在、コンビニでアイスを買うことに成功したレイは買ったアイス、チョ●モ●カジ●ンボをパクつきながら帰宅していた。
レイはその途中の交差点で、ワイヤレスイヤホンを着け、スマホをいじりながら信号待ちをしていた。
「ーーー!」
するとレイの足元を通り道路へ飛び出す影が目に入った。
影の正体は子犬だった。
レイはその犬に見覚えがあった。
それもそのはず、ついさっきコンビニで見たのだから。
そのとき犬は食べ物を求めてゴミ箱を漁っていた。
コンビニでアイスを手に取ったとき、アイス用の冷蔵庫の横、パンが並ぶコーナーが目に入った。
窓の外を見るとまだ犬がゴミ箱を漁っている。
「・・・」
結果を言うとアイスの他にパンも買った。
無論、犬のためである。
コンビニを出た時、あらかた物色は終わったのか、犬は歩きだしていた。その足取りはおぼつかなく、フラフラと揺れていた。
「食べるか?」
レイは食パンを小さくちぎって差し出した。
犬も最初は警戒し威嚇していたが、そのうち威嚇を解き、少しづつ近づいてきて、一口、また一口と食パンを食べ始めた。
そのうち一枚分の食パンが無くなり、次を取り出そうと袋に手を入れた瞬間その袋を犬は奪い去った。
もともと犬のために用意した食パンだったので盗られたこと自体は良かったが、少し残念だとレイは思った。
その時の犬が道路へ飛び出したのだ。
横を見ると車が走ってきている。
このままなら間違いなく子犬に当たるだろう。
気がついたら体が勝手に動いていた。
その時レイはやけに世界がゆっくり動いているのような錯覚を覚えた。
伸ばした手が子犬に触れる。
それを感じた刹那、体を強い衝撃が襲った。
体が軋み、嫌な音を立てる。
そこでレイの意識は途切れた・・・
このあとの展開どうしていこうかな・・・
あとネーミングセンスないからキャラ名考えるの時間掛かりそう・・・