赤髪は絡みやすい
13話です。
背を向けた私に向かって暖かい笑みを送ってくれている(ような気がする)ミルナ先生とどこにいるかわかんないけどどっかできっと笑ってる(暴論)であろうクライ先生に心の中で感謝の正拳突きをしながら先生のもとから離れてみんなが話している方へ戻っていく。
ってかもしかしていきなり先生に話しかけに行った私クラスの中で浮いてたりする?
・・・い、いやいやそんなことないでしょ。きっとそうだよ、そんなに周りのこと気にしてないよね。それはそれは悲しいなぁ。
「おい。何きょろきょろしてんだお前は。」
突然かけられた声はあの赤髪、マイルのものだった。
「真っ先に先生に行っちゃったから誰のところに話に行こうか考えてたのよ。」
と、少々ぶっきらぼうに返すとマイルはちょっと驚いたような顔をして
「お前本当に貴族の令嬢か?茶会とかそういうので一人や二人位知り合いいるのが普通だろうに。今まで他人とかかわったことあるのか?」
「人と関わったことあるのかは流石に酷すぎないでござらんか!?結構いろんな人と関わり持ってますわよ!」
「ほんとにお前の語尾はどうなってるんだよ。それこそ人なれしてない証拠みたいにしか見えないけど?」
実際には前世と合わせてめちゃくちゃな人数との関わりがあるはずなんだけどよく考えたら乙女ゲー転生とかでよく聞くようなお茶会とか一切やらなかったよね私。そういうのやらないんだなって納得してたけどやっぱり普通はやるものなのね。
「語尾の荒ぶりとはそれすなわち武士の誉れでござるよ?マイル殿。」
「いい加減話すのがめんどくさくなるレベルだな。」
「いや、ごめん。なんか勝手に出てくるんだよね。」
「急に冷静にならないでくれる?気持ち悪い」
「お?仮にも年頃の令嬢に気持ち悪いとはずいぶん言うじゃないか」
「事実だからね。しょうがない。」
「事実とか本音を隠さないと社会ではやっていけないぞ?若人よ。」
「人間関係築いたことのない奴がいうと説得力がありますねぇ。」
「ほめてくれてありがとう。ぜひこれからの人生の抱負にしてね!」
「ああっと!残念なことにもう座右の銘は決めちゃったんだった。残念だ、本当に残念だなぁ~」
「そこまで言うならすれば?」
「誰がするかバカ」
「貴様またしてもこの私に暴言を吐いたね!?」
「逆に今までの中で暴言じゃない言葉あった?」
「「はぁ、はぁ」」
なぜかは知らないがほぼ初対面のくせに波長だけは異常にあってるせいでどこまでも煽りあいが出来てしまう。お互い本気で嫌味を言い合っているわけでは無いことはしっかりと理解しておいてほしい。周りから見たらどう見えてるのか知らないけどさ。
「私の交友関係はさておきあんたはお友達のところにいかないで私に話しかけに来たわけ?」
「ああ、それは興味本位。明らかに先生の目線が君によってる時間が多かったから何か裏があるのかと。それにクラス内で親交を深めろってタイミングで先生のところに行くなんて明らかに不自然でしょ?だから何の話をしてたのか気になったわけ。」
そういうことだったのね。ってか何気に言ってるけど人の視線の先をしっかり把握してるって怖くない?ストーカーとかヤンデレとかによくみられる症状では?
「先生がこっち見てたってのは知らないけど私が聞きに行ったのはさっきの魔法についてのことよ。凄かったじゃない?私も将来魔法学の方へ進もうと思ってるから聞いてみたかったってわけ。」
「ふーん。思ったよりもつまらない理由だったな。なんかもっと派手にやらかしたりしたのかと思ってたのに。」
「つまらない理由とは失礼な。かく言うマイルはどこに進学するつもり?」
「決め切ってるわけじゃないけど同じく魔法系統だな。」
「へぇ。どうして?」
「きちんと決めてるわけでもないのにそうしっかりとした理由があると思うな思うな。けど、しいて言うなら将来の就職の選択肢的に稼ぎがよさそうだからかな。」
「そりゃまたずいぶんと世知辛くて現実的なご意見ね。仮にも伯爵家の男児が入学直後に言い放つ言葉には聞こえないのだけれど。」
「立場的にはお前らとさして変わらない。そもそもクラス分けの時点で最初は身分メインで分けられるっての知らないのか?そっから考えたら大した身分のやつはいないってわかるだろ。」
残念なことに初耳である。私の耳はあいにく身分差別的な発言を聞いても特別問題視して反応するようには出来てないため身分でクラス分けされているということに関しても特に思うことはないけどなんだか偶然にしては似たような境遇の子が多いと思ったらそういうことだったのね。
「また一つ賢くなってしまったか・・・!」
「どうポジティブにとらえようとしてもアホのセリフなんだが?」
「はぁ~?私の知能指数は53万だが?」
「数字の桁がでかすぎるだろそれ・・・。」
書きためとかプロットの制作に手間取り投稿が遅れました。申し訳ないです。
感想等もらえれば嬉しいです。
では、またお会いしましょう。骨董品でした。




