だいさんわ なぞのしょうねん、ふたたび
ぜんかいまでのあらすじ:
0ポイント0ブクマをひゃくれんぱつくらいしている、ていへんさくしゃのTくん。
もうやめちゃおうかとかんがえてたら、おへやになぞのびしょうねんがあらわれた!
かれは『オレは、<ようかいブクマはがし>だ』『ブクマをよこさないと、しぬよりひどいめにあわせるぞ』といって、どっかにきえていった!
……という、ゆめをみたのだけれど……
つぎのひのよる。
Tくんはきのうとおなじように、つくえのまえにすわって、パソコンをみていました。
せいかくには、じぶんのさくひんのぺーじをみています。
さくひんじょうほう、とかかれたぺーじで、F5キーをおしてみます。
ブックマーク0、ポイント0。
ちっともかわってくれません。
あくせすかいせき、とかかれたぺーじでも、F5キーをおしてみます。
PV0、ユニーク0。
やっぱりかわってくれません。
≪……(T_T)≫
そこに、ききおぼえのあるこえがきこえてきました。
あの、あこがれのせいゆうさんのような、イケメンしょうねんボイスです。
「よう、T。
どうだ、ついたか、ブクマ?」
「は? つかないよそんなもん。いつもどーりだよいつも……」
Tくんはだるそうにこたえて、びくん! とかおをあげます。
ゆっくりとふりかえれば、そこにうかんでいたのは、みおぼえのあるしょうねんのすがたです。
さっぱりといまふうにカットされた、つややかなくろかみ。
きりっとするどいあかのひとみ。
かおだちはすっきりとととのって、からだつきもしなやかなほそまっちょ。
チャームポイントは、みぎだけおおきな、まっしろなやえば。
ひとことでいえば、Tくんをいくつか(※プライバシーほごのために、くわしいすうじはふせておきます)とししたにして、ちょーりそうかしたようなびしょうねん。
まるでくろねこがひとになったような、とてもとても、かっこいいしょうねんでした。
「あ……(ドキッ)」
「おいやめろ、これいちおう、どうわだからな?!
っていうかほぼコピペだろこのへん」
「ホントだ!」
≪メwwwタwwwっwwwたwww≫
あっ、ふくはちゃんと、きてますよ。
うえはシンプルなくろのタンクトップ、したはてきどにやぶれたダメージジーンズ。
あしもとは、しろとこんの、せいけつながらも、はきこまれたスニーカー。
むなもとにゆれる、ぎんのドッグタグがちょっぴり、おもわせぶり。
ちょっとわいるどで、そこはかとなくせくしー。
Tくんじゃなくても、おもわずドキドキしちゃうような、
いかにもしゅじんこうっぽい、いけめんでした。
≪コピペだー!!≫
Tくんはにど、さんどとめをこすります。
しょうねんのすがたは、きえません。
ふてきなえみをうかべて、Tくんをみおろしています。




