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巡り巡りて巡る刻  作者: あすごん
火の章
64/110

33




イシャンとラシャナ。

二人の父親だと言う事がおれの中では引っ掛かっているんだけど…

ジューダスが語った話の中で、ヤツは自分の欲と引き換えに魔族に与していた。

自分で選んで。

その結果がどうなるのか分かった上で、行動している。

ヤツも、叩く対象だ。


彼らは特に気にしたそぶりを見せていないので、遠慮なく潰して良いのだろう。


言ってしまえば、アハマドのせいで自分たちは孤児になり、今も尚魔族に命を狙われているのだ。

全ての元凶と言えるのだし、親である以前に、憎しみの対象と言う事なのかな。



人と人との関係において、心の繋がりに、血の繋がりが関係ない事はおれがよく解っている。

義父さんも義母さんもよくしてくれたし、一人の人間として尊敬している。

村の人たち全員、みんな家族みたいなもんだった。

血なんて繋がっていなくたって、家族に慣れる。


逆に二人は、血の繋がりこそあれど自分の父親が死ぬことは厭わない。

……みたい。

彼らにとっての親は、アハマドではなくギルドの職員だったり、教会の司祭様だったり、と言う事なのかな。

上司と部下としては長い時間一緒に過ごしたようだけど、家族としては過ごしていないし、恨み辛みの方が強い、と言う事なのだろうか。


聞くのも憚られるから、あえて確認はしないけどさ。



同じ目的の項目があるからと言って、

『二人で解決した方が早いだろうし一緒に行こうぜ!』

なんてこちらからジューダスには口が裂けても進言できない。


自分の矜持と言うものもないわけではないが、それが全てではなく。


父さんから言いつけられた三つの……あ、おれが死なないように見張る、と言うのも含めれば四つか。

ジューダスは解決すべき依頼が4つもあるわけだろ。

同時に複数の依頼を遂行する場合は、それぞれの優先順位、遂行難易度が明示される。


・大陸の浄化

・大晶霊達の救出


この二つがメイン、優先すべき依頼だと言っていた。

大陸が瘴気に汚染されたままでは、大晶霊を瘴気汚染から助けられたとしても、すぐにまた汚染されてしまう危険性が高い。


精霊達は世界の均衡を保つ役割を果たしている。

瘴気を浄化し、霊力を地上に満たし、平和で安定した世の中にするのが精霊達の仕事だ。

大地に多くの瘴気が残ってしまっていては、その瘴気を浄化すべく取り込み過ぎてしまい、再び精神汚染される。


逆に、大晶霊が汚染されたままでは、大陸を浄化出来たとしても、一時的なものでしかない。

周囲の火の精霊の力は乱れまくっている。

ヴェルーキエで見た火の大晶霊も、正気とは思えなかった。

少なくとも、本来の役割を果たせていないだろう。


大晶霊の守護領域と言うのは広いし強大だ。

魔堕ちしかけたりしたりしていなかったら、瘴気を放つことはないだろうけど…

瘴気に汚染された大晶霊が、自分の領域全体に瘴気を放つ恐れは充分にある。

それによって大陸が侵されるのも時間の問題になる。


つまり、ほぼ同時進行でこの二つは遂行しなければならなくなる。


メネスにたどり着けば、瘴気の濃度から、大晶霊が魔堕ちして・しかけてしまって瘴気を放っているのか、瘴気により弱体化し本来の役割を果たせず、人間の絶望や魔族が放つ瘴気を浄化出来なくなってしまい、瘴気が渦巻いているのか判断できるだろう。


そこに更に

『あれもやって!

これもやって!!』

とお願いして、ジューダスの負担が倍増。

どれも結果を残すことが出来ませんでした、なんて事になったら最悪だ。


向こうが進言してくれたら有難くその申し出を食い気味に受け取るが、こちらからは言えない。

父さんに迷惑かける事に成っちゃうからね。

おれ、父さん至上主義だから。

そんなことしたくないもん。


世界樹のように、瘴気の浄化をしてくれ場の霊力を高めてくれるようなものがあれば違うのだろうけど…

無いものがあった時の仮定の話をしたって、意味を為さないしな。



おれが死なないように見張る、と言う事と魔薬関連の事は、任務地が同じだからついでによろしく!って感じで言われたのかな。


魔薬関連はカガミから引き継いだ任務になるのだろう。

父さんがカガミからの報告を聞いた後に見繕った何人かよりも、ジューダスが解決に当たった方が早く確実だと、父さんが判断したから彼はここに居る事になる。


魔薬の影響がゴンドワナ全土、世界中に広がるのは前にも述べたが年単位の時間がかかる。

どう考えたって後回しにして大丈夫な任務だ。


ジューダス一人で大晶霊の事を解決して、瘴気汚染も解決して、その後魔薬の事を解決する。

それと、村の人何人か派遣して魔薬の事を解決する。

天秤にかけた時前者を父さんが選んだんだよな…

父さんの、ジューダスへの信頼度が高いと言うことなのだろうけど、過労で倒れやしないだろうか、こいつ??


そう言う心配をするのなら、おれが出しゃばらず、全てジューダスに任せていれば、見張る必要もない。

コイツからしてみたら、

『足手まとい共は大人しく待っていてくれた方が有難い』

って所なんだろうし、やはりおれはイシャン達と良い子に安全圏に逃げ延びた方が良いのだろう。


……それが最善な気がして来てしまった。


いやいやいやいや!!!!!


ま~た弱気になっていた。

いかんいかん。


良い子に待っていた所で、イシャンとラシャナの命が狙われている状況と言うのは変わらないのだ。

彼らの精神衛生上、長期戦になるのは宜しくないし、やはり早期解決を試みるなら攻めるべきなのだ!

だめなのだ!!

弱気になってはいけないのだ!!!


心の中で握り拳を作り、気合いを入れ直す。



「あの…話の腰を折って大変申し訳ないのですが、宜しいですか?」


イシャンがおずおずと手を上げながら話に混ざってくる。

ジューダスの方から特に反応が得られなかったので、沈黙は肯定、と取ったのか更に言葉を続ける。


「話を聞いている限り、アハマドとフートと言う魔族は確実に繋がっているのですよね?」


質問に頬杖をつきながら、一つ頷くジューダス。

態度が横柄だぁ。


「アハマドはバルナ共和国の首都:メネスの中央にある商会本部ではなく、街の外れにあるフートの館と呼ばれる建造物を拠点にしております。

魔薬の問題解決を優先するならば目的地はメネスになる。

 瘴気汚染の元凶であるフートの部下であろう魔族も、アハマドに付いていることが多いので、共にそこにいる可能性が非常に高い。

頭であるフートと言う魔族討伐を優先させるにも、そいつがどこにいるか判らないのなら、ある程度あたりをつけて行動をすることになりますし、その候補に“フート”の館も入るでしょう。

 火の大晶霊様の問題を優先させるなら、大晶霊様が祀られていると言われている炎の神殿:アガンジュ遺跡が最も大晶霊様がいらっしゃる確率が高いと慮りますが、そちらはメネスの更に南に位置する。

 いずれを目的と定めた場合でも、メネスは通過点か目的地になります。

また、貴方様はレイシスのお父上よりその身の安全確保を頼まれているそうですし、そちらを無碍にすることは出来れば避けたいと言うのが本音でしょう。

のであれば、共に行動した方がお互い有益ではないかと。

国境間を超える際、私共は無条件に通れる手形がありますし、それを含め、御力添え出来る範囲でさせて頂きます。

貴方様は、レイシスを守って頂ければ、それは私共を守って頂くことに繋がりますので、それ以上をこちらは望むつもりは御座いません。」


おぉ!真面目に丁寧な言葉で話すイシャン、初めて見た!!

なるほど、商人だもんな。

交渉事をする際はここまで変わるんだ~

驚きだ。


単なる奥さん馬鹿じゃなかったんだね!!!


「……交渉とは、こうするモノだぞ」


頷きもせずイシャンの言葉を一通り聞いた後にジューダスが言ったのはおれに向けての嫌味だった。

こんにゃろう。


おれが言ったように自分の主張ばかりして我儘を言うのではなく、互いに有益な事を挙げて、それを武器に自分の条件を飲んで貰えってことでしょ。

分かってるよ。

頭では分かってるんですー!

おれだって色々考えたけど、良い言葉が出て来なかったんですー!!

どーせ馬鹿ですよーだっ!!!


「と言うか、こんな状況にもかかわらず、メネスに向かうのは辞めないんだ?」


ラシャナとお腹の子の事もあるし、イシャンは手に、ラシャナは首にそれぞれ刻まれた呪いの紋様の事もある。

正直、それは悪手にしかならない。


「教会の援助を唯一続けてくれているのがご主人様だからそう簡単に裏切れない、と言うのが表向きの理由。

 一番の理由は……俺のタンス貯金を回収したい!」


握り拳作って言うセリフじゃないって、それ。

こんな時でも金かよ、こいつは。


いや、まぁ、幼い頃から苦労して来ているのだし、その上子供が生まれたら色々入用なものも多いだろうからその分金もかさむだろう。

だからって、命の危険があると言うのに死地に赴くと言うのは…馬鹿なのか?


散々言われ続けたから言い返しちゃうぞ!

馬鹿なのか、君は!!?


あぁ、いや。

考え方を変えるなら。

生き残るつもりがあるから、この先も必ず必要になる大金を回収して起きた、と言う事か?

前向きなんだか無謀なんだか。


頭を抱えてあれやこれや理由を考えていたら、笑いながらイシャンが言葉を続ける。


「……と言うのは冗談だよ、さすがに。

 おれが恩に報いたいと思っているのは、お前にだよ、レイシス。

 言ってしまえば、今回の事は…俺たちの親が蒔いた種だ。

 子が、親の責任を取るのは当然だと思う。

 だから、身重のラシャナはともかく、俺は逃亡することは出来ない。

 それにこの先に進んだら、守る荷物もないし、俺が所属する商会だって無くなる。

最初に結んだ依頼内容からは逸脱してくる。

 それでも、お前は『依頼されたから』って言って馬鹿真面目に、義理も何もない俺達を守ろうとしてくれている。

 そんなお人よし、早々いない。

 そいつの生存率を上げる為なら、多少リスクが増えた所で問題ないって思ったんだよ。

 今回の事が解決しなけりゃ、どっちみち俺等死んじゃうしな。

 商人としては賭け事はしたくないけど、一世一代の大勝負に出ても良いんじゃないかって、な。」


言って目くばせされたラシャナも微笑み頷く。


「それに、商会がいつ無くなるにしても、俺は商会本部に戻って今後の段取りをしなくちゃならない。

 一応、商会のナンバー3だからな。

 何も知らず真面目に働いてくれている部下たちを路頭に迷わす訳にいかない。

 そう言う、人の上に立つ責任がある。

 アハマドが子飼にしているだろう暗殺者たちに、俺達を狙うことを辞めさせなきゃいけないってのもある。

 商会が突然無くなったら、物流は滞るどころか、止まっちゃうだろうし。

 そうしたら、打撃を受けるのは一般人だ。

 身内の不祥事で、そんな大量の死人を出す訳にゃいかない。

 社会的な責任をとる義務もある。

 もろもろ、生き残れた後の処理のことを考えたら、一緒について行った方が都合が良いのさ。」 


あぁ、なるほど。


おれに報いると言う感覚は、イマイチよくわからない。

だって、おれの意地と我儘みたいなものだし。

それに感謝をされても

『あぁ、はぁ、そうですかぁ』

と言う反応しか出来ない。

おれの意固地な性格で、助かる人が居て良かったねってだけの話だ。


それは置いておいて。


イシャンがついてくる理由に関して納得がいった。

今なんとか逃げ延びたとしても、一連の事件が解決しなければ刺客が放たれたままだし、魔族が野放しなままでは数か月、数年後には死ぬことが確定している。

なら、少しでも全ての問題解決の確率が上がる方法を取りたい。

おれが生き残る確率を上げる事、それは彼らの生存率を上げる事、問題解決、両方に繋がるからな。

そして無事解決した後のことを考えても、一緒について来た方が都合が良い事が多い。

そういう事か。


やけくそになって自分の命を粗末にしている訳ではないのなら、おれが反対する理由はない。


小声で思わず呟いてしまっただろう

『もちろん回収できるならしたいけど』

と言う締まらない言葉は聞かなかったことにしておいてやろう。



一般的に言ったら黄昏(笑)は日常生活を送る事が出来なくなる位、充分脅威になる存在なんだもんな。

カガミやイシャンに施したような呪いによって、もしくは金を払って子飼にしている暗殺者が一人とは限らない。

国外逃亡して安全圏に逃げ延びたとしても、魔族の方が解決できたとしても、そっちが追ってこないとは限らない。


魔族の呪い持ち程度の事なら、解決する手段がいくつかあるし精霊術の研究に秀でている国なら問題ないだろうが、暗殺者に命を狙われている者をかくまうような愚かな国はないだろう。

自国が抱えている暗躍部と衝突する恐れがあるし、当然、侵入者がいれば排除するために兵士や騎士などの戦力をそちらに向けなければいけない。

そこで戦力がそがれてしまったら?

国防が崩れれば他国に侵略の糸口を与えてしまうことになる。

得るかもしれないと言う不確定なものに対して、確実に被ることになる代償が大きすぎる。


自分の脅威にならないからすっかり忘れていたけど、刺客の問題が解決しなければ、逃げ延びることすら困難になるのか。


あ~

ヴェルーキエならもしかしたら頭に阿呆がつく程の御人好しが騎士団長に、もう就いているかな?

就任しているし、ギルマスも実力者だし受け入れてくれるかもしれないけど。

今は国の方針を民主主義へと移行するためにてんやわんやなはずだし、流石に暗殺者に狙われている人間を匿って貰うのは気が引ける。


暗殺部隊は無かったとしても、だ。


ギルドには依頼を取り下げてイシャン達を狙うことは確実に辞めさせなければならない。

手続きは、基本本人にしか出来ないが、代理人が出来ない訳ではないし。

まぁ、その辺はラシャナの方が詳しいだろう。

最悪改ざん処理して貰って依頼を消して貰えば良い。


しかし、それには申請をしたギルドで行わなければならない。

それは必須だ。


ラシャナがおれに渡した依頼書の受付番号の頭3文字。

G-H-Bはゴンドワナ大陸のバルナで受け付けた依頼難易度としては低い位置にある依頼ですよ、と言う意味。

首都で受け付けたがために3文字で留まっているようだが、地方の出張所扱いの場所で受け付けられた依頼になると、4文字になったり5文字になったりする場合もある。

まぁ、その場合でも、基本的に注目しなければいけないのは頭3文字だけ。

バルナ共和国内のギルドでだったら、この依頼は取り消しができる。


今回の件が無事に解決しても、その依頼が取り下げられない限り、いつまでも命を狙われることになってしまう。

枕を高くして眠れないもんね。


職員であるラシャナなり、代理人になりうるイシャンなりが、バルナ共和国内まで行くのは必須、と言う事か。


ってか、自分の事さんざん小者だって言っていたくせに、実は商会の三番目の地位に居たのかよ。

この野郎。

謀りやがって。



…そうなんだよな。

おれもちょろっとは考えていたけれど、下手をしたら魔族以上に厄介な相手がいる。


アハマドが今回の件で生き延びようと、死のうと、ゴンドワナ大陸の財政は傾くのは必至なのである。

そうなったら、職を失い路頭に迷う事になる部下や取引相手、また、魔薬の密造・販売による魔族の勢力拡大を狙っていた魔族側からも、全ての原因になったイシャン含め、おれも方々から敵視され、狙われる事になる。


それ以上の問題が、餓死者や治安悪化により略奪者が出て争いが勃発。

内紛が起きて死人が多数出る事になってしまう。

その解決こそが、もっとも厄介な敵かもしれない。


この大陸全土を魔族が支配していると言う情報は、ゴンドワナでは周知の事実だとしても、他の大陸に出回っていない事実だ。

外交が、魔族に支配される前後で違和感なく、問題もなく行われている証拠だ。

王族の肉をかぶった魔族が、なのか、魔族が王族を操って、なのかは分からないけど


その魔族の怒りを買う、と言う事はこの大陸の無事な王族や、同盟国を敵に回すと言う事。

遠くの国に逃げられたとしても、王族への反逆者として国際手配をされてしまったらどうにもならない。


まぁ、そうならない為に父さんに事後処理のお願いをした訳だけど…

それも含めてお願いをして来たのが、ジューダス一人だけだしなぁ……


武力としては天下一品、右に出る者なし!と言っても良い。

しかし、政治的な取引や処理には秀でているのだろうか。


もし、ジューダスが文武両道でそっち方面も明るいぜ!って全能型だったとしても、流石に一人で出来る事は限られてくる。

父さんが、おれの方に派遣したのは確かにジューダス一人だが、政治的な問題処理は別部隊に任せている、と言う事なら話は別だ。

何の問題もない。

イシャンが、危険を犯してまで敵地に乗り込む必要は無い。

でも、それならそう言ってくるだろうし…


イシャンがあれこれ根回ししてくれていた方が、どう転ぼうが保険になる。

父さんが動いていようが、全てジューダス主導でやることになっていようが、後々動きやすくなるから有難いのは事実。


特におれの場合、国際手配なんてされてしまっては冒険者証もはく奪されるし、街への立ち入りすら出来なくなってしまう。

変装をする、と言う手もなくはないけど…

すくなくとも、ギルドに登録していないとろくに依頼も受けられないし、路銀稼ぎが出来ない。

路銀が無ければ宿に泊まる事も、武具の手入れ道具を買う事すら出来ない。

武器を失えば戦えないし、旅を続けられなくなる。


志半ばで泣きながら故郷に帰るとかダサすぎて想像もしたくない。

あ~、やだやだ。




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