餓鬼蜘蛛
【餓鬼蜘蛛篇】
失踪した十人の子供たち
あれから以来、鬼の噂が絶えなく各地に広まっていた。
途中でいろんなことや噂など聞こえようになった、やはり鬼のことみんな一番気になるんのだ。
風安時代は、人類が絶滅寸前から再び立ち直った新しい時代。
この時代、国の概念は崩壊した。
その代わりに、人間は村を立て、里を立て、小さい領域で結束力高い集落を目的として自分の家はみんなで守るとういう概念が生まれた。
城というのは、発展の最終的のかたちになることだ。
風安城はその時代の一つの都なのだ。
そしてこの時代もう一つの特徴なのは、旅人と旅団。
旅人間や旅をする集団が多くにいるこの時代、昔のように城や村里を一つの拠点として長く住んでいる人たちとは全く違った形で。
なぜそうなるのか、一つの説がある、鬼を避けるために各地に回っていれば、鬼と遭遇の機率はそんなに高くないという発想が生まれたということだ。
そして、風安時代の象徴として、一番繁栄しているのは、その風安城だ。
風安城の発展は、この数年間風安城城主積極的に建設や商売を進んでいるの結果、風安城内だけでなく、城門前の道端で屋台や店などを経営しているのは、風安城城主の開放政策のお陰で、年々外からいろんな人がこの風安城に集まる、近所の村里まで繁栄しているようだ。
この鬼が現れる時代にもかかわらず、大胆の政策だ
風安城はもっとも有名な話のはあの【葬儀堂事件】なのだ。
それと、人が多くにいることが、情報の流れも速いのことなのだ。
葬儀堂事件のせいもあるか、城内は不穏な空気が漂う、城外まで村里の住人たちも鬼を警戒しているようだ。
また、風安城は【禁言令】の条例がいまだに健在しているのにもかかわらず、鬼のうわさは、城内城外絶えない状況の中に、禁言令とはいえもはやただの飾り条例になったのかもしれない。
そして、城内の城民たちも常になにを警戒しているようで、城民たちは落ち着かない状態に暮らしている。
風安城の治安を維持する風衛隊は、城内各地の夜の巡回回数も増えてきた。
しかし、あれから三年以上経つ、鬼の姿は再び現れたことなかったから、風安城内はまた以前のように賑やかな街に戻った。
城民たちもまた明るく暮らしているようだ。
風安城までもうちょっと少し距離はあるか、風安城段々近づくと周りの村や里など賑やかになってきた。
半日も歩いていたが、四人とも少し疲れているようで。
すると盗次は:「店で何がを食ってから行こうか。」
達耶:「そうだな、今日はいい天気だ、日がめちゃ晴れて、しばらく涼しいところで休もうか。」
れいむもうなずく同意した。
大羽はもうすでに仮死状態になっているそうだ。
四人はその道端に並べたている店を適当に選んって入った。
昨日の夜から、あの屍喰いを退治したあとから、何も食べっていなかった、大量な料理を注文した。
盗次と大羽は料理ができ上がったすぐにパクパクと食べ始めた。
達耶は煙管を吸うながら目を閉じて休んている。
そして、れいむはゆっくりとお茶お飲んて周りの環境を見ながら何かを観察しているようだ。
と、その時。
店の中に少しお客さんがいる中、ちょうどれいむたちの隣の席で食べ終わった二人の会話が聞こえた。
客:「おい、昨日の話聞いたか?」
客:「あー、また子供が失踪したのことか。」
客:「そうだ。」
店の中には客が多くいないため、その二人は話しているの声量は自然に控えめとなっている。
客:「そういえば、昨日のは十人目か。」
客:「そうだ、そういうことだよ。だから風衛隊も焦っているそうだ。」
客:「まあ、城内はまた不穏な空気になったな、みんな不機嫌になったそうで、風衛隊に不満もあるというか。」
客:「それで、この事件に関する情報は、また鬼と関わってきたな。」
客:「いや、あれうわさだけだろう、誰も見てないし、ただの憶測だけじゃ。」
客:「まあー、そうだけど、未だに犯人も見つかないし、その可能性も高いと思われているな。」
客:「やめやめ、適当に喋べたら、捕まえるぞ、バカ。」
隣で静かに話を聞いているれいむは他の三人を少し覗くと、誰も聞いていないふりをしている。
そして、その二人は話終わったあと、間もなく店から出ていた。
すると達耶は突然声をかけていた。
達耶:「どうだ、気になるのか、さっきのあの二人の話。」
れいむはお茶を一口を飲んた。
「まあ、少し興味はあるが。」
盗次は最後の一口の肉まんを呑み込んだ。
「風安城到着したから、もっといろんなうわさが聞こえるかもしれないな。」
隣の大羽の前の注文した食べ物はまだ山のよな積んている。
達耶:「まあ、この時期たぶん風安城に入ったとしても、変な空気に感じるんだろう。」
盗次:「そうだな、みんなはビリビリしているかもな。」
達耶はまた煙管を口に咥えて、煙管を吸う始めた。
「その前もそうだし、葬儀堂事件あとから、城民たちもかなりビリビリしていたようで、特に隣の家の遺体が見つかない時、もしかして鬼が近所にいることとみんな勝手に恐れているもあったな。」
盗次は数年前の風安城のことを思い出した。
達耶:「あー、あの時は大変だったな、城民たちは結構不機嫌だったし、あんときの風衛隊も頭は上げない状況だったな。」
盗次:「今回の件もそうだし、また前と同じようだ、あれ以来城民たちは風衛隊の捜査力は疑問を持っていた、もはや風衛隊の威信すでに失っていたかもな。」
れいむ:「鬼の噂は?」
達耶:「いやー、さすがに城主と官員たちは信じないだろう、鬼が存在していることは。」
盗次:「そうだな、風衛隊も自然にその線を外してた、だから事件の捜査は詰まついてるのだ。」
達耶:「上の人間はみんな鬼のことをただただ無視しているだけだ。」
盗次:「盲目な人間たちだな。」
フー、達耶は口から出ていた白い煙を空中に吐いた。
さっきからずっと食べてる大羽はいつのまり食べ終わったから座ったまま寝ている。
盗次は大羽の頭を叩いて彼を起こしていた。
四人は店から出た、風安城の方向へ再び出発。
あと少し日が沈んていく。
れいむ四人はもう風安城城門前の大道に到着した。
この大道は風安城の唯一の出入り口。
数多くの外来者(旅人、旅団など)、この風安城を訪ねると必ずこの大道を通るしかないのだ。
風安城城内だけじゃなく、城門外のこの大道にも賑やかの光景にも見える、道端で店や屋台などいっぱい並んている。
ここの賑やかさは、れいむにとってさっき経過した道とは完全に別の世界のようだ。
この風安城来る前に村や里など、人の気配が少ないのが当然のようだ、しかもこの鬼が現れた時代。
こんなに人が多く繁盛している、鬼を恐れるとは思えないくらい人たちが生き生きしている。
城門の守衛や審査をしているのは、風安城の二大組織の一つ-安保隊なのだ。
もう一つのは風衛隊。
安保隊は主に風安城の本城や風安城の塀を警備する。
城門だけじゃなく、城門の両側の長い壁の上や裏に、林の中にも安保隊の隊員が見張ってる。
そのもう一つの組織-風衛隊は、城内の治安、秩序の維持するが主な仕事。
城門から入り、また城門外の光景とは別の世界のような賑やかさ。
この大道は風安城の主な道路。そして、この大道の一番果ての場所は風安城の本城と中央広場です。
その中央広場はこの風安城で最も繁栄している街。
この大道の両側は、いろんな下町や商店街など細かく分類されてる。
下町や商店街とはいえ、自分の特徴を持っている、すべての下町風景が違う。
この時、すでに夜になり、れいむ四人はすぐ城門の一番手前の下町に入り、一番客が少ない旅館を選んて、泊まることにした。
しばらく長い間で、この風安城に滞在するが必要と四人は目的を考えたうえで決めた。
そして、四人は自分の部屋で少し休んたあと、宿泊している旅館の反対側に2階建ての小さな料亭がある、四人はそこで話しながら、食事をする。
四人は二階の位置を選んた。
そこは下の街の光景がよく見える。
「この町でしばらく滞在するあと、徐々に中央広場に近づく、なるべく風衛隊と本城の人間たちと接触しない方が動きやすい」
この話は盗次が提案した。
「まあ、この話俺も賛成する。」
達耶は喋りながら、また喫煙を始めた。
れいむはずっと下の街の人々を上から眺めている。
道路で賑やかな屋台、人が多い、牛車や馬車などが通れないくらい密集する街
「風衛隊が一番厄介なのだよ。」
盗次が厳しいな顔で話してた。
れいむたちが滞在する町は本城と中央広場一番距離遠いの場所で、彼らにとっては控えめに行動するのは最適の場所だ。
そして、四人は食べながら、事件について討論に入った。
「風衛隊の各分院はきっと失踪した子供たちに関する情報が記録されるんはずだ、この町の風衛隊分院に潜入し、その記録を少しだけ覗く、何か情報が得るかもしれんな。」
風衛隊は拠点として中央広場に設立されたのは風衛堂通称【本院】、各町各所に設立されたのが【分院】と呼ぶ、風衛隊の情報は【本院】と【分院】は関係なく、同じ情報共有するのです、しかし、本城に関する情報は【本院】だけなのだ。
盗次思ったのは情報がほしいなら、風衛隊のところにはあるはず、近所であっちこっちに聞くのも風衛隊に気づかされるの危険性が小さい。
そこでれいむは、「いや、風衛隊に近づくなってさっきいいましたよね、でもいまの話って、風衛隊のところにコソコソ入るの?」
「いや、正直、俺も入りたくないな。」
盗次は悩む顔をを浮かべた、やるかやらないかはとても悩むのだ。
そもそもいまの風安城内はかなりまずい雰囲気なのだ、何年前より居づらいのも、この城の環境が厳しくなってきた、風安城に何をすると不自由なことも薄々感じた、その原因で城内の犯罪も下がった、それはいいことだが、達耶と盗次そして大羽三人みたいななのは最も怪しまれるん人間だ、だからこの数年間この城に一度も戻らなかったのだ、できればあんまりこの城で動いたくないな、じっとすればいいんだ。
「でもさ、この風安城内の雰囲気が違うんだよ、失踪事件の話を聞くと若干城民たちに怪しまれるんだ、俺らは外来者で、城民たちにとってこの事件は敏感の話だ、特にこの事件は鬼の噂も関わる、余計なことをすると城民たちに変な目で見られるんかもしれんな。」
達耶:「まあ、情報を盗むのは盗次にとっては得意分野だ、一番気をつけることは風衛隊のことじゃなく、城民たちの疑い目だ。」
盗次:「まあ、そうだな、この風安城は常識で考えるのは到底無理なことかもな。」
そして、深夜に。
盗次は既に風衛堂分院の付近の屋敷の屋根に立っている、そこで風衛堂分院の様子を観察している。
間もなく夜の巡回の時間のはずだ。
(加入盜次潛入風衛堂使用黑影術盜取文件的插畫)
翌日朝、四人は同じの酒楼で朝ごはん食べながら、情報の内容の討論
失踪事件の記録によると、
1.多くの住人たちは、夜になるとおばちゃんの声が聞こえた、その声はどこから来たのかわからないのだ。
2.夜の街に一人のおばちゃんが街で歩いていることが見たことがあるという証言。
3.屋根に何かの巨大の黒い影が見えた、蜘蛛のような影は何人が見たことある。
そして、四人はすぐ行動はしない、一日のんびり過ごしただけ、この風安城で何かを動き出すには、もっと慎重のほうがいいとみんなそう考えたのだ。
夜に、れいむは手作りの人形たちを部屋の机に置け、これらの布人形は手作りのもので、なにかの協力が必要のとき、役に立つための道具なのだ。
術を行う、人形たちを動かせる。
八つの人形たちは動き出した。
そして窓のほうに向けて、窓から飛び出した。
各自違う方向へ出発した。
人形たちは走ったり、飛び跳ねたり、猫の背に乗ったり、屋根の縁側で走る、フクロウの爪に掴まえされて、夜空で飛んでたり、
みんな分かれる方向へ、れいむの指示で夜の捜査を始めた。
一方、れいむはまた違う術で今度「夢の空間」に入った。
表には本人が寝っているのように見えたが、実際は異次元の空間に入り、その空間で作業する。
「夢空間」とは、瞬間移動のような概念で、しかしそれは【意識】だけ移動するの術、また「夢移動」でも呼ぶ、それが【夢空間】。
この術は二つのパタンーで使われる。
一つ目は、
瞬間移動で行きたい場所へ移動するが出来る。
肉体は本来の場所に居る、意識だけが飛んでいた、色んな場所にいける、他人にも気づかない、
しかし物理的な行動は出来ない、たとえばものを触るのは出来ない、物を移動するのも出来ない。
でも、意識だけで他人の体に憑依のは出来る、そして他人の体を使って、物を触れるのも出来る。
二つ目は、固定かたの異次元空間。
この空間は術で造られた独立の空間である、術者本人だけが使える、本人のために存在する空間である。
この空間を使って、占い、方位など、全ての現象を観察する便利な術。
そこで、れいむは目を閉じて夢空間に入り、その独立の空間で人形たちの動きを観察している。
しばらくの間、人形たちは怪しい動きに気づいた。
れいむはすぐ目が開いた、夢空間から目覚めた。
窓辺に近づく、窓の外に右手を伸ばして、右手のひらは上の方に向けて、すると外の樹木の葉が揺れ始めた。
一つの微風が流れてくる、その風が意識のあるようにれいむの右手のひらに集めた。
その風はれいむのみぎてのひらで二つを分かれて太極のような形で動く。
その太極のような波動は徐々に具体化し、れいむはその波動に乗って、夜空へ飛んでいた。
一方、真っ黒の町の中に、黒い影が動いてる。
その黒い影は突然何かを感じだため、屋根の上から離れ、下の方へ逃げた、陰のあるところに隠れた。
瞬きの瞬間、れいむは既に自分が住んでいる町から三つの町の距離で、とあるの屋根の上で立っていた。
そして、周りの様子を見ているのだ。
しかしあの怪しい黒い影はもうその辺にいなかった。
れいむは屋根の上で微動だにせず、ただただその一点で立ち続けている。
とこから吹いた弱い風が、れいむのからだに触れ、れいむの衣装は揺れて、依然としてれいむは立ったまま、表情だけは深い思考に陥るのようになり。
黒い影はずっと体を低く、巷の中で軽く移動して、早くその地域から逃げ去った。
人形たちのお陰で、その晩が見失った鬼蜘蛛の手掛かりがまた見つかった。
れいむたちはとある小町の路地に入り、路地の奥また裏に、長く深くその果てまで追い続ける、人形たちは前方でれいむらを目的地を導きしていいるんだ。
追い続ける途中に気づいた、この辺りは既に人の気配は一つ感じていない。
まだ目的地まで追い続ける、ようやく到着した。
どれぐらい時間かかるのか、誰もわからない、長い道だった。
周囲を見渡すとこの路地の裏にしてはまだ明るくに見える、外よりは少し陰あるのが、そこまで暗いではない。
そしてなにかの匂いで、不気味な空気がこの周りに漂っている。
「うん?血の匂い?」
盗次は両目でキョロキョロ周りを見ている。
そこで目に入ったのはその異常な光景で盗次が思わず驚き。
「おい、見ろあれ。」
目の前の建物が巨大の白糸に纒われている、その白糸はある程度で赤い色に染められていた。
「ちょっと鳥肌が立った。」
たいははデカイ体でわりと緊張しやすい人間なので。
盗次はなにかを見つめているようで、彼が言ってるところを人差し指でその方向を指す、そしてゆっくりと歩き出す。
れいむ、逹耶、たいは三人も盗次に言われるところを見た。
「あっ!!」
逹耶は盗次が言ってたそのなにかをようやくわかったのだ。
「死骸か!」とれいむもそのなにかを分かってきた。
ちょうどこの時、蜘蛛婆が現れ、建物の上から白糸の巣の方向へ進んている。
まるで巨大の蜘蛛の生態に見えた。
蜘蛛婆は左上半身だけが人間の模様、ほかの部分はもうすでに蜘蛛の姿のように。
半分人間半分鬼?
どう説明する方がいいのか、四人は一時言葉の”ん”すらも出て来ない。
元々は人間なのか、それとも鬼が人間のように化けってるのか、それも分別できない。
みたこないんだそういうの、うわさも聞いたことない、実に大発見のような光景であり。
すると、四人の存在はようやく蜘蛛婆が気づいた。
「あぁぁぁぁ」蜘蛛婆は何かの奇声を揚げた。
「こっちに見てる。」
「あっ、、、」
逹耶と盗次は思わず手を握りしめて、戦々恐々となっている。
たいはの顔はなぜかキョトンとした。
れいむはただ冷たい顔して、蜘蛛婆を見つめている。
「まさかここが分かったのは、君らは何者だな?」
蜘蛛婆は突然喋り出した、声は細くて、低く、少し緩めて喋り方。
「わしが長年に渡って、こういた生活をし続ける、風衞隊の人たちにも見つかれたことないのに、なぜか君たちがここ知って、たどり着くができるのかね?」
蜘蛛婆は喋りながら、こっそり巣の方へ見ていた。
「あんたを探し出すのは簡単だ、別に難しいことじゃないよ。」
れいむはそう返事だ。
「じゃ、自ら送り来た獲物じゃなさそうだな。」
蜘蛛婆は若干がっかりした表情を示した。
「獲物?逆だろう、僕らは狩りに来たんだよ、化け物か。」
おううう!蜘蛛婆はなぜか興奮気味で、そしてれいむの顔が蜘蛛婆の目の瞳に映った、
この若いものが厄介の相手かも、と蜘蛛婆はそう思った。
「その、、、おばちゃんか、あんたは人間なのか、それとも、、、」
達耶は試しにかけて、こう問いかけた。
「ワシか、、、へへへワシは元々人間なのさ。」
やっぱり、と達耶の予想通りだ。
「ある日、あのことが起きたせいで、いや、おかげで、今の姿になったのだ。」
「あの日?」
「ワシは、長い生きていて、家族は全員亡くなった、ワシだけがまた生きたままなのだ。」
ワシだけが長い生きしすぎた、本来なら自殺してこの孤独から解放しようと思ったが、その日、一台物凄い勢いある馬車が通りかかった。
その馬車の速度は、ワシの命を絶つことができるはずだ、
そのまんま自ら道の真ん中に立つ、その馬車に轢かれようと思ったと。
そして望む通り、わしは馬車とぶつかれて飛んていた、道端で落ちて倒れた。
意識はぼんやりした。
もう、自分はようやく死ぬんたと思った。
意識がだんだん無くなる中、誰かこちに近づいてると感じた。
誰なのかわからないが、その人は馬車から降りていたのが覚えた。
でも、最後は意識が無くなった、あとはなにがあったか覚えないんだ。
自分が死んたと確信した。
しかし、思いもよらないことが起きた。
まさかの生き返った。
自分が目覚めた時、知らない場所にいた。
どこにいるのかわからなかった、ほんとうに死んたのか、周りを見ながら確認していた。
木造らしきの部屋にいた。
周囲の環境はどんな状態なのか、確かめようとベッドから下りた。
そのベッドから下りた瞬間、ある異変を感じた。
それが自分の体のことだ。
普段は自分の体力や力的に衰えるのも常に感じた、それが当たり前なのだ。
しかし、さっきのは全く違った感じが得た。
さらっと下りた。
キツイこと何ひとつも感じなかった。
腰痛とか、肩こりとか、体の悲鳴のような感覚も全部消えた。
でも自分の様子を見ると、まだ本来そのままだった。
部屋のなかで、一周まわって、何もなかった。
外へ出ようと思ったが、急に飢えを感じた。
頭の中になにかの映像のようなものが閃いた。
なんなのか、わからなかった。
その飢えの感じに連れて、なぜか焦ったようで、急に何かを探そうとしている。
この飢えの感じ思わず自分の嗅覚が優れっているとは気づかなかった。
ただ、体が勝手に動き出した。
木造の部屋から出て、外も何もなかったようで、後のほうへ探しに行った。
木造の小屋の後ろの奥に、小さな倉庫が見つかり、自然にその倉庫のほうへ向かった。
倉庫の扉を開けると、いきなり数人が倉庫のど真ん中に倒れて、その光景を見た自分も驚いた。
でも、なぜか、無意識にその倒れた人たちに近づけようとした。
その人たちは生きてるのか死んたのか、確かめようと思った。
と、その時、自分がその倒れた人たちの中にの一人、その人の首筋辺り目が行く、そして、思わず噛み付いた。
気が狂いそうだった。
血を吸うと、呼吸すらもしたくないぐらい、その血を吸う続けていた。
さっきの飢えの感覚はいつの間に消えた。
飢えの感じ満たされたのか、それとも、自分本来の人間性が急に戻ったのか、途中で意識が戻った。
自分がなにかの恐ろしいことやってしまったのか、一瞬自分のこと怖くなってきた。
そして、慌てて後ろに下がった。
その倒れた人から離れようと、と同時に頭が真っ白になった。
口の周辺全部血がついた。
あ然とした。
口を開くまま地面に座った、全身動けなくなった。
その倒れた人たちは自然に食物のように見えてきた。
しばらくボーッとしていた。
いま、どうすれば分からなくなった。
ただただそのまま座って動かない状態だった。
気が抜いた状態で時間がどれぐらい経つのかわからなかったが、とある気配が不意に感じた。
さっき意識が失ったよな状態から一瞬で目覚めた、そして危険の匂いがした。
誰か倉庫の扉の隣に立っている。
いつそこにいた?そう考え始めた。
反射的に警戒心が湧いてきた。
防御心理が働き、凶悪の目つきが示した。
その人が全身マントに被れて、マントは星型の絵柄がついてる。
でもその人の顔はよく見えないが、一番印象的なのはあの人が笑っているようで、口から見えた、潔白の歯が露出と口の周辺が漆黒の皮膚が見えた。
本当の黒い色、炭より真っ黒な皮膚だった。
随分長い人生が生きていたのが、この歳までになって、そんなような人が見たことがなかった、不思議に思った。
まさかさっき自分がとった行動は全部その人に見られたのか、急に不安になった。
どうすればいい、このまま逃げるのか、他になにかをその人なんの形で黙らせるの、そう思った瞬間、その人が突然声を出した。
「起きたのか、気分はどうだった?」
まさかその人はなにか知っていあたのか。
「え?!」
しばらく様子を見て、すぐにその人に返事しなかった。
黙り込んだ。
しかし、次のような話が出た、そしてわしは驚くほど目が開いた。
「なにかの異変が感じたのかね?申し訳ありませんがあなたを救うためにやむおえないことです、その手しかなかったので。」
その人が話しているにもかかわらず、口がずっと笑っているように、とても不気味だった。
まさか、その人はわしが馬車に轢かれたその馬車の持ち主だった。
わしが馬車に轢かれて、道端に倒れ死の寸前だった。
彼がすぐに馬車から下りでわしの様子を確認しに来たのだ。
もうか助けないのかと思った、わしにあるもの食べさせた。
それが「鬼の肉」だった。
わしの命を助けるために、そしてわしは無事だった。
「いまとても飢えるを感じはしたのかね、それも仕方ないので、その人たちを用意したから、どうぞごゆっくりしてください。」
天空は突然変化し始めた。
白い雲が灰色になり、だんだん暗色の方に変化し続ける、そして太陽を丸ごとで遮った。
瞬時に周りが暗くなってきた。
「鬼の肉」
その人はワシに鬼の肉を食わせた。
わしは驚いた。
慌てて手で自分の顔を触った。
なにかついたのか、手のひらを見て、真っ赤な血だった。
衝撃すぎで、頭が一時に回れなかった。
鬼の肉だと、わしは鬼の話や噂など聞いたことはあるのが、長い生き続けたんですから、まさか本当だったのか、本当に存在しているのか。
その人始終ずっと不気味な微笑んていた。
あとは気づいたら、いつの間に彼はわしの目の前から消えた、あの人は一体なんなのか、未だにわからないのだ、あれ以来一度も会ってなかった。
そして、わしは怖くて、倉庫から逃げ出したのだ。
数日後、自分の体が異変し始めた。
それが最初のとき飢える感が耐えなくなった、壁を見てちょうど一匹の蜘蛛そこに止めた、それで思わずその蜘蛛を掴んで、口の中に運んだ、とても大きな蜘蛛だった。
それでもわしは満たされなかった、やはり人間じゃないとだめか、とその時倉庫にいったことを思い出したのだ、あの時人間の血を吸うだ記憶は戻ってきた。
そして、一つの考えが頭の中に閃いた。
「人間が喰いたい。」
その考えがきっかけにわしの体が異変し始めたのだ。
達耶と盗次二人ずっと驚愕な顔してた。
「蜘蛛を食った、それで蜘蛛の姿に変わった?」
「そうだ、無意識な、へへへ」
鬼がほかの姿に変化したのは盗次と達耶はいま初めて知ったのだ。
恐ろしくて、言葉が出ない。
そして、二人はれいむの反応を見ていた。
鬼は人を喰うのは当たり前なのだ、それが普通のこと、しかしなにか必要な時、喰ってたその生き物の能力は持つようになった、それは鬼の特殊な能力、そもそも人間は鬼より弱いんだ、だから人間を攻撃するには変化の必要がないのだ、だから世間は鬼が変化の能力と吸収能力を持っているのは当然知らなかった。
その喰った生き物の能力や持っていた特徴など、自分も生み出すことは武器になるのだ、でもこれは人と鬼の混合体のせいで、鬼の本来の力弱まってたの証拠だ、変化能力を通して、足りない部分を補完した。
「よくそういう姿に変わったな、捕食するために何かの便利の能力が必要でことか。」
「へへ、そうだ、この蜘蛛の姿でどこでも行ける、逃げることも、隠れることも上手くできる、誰もわしの存在を気付かないのだ。」
蜘蛛婆は達耶と盗次その二人がだんだん自分の存在の恐怖を感じだ。
だがこのれいむという白髪少年だけは一心不乱のような、蜘蛛婆はれいむに興味を持った、そしてれいむの顔は蜘蛛婆の瞳に映った。
「捕食するために、その白い糸で何人も一気に捕まえるので便利だったな。」
「えっ?!そうか、じゃそのなかに全部人間か」
盗次は全部理解したよな顔で驚いた。
「じゃ、あの子どもたちもその中に?」
達耶も驚く顔。
そして二人は急いで巣の中に入り込んだ。
白い巣の中に入ると、すぐ子どもたちの姿を探し始めた。
蜘蛛婆は止めようとしたが、れいむはそこに立っている、れいむのこと警戒しているのだ。
この白髪少年は、その二人とは違う、蜘蛛婆はその危険を感じだ。
こうして、れいむと蜘蛛婆はお互い見つめ合っていて、ずっと対峙する状態している。
「おい、ここだ。」
巣の中から盗次の声が聞こえた。
達耶もすぐほかの子供も見つけた、ほかの大人の人たちも、しかしすでに死骸になったのだ。
盗次は常に身につけている短刀を取り出した、白い糸に纏われた子供を解放しようとしたが、
嘘!なんで?
短刀の刃で白糸を切ろうとしたが、刀は全然動かない。
どんだけ力入っても、その白糸は全然傷んでない
切る、削る、そして刺す、途中で力入り過ぎて手汗まで出てきて、持っている短刀突然弾けった。
「クソっ、ダメだ、全然切れないや。」
白糸にヒビすら入ってなかった。
外の二人ずっと立っていたまま対峙している。
すると、この沈黙を破ったのは蜘蛛婆だ。
「きみ、道術師なのか?」
れいむはただ微笑んで返答はなかった。
「驚いだよ、わしはここまで生きていたのだが、道術師というものとは初めて見たのだ、伝説はホントだった、ホントに存在するんだな、へへへ。」
「え、道術師は絶滅はしなかったよ。」
れいむは口開いた。
そして、れいむは話しながら、後ろから黒槍を取り出した。
黒槍右手でしっかり握って、黒槍を三段式で伸ばした、れいむは戦闘状態に入った。
周りの空気が変わった、一瞬でビリビリの感じがした。
蜘蛛婆も警戒している。
「なるほど、道術師一門は隠れていたのか、、、」
会話しながら、蜘蛛婆はれいむの隙間を狙っていた、けど、全く動けなかった。相手の実力を憶測のができない、難しいのだ。
勘で行こう、向こうは若いし、こどももいえるぐらいから、そんなに怯える相手じゃないのだろう、と蜘蛛婆はそう考えた。
しかし思うように動けない、なぜのだろう、やはり心の底から怖がっているのだか、と蜘蛛婆は自身のことを分析している。
いろいろそう考える途中、蜘蛛婆思い切り白糸を何発を吐き出した。
れいむは避けった、既にその蜘蛛婆の奇襲を予想していたのだ。
襲いかかった白糸を軽く避けていたれいむ、と同時に動き出した。
速い速度では走り出した。
蜘蛛婆の白糸の連射。
走り出したれいむは連射の白糸を避けるながら、蜘蛛婆との距離を縮めた。
白糸の攻撃は貫通力を持っている、そして周り段々を破壊している。
れいむは符を取り出した、紙人形と共に、術をかけて、するとれいむの前二つの炎を呼び出した。
炎は人型のよなかたちになっていた、れいむは人差し指で指示して、二つの炎人形は蜘蛛婆のに突撃した。
蜘蛛婆は真正面から二つの炎人形の襲撃を食らった、全身火だるまになった。
さかんに燃えっている。
パッキパキの音も響いてる。
でもれいむはまだ警戒している。
目を細くして見ている。
れいむはこの技で相手を一気に倒すのは難しいだろうと予想していた。
なにか来る?それとも無傷なのか?まさか、、、
れいむは頭の中でいろんな分析、いろんな予想をしている、ずっと頭が回っている。
と、その時、れいむは本能的に突然に来た射撃を躱した。
それが火だるまの中からニ、三発の白糸が射出。
そして火だるまの炎は一気に散った。
れいむは驚いだ。
蜘蛛婆は無傷だった。
それが、蜘蛛婆の身の周りは白糸で造った約三分のニの面積で半円かたの盾に守られたのだ。
「おー、その白糸は火を耐えるのか」
それだけじゃなく、白糸は火を弾けったのだ、その白糸は硬いゆえに、耐性も持っているのか。
れいむは次の動きを考えた。
また同じ符と紙人形を取りだした。
れいむ相当の約二倍の大きの竜巻が現れ、すぐに蜘蛛婆に直撃した、これはれいむの一連の動作で完成したことで、相手に隙間の時間さえ与えなかったのだ。
竜巻の風はまるで千切りのような白糸の盾を切り裂く。
だけど全く影響せず、無傷だった。
一方、盗次はあること発見した。
白糸に纒われた子どもはうなじ辺りで一つの白糸に吸い付けられた。
よく見ると、その一本の白糸が子どもの体の中から血を吸い取った。
白糸の構造から考えると、多分真空状態となっている、更に血の輸送するために、途中で切られないように、堅く造られたんだろう。
それは白糸がなぜかそんなに硬いのか、答えはこれだな。
盗次はその考えだことを逹耶に伝えた、すると、逹耶は慌てて外へ飛び出しだ。
「小僧、気をつけて、そのクソババアが吐いた白糸に捕まえたら終わりだ、聞こえたか、おい。」
逹耶は必死で叫んだ。
この蜘蛛の化け物か、こんなにひどいことしやかって。
れいむは黒蜘蛛と激戦中だ、しかし逹耶が話したことは聞こえた。
れいむは蜘蛛婆との距離を取ったつもりだが、既にニ、三発の白糸がれいむに撃ってきた。
れいむは回避しつつ、段々蜘蛛婆から離れた。
「通りでさっきの攻撃が全部効かなかったか」
距離を取ったれいむは動きが止まった、蜘蛛婆も攻撃を止めた。
両方次の一手を考え始めた。
巣の中に子どもたちを救い出す方法を探すため、白糸の構造を分析している。
するとなにかのヒントを得るため、巣の中でうろうろと回っている。
この時間の経っている中に、子どもたちの血が吸い取られていること一度も停止しなかったので、つまり子どもたちは白肌のようになっていること、その白さは死体の白さに近いのなっていることなのだ。
外の激戦の音が聞こえなかったと盗次は気づいた。
「うん、戦いが止まった?」
盗次は思わず外の様子を気になってきた。
れいむは白糸の対策を頭の中で練っている。
接近戦は無理だ、物理攻撃でどうだって話だろ、
しかし、物理攻撃もダメかもな、あんなに硬い造られたから、やっぱ他の術を使うか?とれいむはずっと頭の中でこうやて自問自答しているのだ。
盗次は手で触りながら、奥裏まで回してきた。
この巨大の巣は、全部白糸で造った出来物であり、刀で切られない、他の道具を使っても破れない、どんな方法でも壊せない、よく触ると石ような感触でも石までの硬さではない、石より軽い。
また鉄などの金属物ような材質ではない、一つだけわかるのは、糸で編み出した一面辺りで、その構造の中に糸が綿密で重なれて造り上げたもの、また面と面と重なれて徐々に出来上がったこの巨大で堅いの籠なんだろう。
上は?上なにかあるのだろう、と盗次は自分で小さな声で呟いてた。
蜘蛛婆にとって、どんな地形でも、どんな場所であり、自分の方が自由自在移動できる、相手はただの人間だ。
そして九十歳にしてもいろんな人生が歩いて来たから、どんな危険どんな場面でも対応できる、つまり余裕はあるさ、この歳になって、この力が手に入れた、あるいはまたまた死ねないだろう、自分の運命は。
またこの歳でこんな相手とのこんな激しい闘いができるなんて、夢も見なかったよ。
え、へ、へ。
そう考えると、蜘蛛婆はいま心の中にわくわくして、思わずニヤけてきた。
「次はどうしよかな。」
れいむは黒槍を三段式から一段式に収めて、その黒槍を軽く持って、自分の肩叩いた。
どういうつもり?
いきなり警戒態勢から解けたれいむが、蜘蛛婆に困惑させた。
急に気楽で対応するのはなにかの対策なのか、それともただの演技なのか、もうほかの戦い方ないのかも。
うん、何してる、小僧?
下で観戦している逹耶も状況把握できない
れいむの反応を見て、まさかもう対策はないかも、と突然自信が湧いて来た、思わずいつもの不気味の微笑みは浮かべた。
「そういえば、道術師の血はどんな味なんだろう。」
蜘蛛婆試しにわざと挑発の言葉を言い出した。
れいむはずっと立っていた所、黒槍で肩を叩いてながら、ひたすら回っている、何かを考えてる。
きっと、長生きするんだろう、道術師の血は、肉でも美味しかな、えへへへ。
ぼくは初めて山から出たあと、一匹の鬼を殺していた、知ってる?
れいむは
なに?何を言うこの道術師め。と蜘蛛婆は少し動揺したようだ。
「バカな、鬼なんているわけないだろう。」
今まで散々噂されたけど、わしここまで生きてきたが一度も見たことないのに、鬼の正体なんて誰も知らない、鬼を倒したって?デタラメなこと言ってんじゃないわよ。
蜘蛛婆はさっきの微笑みなぜか消えた、その代わり凍りついた表情でれいむの方に見つめいていた。
れいむは黒槍を持って蜘蛛婆の方向で指す。
「ふん、信じないのだろう?それは当然だ、今この時代鬼らが必死で隠していたのに、現すことなんてないだろう、でもね、あんただけが知らないかもしれない、動いてるんだよ、鬼たちが。」
蜘蛛婆、返す言葉はなかった。
「次の一手見せてやろ。」
うん!蜘蛛婆は眉間の皺寄せてきた、急に体をの姿勢を低くして、戦闘状態、いや防御姿勢に入る。
次はなんた?もうないだろう、火や嵐など、わしに一つの傷も与えない、次は雷とか?ふん、全部手品しか見えないな。
周りの緊張感が徐々に高まる、蜘蛛婆は自信満々だが、相手は一道術師油断できない。
逹耶も気になる、もう打つ手はないだろう、ただ時間を延ばすだけだ、そうすると、子どもたちは、、、そう考えると逹耶は冷え汗が出てきた。
ところか、れいむは五枚の符を取り出した。
この鬼蜘蛛は前の屍喰いとは違った、意識を持っている、そして自分の武器を駆使できる、かなり厄介の相手だ、この先こういうの増え続けるのだろう?
れいむはそう考え始めた。
なぜかれいむは五枚の符を取り出したまま動かない状態になった、蜘蛛婆は気づいた。
やはりただの威張りなんだろう。
突然五枚の符は火が着いた、れいむは呪文の唱え始めた。
そして、符を一斉に投げ出した、ちょうど逹耶の立っていた所に地面に貼りついた。
符は火が燃え尽きた。
周りが鎮まった。
逹耶はキョロキョロ周りの動きを見つめた。
蜘蛛婆も気になっていた、その符のこと、そして目の前のれいむ、両方を警戒している。
気のせいなのか、震動を感じた。
いや、気のせいじゃない、上下の震動が激しくなった。
確実地が揺れてる。
ゴロゴロまで聞こえた。
まるで太鼓のような音、耳に入ったわけじゃない、体の中まで響き渡ってる。
蜘蛛婆は左手で地を触る、揺れ激しい、じっとしているのは無理だ。
逹耶も地面で立つのも難しい、思わず転んちゃんた。
震動はまだつづく。
れいむの方を見て、彼は目を閉じてる、蜘蛛婆はこの隙間を掴んて行動しようが、揺れが止まらない、自由に動けないのだ。
地面が引き裂く、震動と共に、さっきの五枚の符が落ちった所が変化し始めた。
なにか地の中から出て来たのか、大量の砂塵が巻き上がった、周りが見えない状況、逹耶は頭を抱えて、大量の埃を吸わないように。
蜘蛛婆は一気に不安を感じた。
出てきたものが散らした死の匂い、陰湿な気配。
ホコリは徐々に消えていく。
逹耶も頭を上げた、周りの状況を見渡し、
そして目に入ったのは、五つの漆黒の棺桶だ。
棺桶?
蜘蛛婆は驚いた、なにか出るのか、まさかの棺桶か。
しかしすぐ蜘蛛婆は感じた、その五つの棺桶から発散した匂いと空気。
不吉だ。なぜ不吉の単語が出てきたのか、自分でもわからない、ただ今の状況に対してこの単語だけで十分表現できる。
不吉と死、この二つの空気が重ねてこの周囲に漂ってきた。
蜘蛛婆は左手強い握りしめてる、そう、さっきの自信がいつの間に失ったのだ。
今の状況を考えるとまず自分の身はこの災難から抜けせるのか、と自分の命の心配をし始めた。
「なんだ、地震?」
盗次は巣の中にいる、外は何か起きたのかまったくしらなかった。
一方で外は両方まだ対峙している状況で、誰も先に攻撃しないようだ、そしてれいむは蜘蛛婆に問いかけた。
「なぜ、子供たちに手を出した?」
「色んな人間を食ってしまったな、肉や血など、そして死んだ人間の体まで、しかしどれもいまいちの食感だ、どの味でも満たされない感があった気がした、ちょうどその時、一人の子供が目の前に現れたんだ、そばに親が居なかった、あの子供を見て、わしにとって誘惑のようなもの、ついに、、、」
蜘蛛婆は振り返りながら、満足げな顔していたのだ。
「ついに、化け物の本性が出たワケか」
れいむは怒りの顔は示していないが、あえて言葉で相手を軽蔑している。
「やはり子供のほうが満たされるな、へへへ。」
「化け物め、まさかの雑食とはな、地獄に行けりゃその満たされた顔はまた出来るのかな?」
れいむの言葉に刺激されて、蜘蛛婆は厭わしい顔が浮かべた。
餓鬼族は大体三種類で分かれている、血を吸う、生きている人間の肉を食う、死んだ人間の死体を食う、しかしこの目の前の鬼蜘蛛がどれも食べたことはあったのか、その食性は色んな鬼のうわさの中に聞いたこともなかった、そして記憶の中にどの書類でもこういう話も記載されていないのだ、やはり人間は鬼と混ざっていると何かの変化が起きれるのか、一体どうなっているのか謎が多すぎるんだ。
そもそも、餓鬼が人間を食うのは生きるのためではないのだ、ただその純粋な欲望が働くためただそれだけ、地獄で永久の痛みと苦しみに与えられるのは餓鬼の贖罪の形で、それても死なないのが”鬼”なんだ、そうすると何も食わなくても餓鬼は死なないのは当然だ。
だが、この蜘蛛婆のような人間と鬼の混合体はやはり人間的な部分が生きるために、食うという行為が必要なのか。
そいえばこの蜘蛛婆を助けた人、一体なにもの?なぜこんなことした?もしかして、そいつは意図的に肉を食わせたのか、鬼の肉を人間に食べさせ、人間と鬼の融合的な化け物を作り出すつもりか、とれいむはそう考えた。
「まあいい、人を食ったらもはや人間ではないのだ、やはり消滅しかない」
れいむは自分の信念に従う、この世に出てきた餓鬼族は排除すべきだ。
そして、れいむは何かを動き出すのと予想し、蜘蛛婆も今この瞬間臨戦態勢に臨んだ。
そこの五つの棺桶もまた気になるな、蜘蛛婆は両方の警戒しなければならないのだ、相手は予想以上の手強いやつだ。
困ったもんだ、巣のほうの状況も気になるな。
よく考えればこいつらがここに辿りつけるこの時点で中々なもんだ、わしは油断した、風衞隊が気付かないうちにわしは安泰だずっと思ってた、しかしここは風安城、誰にも入れる繁華な都だ、もしかしたら想像もできない人たちがこの都に来るかもしれない、だがわしはこの奥裏の路地の中に住んている、誰にも気付かないと自信はあった、それに加えて風安城はいつも鬼の噂に浸れるがちなのだ、上手く利用できれば、例え犯罪を犯したとしても逃られるんだ、だから今までは自由自在に動けるのだ。
今考えると目の前のこの道術師は予想外な者だ、いえ、架空的な人物のも言えるのか、道術師が存在するのは今まで誰にも考えたことないんだ、意外と言うより、へへまあーいいか、これは天罰だ、そう考えたほうがふさわしいかもしれんな。
ふっ、因果応報って言うやつか。
視線を逸らした、なにがを感じだ、その五つの棺桶が動き出す。
五つの棺桶の蓋が開けた、不吉と死の匂いが更に強くなってきた。
人間?いや、屍だ。
五つの屍が棺桶の中に、蓋は完全開けていた、それぞれ眠っていた屍が一斉に立ち上がった。
あれはなんだ!逹耶は心の中で叫んだ、初めて見たこの光景、そして初めて感じた死の恐怖が心と体全身に染み込む、思わず体震えた。
「任せたな」
これは驚いた、まさかれいむがこの瞬間で抜け出したとは、れいむの様子を見ると自分は一対六のかなり絶望の状態かもしれない、と蜘蛛婆はそう考えた。
「あの小僧、わしを一気に倒すと思ってたが、まさか逃げた、狙いは巣のほうなのか」
れいむは降りていた。
蜘蛛婆は止めようだが、五体のキョンシーはもう目の前なのだ。
何という疾さ、蜘蛛婆本能的に防御体勢に入った。
一対五か、この状況も厳しいな。
盗次は振動らしきな音が聞こえ、探しながら、上を見上げた。
天井が暗くて見えない、しかし音は上から来たのは確かのだ。
上行ってみよと盗次は躊躇なくすぐ登り始めた。
さあー、早く。
れいむは逹耶を呼んで、自分は既に巣の中に飛び込んた。
一連の動きで逹耶はもうついていけなかったのだ、慌てて立ち上がって、ただれいむの後ろに追いかけた。
天空上はもはや激戦区だ。
「なにかなんたかさっぱりわからないな」
急いて中に入ると何人の子どもが見えてきた、顔は死んだ人ぐらいの白肌になってきた、もう時間が無いのだ。
「れいむあれはなんた?」
「あれって?あー、あれは仲間だ。」
「仲間?なんたか恐ろしい匂いがするな」
「当たり前だよ、あれは元々死んだ人たちだ。」
え?!
ハッキリ言うね、逹耶は少々びっくりした。
「あれは伝説のキョンシーと呼ばれ、我々道術師一門としては不可欠の仲間だ、まあ、道具でも言えるが、でも道術師には幽霊や妖怪など関係ないんだ、正々堂々生きてりゃ、何も恐ろしいことなんかないよ。」
「まあ、そうなんたけどな。」
「暗闇に隠れてなにかを企んてる地獄の住民たちとは違うんだ。」
二人は話ながら、盗次を探している。
ところかれいむは盗次の姿が見あたらない。
逹耶さん、あれ!
れいむは指で上のほうを指し逹耶を呼びかけ、そこには人がゆっくりと登ってる姿が見えた。
「え?おい、あれ盗次じゃないか、なぜあそこに?」
「多分、上なにかあるんのだろう。」
外の激戦はまだまだ続いてる、そして中にも聞こえる暴発のような音と震動。
「ぐぅ、あの五人(?)いや、あれは本当にキョンシーなのか、人間の戦いより激しいな。」
五体のキョンシー次々と蜘蛛婆との接戦、彼らの手は長い爪と斬撃の形の戦い方。
蜘蛛婆は白糸で攻撃したが、向こうは速いスピードで躱した。
するととある一体のキョンシーはいきなり手を地面に押し込んで、地面から一直線の連続爆発攻撃蜘蛛に直撃。
蜘蛛婆は白糸でなんとか何体の行動を抑えるつもりだが、全部当たらない。
動きが疾過ぎるんだ、と蜘蛛婆は完全に抑えられている状態だ
れいむと逹耶二人とも上を登り始めた。
蜘蛛婆は突っ込んてきた。
「おい、おい、あのババが入ってきたよ」
逹耶は上にいるれいむと盗次に向けて大声で叫んだ。
盗次はちょうど上に上がったばかりで、突然蜘蛛婆は巣の中に突っ込んてきた、だが盗次は気付いてなかった。
目の前に巨大な出来物がそのままぶら下がってる。
なんだろ、と盗次はひとり言で手を差し伸ばして触ろうとする。
その巨大な出来物は暗いの天井の中でハッキリ見えないが、でも想像以上大きく感じだ。
振動の音もこの出来物から出てきたの確信した。
よく聞くと、なぜか心臓のような振動が聞こえた。
すると光が差し込んてきた。
おう、何これ、心臓?
暗い色で赤く見える、そしてゴドゴドと表面が膨らんだり縮んだりして、まさに心臓のようなもの。
巨大な心臓のしたは複数の白糸が付いていた、1本の白糸の中に真っ赤なものが流れている、あれは血だ。
心臓の振動は人たちの血を吸い取る、白糸を通して、上のほうに輸送した。
巨大な収集容器として、膨大な血が集まれた。
光が差し込んたあと少し遅く気づいた盗次は周りの状況を確認すると、蜘蛛婆は既にこっちに向かってきた、そしてれいむと逹耶のことも気づいた。
自分は小さな獲物のような目線で向こうはまさに巨大の蜘蛛その姿のまんま這い込んてきた。
蜘蛛婆はまっすぐ盗次のほうへ直撃し、かなりのスピードです
、外から追いかけているキョンシーたちも追いつかない。
蜘蛛婆は一気に盗次に接近し、盗次は既に凍りついたように動けなかったのだ。
そして蜘蛛婆は口を開いて、人間のはから鬼の牙に変わった。
思い切り盗次を喰うだろう。
蜘蛛婆は飛んだ、両方はもう面対面の局面で、蜘蛛婆の顔と盗次の顔僅か人差し指の長さだけだ。
盗次の顔は怖いとかそれとも死の覚悟ができたとか、一切分別できない。
うおっと、なぜか蜘蛛婆の首が歪んだ、そして体が真横の方向に移った。
盗次の目の前には黒い金属の棒が見えてきた。
気づいたらびっくりして、思わず一歩下がった、よく見たら蜘蛛婆は巨大な心臓と共に黒槍に刺された。
それはれいむが投げ出したのだ。
「ぐ、ぐっ、まーさか、わしはこんな死に方に迎えたなんて、、、へへ」
隣の心臓の音も聞こえなくなった。
うん?止まった?
盗次は心臓の方へ見た。
早く、この心臓はわしの心臓じゃ、この心臓が止まった時、白糸の巣が解けるのだ、でもその同時に心臓は爆発するんじゃ、すると中に溜め込んた大量の血は全部出て来る、この地域は血の海になるのじゃ。
盗次は終始頭が真っ白のように、次はどうすると思いつかないまま、体も動けない。
れいむは一気に上がった。
黒槍を握って、
「盗次さん、」
れいむは盗次の肩を叩いた、
え?小僧、なんて?
盗次はまるで意識が戻ったよう、
「盗次さん、ぼくはこの槍を抜け出すと、その同時に僕たちは下に降りっていく、子どもたちを外へ運んてください」
お、おう、、、
聞いたのか盗次さん
あ、あっ、わかった。
これは時間との競走だ、
うん、大丈夫
盗次の目が変わった、今の状況がちゃんと認識したようだ。
じゃ、もうちょっと下がって
れいむの指示で盗次は蜘蛛婆から離れた。
れいむの視線の先は蜘蛛婆のほうに移った。
「ぼくは言ってたっけ、鬼を殺したことはあったって」
蜘蛛婆は呼吸がゆっくりとなり、意識がだんだん失っていく、まるで死の寸前の病人のように。
「きみ、が現れたのは想像もしなかったのじゃ、こ、これからこの世の中には、、、混乱、、、するんだろう、、、」
ふん、れいむは笑った、そして黒槍を蜘蛛婆の体から抜き出した、一瞬だけのこと。
蜘蛛婆の死と共になぜか悲しい空気が漂っている。
長生き過ぎて、孤独のゆえに、不意に鬼になって地獄まで陥った。
でもなぜか楽しみと刺激な気持ちが沸いてきた、
思いもしない、まさかここで敵に遇い、
また生きたいという思いが急に浮かべた、
結局最後まで孤独で終わるるんだな。
*
れいむは黒槍を抜き出した。
そしてその巨大な心臓の鼓動が激しくになった。
ゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴド。
「崩れちゃう、降りろ。」
れいむはその心臓の様子を見て、なにが起きそうと予測した。
「おい、糸が解けたぞ!」
達耶下で大声で呼びかけている。
「さあ、いっこう。」
れいむは盗次の腕を掴んでやんわりで降りてきた。
少しボーっとして、突然れいむの声が聞こえた。
「早く、外へ。」
二人は外へ向かって走り出した。
心臓の振動はさっきより数倍激しくなった。
盗次は外に出た時点で、爆発のような音が聞こえた。
白糸で造られた蜘蛛の白巣崩れし続けた。
そして、心臓が爆発したと伴に大量の血液が、洪水のような勢いで噴出した。
地面は一片真っ赤な血の海。
れいむたちはすでに屋上のところで避難した。
救出した子どもたちと伴に。
「子どもたちは、大丈夫?」
れいむは子どもたちの体を心配している。
「大丈夫だ、たいはさっき自分が持っている薬水を彼らに飲ませた。」
「そうか、良かった。」
屋上で血の海を俯瞰しているれいむたちはしばらく無言のまま、時間だけが経った。
「子どもたちは、どうする?」
逹耶は静かな空気から?
「近くにある風衞堂の分院に子ども達を置いとこう、すぐ発見されるので。」
れいむそう答えた。
「しかし、俺らは目立つな事をやってしまったな、大丈夫か俺らは。」
いつれバレるよ、とれいむは心の中にそう思ったが、口で言わなかった。
翌日、風衞堂分院前は沢山の人が集まっている。
とても騒がしいのようで、
子どもたちが無事に戻ってきたこと一気に拡散した。
風衞隊の隊員は家族と確認作業が行なっている様子、れいむたちは一応とある屋根の上で、風衞堂の様子を見に来ていた。
「なんか俺たちはいい事した気がするな。」
盗次は嬉しそうにこう言った。
しかし、れいむは何も言わずにすぐ屋根から降りて、この場から去った。
この件について、一件落着と見えるが、風衞隊にとっては、依然として不明のままで終わった事件だから、この案件には未解決事件として記録されて、そのまま分類された。
あれ以来、子どもの失踪事件は、再び起こることは一度もなかった。
(つづく)