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第60話 『猫耳』

タイトルで分かる通り、今回ほとんど本編の進行とは関係ない話になってしまってます。

猫耳ってかなり謎だなと思って書いてしまいました。

第60話


『猫耳』



小麦亭へと着いた俺とエルザは、まずはカウンターで宿にエルザも泊めてもらうべく話をする事にした。


「この娘も一緒に泊まりたいんだが…」

俺はそう言って懐から金を取り出そうとした。


カウンターにいた従業員と思われる男が振り返り、

「すみません。今部屋は一杯なんです。申し訳ありませんが…」

そう言って頭を下げてきた。


「いや、俺たちと同じ部屋に泊めてもらえればいいんだがその場合はいくら何だ?」

元からリルルたちの部屋に泊めてもらおうと思っていたので俺は気にせず続けた。


「あっ、はい、そう言うことでしたら…」

男は俺の顔をみてから隣のエルザへと視線を移した。

だがエルザを見た男は、

「す、すみませんがお客様、そちらは獣人でいらっしゃいますか?」


「あ、ああ、そうだが…」

俺はまさかここでも断られるのか?という思いが過った。


「首輪が無いようですが…」


『やっぱりか…』


『ねぇ、どうするの?』

レンも予想していたのか素早く脳内で俺に語りかける。


「俺が責任持って面倒見るから迷惑はかけない。」

俺は男の店員を見ながらカウンターに肘をかけながら言った。


「そ、そう言われましても…他のお客様の建前もありますし…」

男は目線をそらして困った様な表情を浮かべていた。


するとそこへ、

「どうしたんだい?」

と一人の女性がやって来た。


「あら、お客さんお帰りなさい。」


見るとあの恰幅のいいおばちゃん…いや女将さんだった。


「ああ、ただいま。」

俺は少し無愛想な顔をしていただろうが今は取り繕う気もしなかった。


「何だい、何かあったのかい?」

女将は男へと話し掛ける。


男はその女将に説明をし始めた。


「なるほどね…」

女将は振り返りエルザの方を見てから、

「分かりました。では1泊銅貨3枚になりますが宜しいですか?」


「女将さん!」

それを聞いた男は思わず女将の方を見た。


「いいんだよ、このお客さんには前にご迷惑もお掛けしたし、あたしが見る限りそこの可愛いお嬢ちゃん一人増えたって問題無いよ。」

女将は続けて俺を見てから、

「それに面倒はかけないってお客さんも言ってるんだしねぇ?」


「ああ、問題無い。」

俺は少しホッとしながら女将に返答した。


女将はニッコリと言うよりはニヤニヤとした雰囲気で、

「なんなら、お風呂の鍵をお出ししましょうか?」


「い、いや、今はいい…それよりも俺の宿代も一緒に払っておいていいか?」

すっかり忘れてたが今日までの宿代を払うのを忘れていた事を思い出した。


「そうですか。いえ、確かあなたの宿代は今日の分まではお連れさんに頂いておりますので必要ありませんよ。」


どうやら既にリルル辺りが払ってくれていたみたいだ。

ならばと俺は、

「じゃあ、暫く滞在する事になりそうだから。これで…」

そう言って俺は銀貨4枚を女将に渡した。


「はぁ、これですとそちらのお嬢ちゃんのも含めて3日分追加で銅貨1枚のお返しで…」

素早く計算する所は流石は女将と言った所か。


「いや、釣りはいい、それよりもありがとな。」


「いえいえ、こちらも商売ですが、そんなに可愛いお嬢ちゃんを泊めない訳にはいかないでしょ。」

女将さんはドンと胸を叩いてから片目を閉じてエルザにウィンクした。


エルザは恥ずかしそうに頬を赤らめてから、ペコリと一度頭を下げた。


女将さんはその様子を満足そうに見てから、俺に顔を近付け、手を口元に添えてから、

「でもお客さん、一応ご忠告までに、町を出歩くなら首輪を着けないと色々問題が出てくるかもしれませんので気を付けて下さいね。」


そう言って、部屋の鍵を渡してきた。


「ああ、気を付けよう。」

俺は女将の気遣いに少し笑みを浮かべて返した。


鍵を女将から受け取ったその時…


『ごしゅじーーーーーーん!!』

「キュイーーーーーーーー!!」

と言う声と共に俺の顔面向けて飛来するモノがあった。


俺は身の危険を感じ素早く屈み込みそれをかわした。

謎の飛行物体はそのまま俺の後ろにいた女将さんへと激突するかに見えたが、女将さんは素早く半身をかわして回避、動きがかなり素早い、流石は女将。

見ると見事にその背後にいた従業員の男の顔面へとダイブした。


「ぐぎゃ!!」

と男の従業員は悲鳴を上げた。


「キュイキュイキュイー!!」

『もう、ご主人本当に心配しただわさ!!』

男の顔面にクリーンヒットしたその物体は何やら喚きながら羽をばたつかせていたが…


「キュ!!」

と大きな声を一声上げてから慌ててその男の顔から飛び去って、

『あんたじゃないだわさぁ!!』

と言ってこちらへ戻ってきた。


俺は顔面に飛び付こうとしているスーを手で抑えて制止していると、


「もう、スーちゃんたら起きたと思ったら急にはしゃいで飛んでっちゃうんだから…」

階段を降りて来た女性が一人。


「まぁまぁ、ミスティ様、スーはきっと夜行性の鳥なんですよ。」

その後ろから付き添うように見えたもう一人の女性。


「「あっ!!」」

二人は俺を見て驚いていた。


「よう、ただいま。」

俺はミスティとリルルに帰還した事の挨拶をした。


俺たちはひとまずミスティたちの部屋へと戻り、事情を説明する事にした。

食事をしながらにでもしようかと思ったのだが、ミスティもリルルも俺の横にいたエルザが気になって仕方がないようだったので一旦説明を先にしようと思ったのだ。


四人と一匹は今部屋の椅子とベットの上と俺の肩の上に座っていた。

椅名前は子にはリルルとミスティ。

ベットには俺とエルザ、肩にはスーという位置どりだ。

何故俺がベットに座っているのかと言えばこの部屋には椅子が3つしかないのと、エルザが俺の傍を離れなかったのが理由だ。

今も俺に寄り添っているというか身を預けて座っている。


「それで…その子はどうしたの?」

ミスティは俺の横で服の袖を掴んで隠れるようにしていたエルザを見て言った。


「ああ、まぁ、話すと長くなるんだが俺が面倒見ることになった子だ。名前はエルザ。」


「ええ!?」

ミスティは驚いて口に手を当てつつエルザと俺を交互に見ている。


リルルはというと、ミスティの横で顎に手を当てつつ冷静にそれを見ていたかと思うと、

「なるほど…それでグレン殿、いつの間に獣人の方とお作りになられていたのですか?見たところかなり成長されているご様子ですが…」


ちっとも冷静じゃなかった…

どう考えてもそれは無い、お決まりと言えばお決まりの展開ではあるが…確かに俺の言葉を聞いた時、リルルは一瞬硬直していた様にも見えたが、お約束すぎる。


とりあえず俺は心の中でため息をついてから、順を追ってミスティとリルルに話を聞かせた。

エンリの時と比べるとかなりはしょった内容ではあったが、一応カシスの事もざっくりと話しておいた。


「という訳で暫くこの町にも滞在する事になったんだが構わないか?」

俺はついでにこの町にもう暫く滞在する事になった事も伝えた。


「それはまぁ構わないけど…」

ミスティは少し難しい顔をしながら、

「エルザちゃん、は、それでいいの?」


顔を見つめられて恥ずかしかったのかちょっぴり頬を染めながらも、

「んっ」

と言ってコクリとエルザは頷いた。


ここまで来て改めて思ったのだがエルザはかなりの人見知りだ。境遇上そうなってもおかしくは無いんだろうが獣人の子はみんなこんななんだろうか…もしそうなら可愛すぎるな…


リルルはと言うと相変わらず考える様な素振りで、

「カシス…カシスですかぁ…」


「おい、リルル、カシスの事を知っているのか?」

リルルの呟く言葉に反応した俺は驚きと共に確認した。


「いえ…その、何処かで聞いた記憶があるのですが…」

リルルは額に手をやりながら、考え込んでいる。


俺とミスティは暫くリルルが考え込む様を見ていたが、

「まぁ、無理に思い出そうとしても中々出てこないかもしれないしな、一応ギルドにも調べてもらってるから思い出したら教えてくれ。」


「あっ、はい…すみません…」

申し訳無さそうにしてリルルが頭を下げた。


「いや、こっちこそ急に予定を変更する事になってすまない。リルルも早く王国に戻りたいだろうが…」

俺はチラリとエルザを見た。


「いえ、大丈夫です。お気遣い戴きすみません。」

またも恐縮してしまったリルル。


「そ、そう言えばエルザちゃんは獣人なんだよね、その耳とっても可愛いね。」

ミスティは話題を変えようとしたのか、それともさっきからエルザの方をチラチラ見ていた時から気になっていたのかエルザに向かって笑顔でそう言った。


それを言われたエルザはというと、耳を赤くして下に俯きながらも耳はピコピコと動いていた。

嬉しい様にも見えた。

そしてやっぱり可愛かった。


「ああ、だがこの耳のお陰で色々と面倒な事があるかもしれない…」

俺はエルザの頭を撫でながら門番との事やさっきの宿でのやり取りなどを二人に告げた。


エルザには耳と尻尾があるが、尻尾の方は腰に巻き付く形で収まっているからだ。最初は尻尾は無いのかとも思っていたのだが、よく見ると服の腰辺りに小さな穴が開いてそこからベルトの様に巻き付いていたのだ。

俺的には某サ○ヤ人の様なイメージだった。


「そうですか…エリス王国ではそれほど獣人族に対して忌避感がある訳では無いのですが…」

リルルはまたも考え込むような仕草を取っていた。


「おい、リルル。いくら値が真面目だからってそんな難しい顔をするなよ。お前は美人なんだからもっと表情を柔らかくした方がだな…」

俺は今まで結構思っていた事をつい口に出してしまった。


「えっ!?あ、あの…」

リルルは一気に顔を真っ赤に染めて視線をさ迷わせ始めた。


「もう、グレン!確かにリルルさんは美人だけど、言い方ってものがあるでしょう!!」

ミスティはぷくっと頬を膨らませた。


リルルは一言、

「あの、その…ありがとうございます…」

と唇に手を当てながら顔を俯かせて呟いた。


『ご主人あちしは?』

とそれまで肩で大人しくしてたはずのスーが顔にスリスリと自分の頭を擦り付けながら鳴いてきた。


「んっ!?鳥だろ。」

俺はコイツ何言ってんだという感じでスーに返すと、ピシッと固まった。


その時、俺の服を引っ張るエルザが、俺を見上げて、その鳥を見ていた。

俺はこの鳥が気になるのかと思い、ヒョイと肩の鳥を摘まんでエルザの膝元へと置いてやった。


スーはエルザの膝元へと置かれるとフリーズ状態から戻り、ジタバタし出したが、エルザがそっと優しく頭を撫でながら「大丈夫」と言うとスーは気持ち良さそうに目を細めて大人しくなった。


『流石は獣人…獣の扱いに慣れてるな』俺が少し感心していてその様子を見ていると、


「そうだ!!」


ミスティは何かを思い付いた様でおもむろに部屋の脇に置いてあったポーチを持ってきて、中から何かを取り出そうとしていた。

いつもは腰に着けていたマジックアイテムのポーチだ。正確には鞄だったが今はベルトも付いた状態なのでウエストポーチと言えるだろう。


「はい!」と言ってミスティが取り出したのは…

帽子だった。


白い布地につばが円形状に長く付いた帽子でアクセントとしてピンクのリボンが付いていた。

それを取り出してエルザの頭の上にのせてみた…


が…

見事に耳の部分が浮き上がり、まるで帽子が軽く頭の上で浮いているみたいな感じに見える…


「ダメかぁ…」

ミスティは残念そうに頭を項垂れさせた。


エルザも申し訳無さそうにシュンとしてしまい、それに合わせて耳も項垂れたのだろう帽子も前へとカクンとずれ下がった。


「いや、着眼点は悪くない。」

俺はそう言ってエルザの頭の上にあった帽子を取って、

「ミスティ、この帽子ちょっと借りていいか?」


「えっ!?うん、それはまぁいいけどどうするの?」

ミスティは小首を傾げた。


「ああ、それと明日なんだがエルザに服を買いに行ってもらえないか?俺にはそういうのはよく分からないし。」


「えっ、あっ、そうね。うん、分かったわ。」

ミスティはシュンと縮こまっていたエルザに向けて拳を軽くギュと握って、『お姉ちゃんに任せといて!』みたいなリアクションをとった。


リルルはその光景を微笑ましく見ながら、

「グレン殿もご一緒に行かれるんですよね?」

と俺の方を見て尋ねてきた。


「いや、俺は門番の所に行ってからギルドの方にも一度顔を出すつもりだからそっちは任せたいんだが…」

ゾロゾロとみんなで門番の所に行くのもなんだし、出来ればエルザは連れて行きたくなかった。


『えっ!?』みたいな顔をしたミスティとエルザだが、

「…分かりました。それでは不肖ながら、このわたくしめが必ずやその任務を遂行致してみせます。」

リルルは敢えて堅苦しい表現で腕を胸の前で横にし、目を閉じて恭しく頭を下げた。


『任務て…』

恐らくリルルの冗談というか場をあえて和ませる為の演出だろうが一応騎士だけあって逆に様になりすぎていて笑えないが…


「すまん、助かる。」

俺は軽く礼を言ってひとまずその好意にあやかる事にした。


その後俺たちは食事を取り、各自部屋へと戻った。

風呂には今日は入らなかった。

また変な事件が勃発しそうな予感がしたのと、エルザがご飯を済ませた後眠そうにしていたからだ。

まぁ仕方がないだろう、初めての町で色々と変な害意にも晒されたりもしたし、そりゃ疲れるよな。

ただでさえ人見知りだしな。

因みに当然エルザはミスティたちの部屋へと連れて行かれたが途中、「お兄ちゃんと一緒がいい」と駄々をこねたのだが、『あちしだってご主人と一緒がいいのに我慢してるだわさ!!』という鳥の一言でエルザは大人しく部屋へと連行されて行った。

『エルザはスーの言葉が分かるのか?』と少し気になったがまぁ魔物と一緒に生活してたんだしそれ位はあっても不思議じゃないか…


俺は部屋へと戻ってからミスティが今日町で買ってきたという先程の帽子を取り出した。

カウンターで裁縫道具を借りれないか聞いたら、先程の男の店員が一式貸してくれた。


『どうするの?』

レンは先程から俺に同じ質問を繰り返している。


『まぁ、黙って見てろって』

俺は黙ってひたすら手を動かしていた。


翌日、俺はベットに寝ていると、ドスンとお腹の上に圧力を感じ目を覚ました。

見るとエルザが俺の上に跨がっていた。


「お兄ちゃん起きてる?」

と言って顔を近付けてくる。


『こ、これはまさか!?』

俺は伝説のお兄ちゃん起きてアタックを食らう日が来るとは夢にも思わず、まさかこれも夢か!?と思わずにいられなかった。


だが、その直後、バン!!と言う扉の後に現れたミスティ幼馴染み様の手荒い襲撃に会い、敢えなく食堂へと連行された。

『次からはちゃんと鍵をかけよう』と俺は思った。


そして食事を終えてから宿の入り口へと集合した。


ミスティとリルルとエルザに(スー)は洋服屋へ、俺は先にギルドへと向かうことにした。

スーはエルザの頭の上にいて、ある意味猫耳隠すのにコイツがいればいけるかもと思ったが、俺はスーをヒョイとエルザの頭からつまみ上げ、代わりに白い帽子をのせてやった。


「わー!!可愛い!!」

ミスティはそれを見て歓声を上げた。


エルザの頭の上には白い帽子がある。

そしてつばは以前に比べ大分短くなっているが、代わりに頭の上に二つの出っ張りが出来ている。

今は浮いている形ではなくはまっている感じだ。

そう、まさにこれぞ猫耳帽子。

某有名ランド等でもお馴染みのネズミ耳ならぬ、猫耳バージョンだ。

勿論耳の付け根部分にはアクセントとしてピンクのリボンも付いている。


「窮屈じゃないか?」

俺はエルザに確認した。


エルザは帽子のつばを握りながらフルフルと首を左右に振った。


「そうか…」

俺は思いの外ホッとしていた。

何故なら一つ重要な懸念事項と言うか()があったので、果たしてエルザにとってこれは大丈夫なのかと…


そう、猫耳って耳としての役割どうなってるの?という疑問だ。

一言で猫耳と言ってもカチューシャタイプの猫耳なら両サイドの耳と合わせて4つある。

勿論獣人の耳はカチューシャでは無いのだが、じゃあ耳は2つだけで横はどうなってるの?とかその耳で音を拾っているのか?とか色々考えてしまったのだ。

一応耳の部分はメッシュというか通気性がいい様に薄い布地を使っている。

音を遮断しない様に作ったつもりだが…


「それにしてもこれはグレン殿がお作りになったんですか?」

リルルが少し驚きを露にして尋ねてきた。


「まあ…な。」

俺は基本、炊事洗濯まるでダメ男だが、裁縫()()は得意だった。

恐らく数少ない長所だったかもしれない。

一人暮らしでも意外と役に立っていたしな。


「…ありがとう。」

エルザは帽子のつばを持ったまま俯く様にして目を隠し言った。

頬を赤らめて恥ずかしいのが分かる。


正直俺も照れ臭かったのだが…

「どういたしまして。」

と返した。


リルルやミスティも温かい眼差しでそれを見守る中…


俺につままれていた鳥が、

「キュウウウウウウ!」

『ぐぬぅううう!』

と唸る様に見ていた。

「キュイキュイキュー‼」

『その子ばっかりずるいだわさぁ‼』


俺はとりあえず鳥をエルザの頭の上に戻してやった。

帽子の耳の部分の間に嵌め込む形だ。

「粗相はするなよ。」


「キュイーーーーーー‼」

『しないだわさぁあああああああ‼』


その後俺を少しジト目で見たミスティは、よしよしとスーの頭を撫でながら慰めていた。


さてと、行くか。

俺たちは宿の前で別れて各々目的の場所へと向かった。







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