第四章 戦闘とリング
アンドラ大陸 ルマニア王国 東部森林のとあるところ
「森の外まで意外と遠いね、システム」
「もうすぐですよ。頑張ってください。浩介」
「それにしても、魔獣の森で言われてるけど、ぜんぜん会ってないな」「あー、これはフラグかなぁ。」
「はい、浩介さんフラグを見事に回収しましたね。近くに魔獣の反応があります。今の浩介にとって少し危険かもしれない。でも、頑張ってください。」
「任せろ、何し始めての戦闘だからなぁ。やるしかないでしょう。」そう言い浩介は目の前の魔獣を見た。
魔獣は元々この大陸になかった、魔獣が最初に現れたのは、魔人族と妖魔の一族の戦いの後だった。魔獣の出現は色んな説があるか、一番有力な説は動物の異変でした。妖魔の一族の妖力に感染し、動物が変異した。変異した動物たちは魔獣と呼び、魔人族を襲うようになった。しかし、デメリットだけではない。動物から変異した魔獣は全身が宝である。例えどんなに弱い魔獣でも、倒しその素材を手に入れば、どこに売ってもそのお金は大きい。だから、魔獣ハンターなんでもいる。
浩介は呪文を唱えた。「くらえ、ライトアロー」
空中に複数の光の矢が魔獣に向けて飛んだ。
魔獣はほぼ避けたけど、少しは当たった。矢が当たった魔獣の目は赤く光って、魔獣の動きは少し早くなった。
「これ怒らせたぽいね、まあいい他の魔法もあるぜ。」
「これはどうだ、くらえ、サンバースト!」
空中に小さな太陽が落下し始めた。
その太陽はぴったり魔獣に当たった。
太陽が消えた後、残ったのは魔獣の死体だけ。
「意外ときついな、それにしても魔獣は硬いな、あんなのに当たったら普通死体ごと燃やされるだろう。」
そう言い浩介は魔獣の死体の近くまで来て、その場にしゃがんだ。
「システム、これは何魔獣か分かる?」
「はい、おそらくはウルフの一族でしょう。毛が焦げたので、何ウルフがわかりません。」
「なるほど、これどうすればいいの?」
「持って行くのか良いと思いますが、流石に浩介の身体能力は低いのでダメですね。浩介に一つ提案があります。」
「おー、なんか良い方法あるの?」
「はい、空間アイテムの一つである、空間リングを交換すれば、それを持っていくことができます。」
「なるほど、よくわからないけど、とりあえずそのリングで何ポイント?」
「はい、道具ポイント一万です。」
「高いね、まあいいか、それお願いします。」
「かしこまりました、では交換いたします。」
浩介の目の前から突然一つのリングが現れた。
「これが空間リングね、どうやって使うの?」
「はい、心の中で空間リングを想像して、その次に対象のものを想像すれば良い。」
「わかった、やってみる。」
浩介は目を閉じシステムが言ったことをやってみた。
魔獣の死体が消えた。
「オォー、消えた!」
「できましたね、浩介」
「これでいいか。このまま道案内頼むね、システム。」
「わかりました。では、引き続き道案内を開始します。」
浩介がその場から去って二十分後、一人の老人がそこに現れた。
「これほどの聖属性の親和性が高いとは、一体誰だ、聖女様でもないしな。これほどの聖属性の親和性が高い人がもう一人いるとは思わなかった。必ず探し出して教会に入りさせなかん。」
そう言い老人はその場から消えた。