街に行こう
おめかししよーう
『ふぁ~よく寝た』
「「ん~」」
『二人ともおはよう』
「おはよう、ママ」
「おはよ~」
『さっ起きよう!
顔を洗って、ロータスさんと一緒に
餌やりするんでしょ?』
「そうだった!ユヅキいくよー!」
「いくー!」
バタバタ バタバタ
『もう!慌てちゃって。
よし、私もダリアさんを手伝わなくちゃ』
ガチャ
『ダリアさん、おはようございます!』
「おはよう、アキさん。よく眠れた?」
『はい、とっても』
「ふふ、良かったわ」
『今日の朝ご飯は何にしますか?』
「そうね~トーストとヨーグルトとサラダ
野菜とウインナーのポトフにしましょう!」
『いいですね!野菜切ります』
「お願い!私はサラダをつくるわね!」
「さあ!出来たわね!
みんなを呼んできましょう!」
『私、いってきます!』
外にでると草原に朝露が太陽の光で
キラキラ反射してとってもキレイ!
『あれ?』
向こうから来るのって
白い馬に乗った人がこっちに向かってきてる。
『クインスさんっ!』
こんなに朝早くにきちゃった!
パカッパカッ
「おはよう。なにを驚いてる?」
『クインスさんおはようございます。
ずいぶん早くいらっしゃったので
びっくりしました。あれ?
スノウさんとハルスさんは一緒じゃないんですか?』
「そうか。スノウとハルスは急に仕事が入ってな。
ところで、外にでてなにしてる?」
『そうですか・・・
あっ!朝ご飯ができたので
みんなを呼びにきたんだった!
ごめんなさいっちょっと呼んできますね!』
「俺も行こう。
馬を繋ぎたいしな。」
『わかりました!』
動物達の小屋につくと
「「たくさん食べてねー!」」
ちょうど子ども達とロータスさんが
餌やり終わったとこだった。
ちょっと離れたとこにツンベルクさんと
マグオートさんもいる。
『みんな~ご飯ですよ~』
「「ママ!はーい!」」
『手を洗ってね!』
「あっお兄ちゃんおはよう!」
「あぁ、おはよう。
手伝いか?偉いな。」
クインスさんがユメとユヅキの頭を撫でる。
「さぁ、手を洗ってご飯だ。」
ロータスさんが子ども達を連れて中に入る。
「クインス!ずいぶん早かったな!」
コソッ「そんなに彼女に会いたかったか?」
マグオートさんがクインスに近づいて
耳元でなにかいってる。
「父さんうるさい」
「あっははは!」
「マグオート、
クインスをからかうのはやめなさい。」
「わりぃーわりぃー
よし!朝飯だ!」
マグオートさんはドスドス歩いてく。
「全く。アキさん、クインス
おはようございます。
さぁ、朝ご飯をいただきにいきましょう」
みんなで食事室に入る。
「アキさんありがとう!
さっ食べましょう!クインスも食べるでしょ?」
『あっ私、準備してきますよ!』
「ほんと?じゃあお願いね!」
「「「「いただきます」」」」
「うん、ポトフうまいな!」
「それはアキさんが作ってくれたのよ!」
『お口にあって良かったです』
「もう、ほとんどアキさんひとりで
できるわね。洗濯も手慣れてきたわ」
「だいぶ、この世界に慣れたみたいだな」
『はい、ご心配おかけしました』
「いや、良かったよ」
「アキさん食べたら、出掛ける準備をしましょう!私の若い頃の服をきてちょうだい!」
『いいんですか?ありがとうございます!』
「ママお出かけ?」
『うん、ちょっとお出かけしてくるね?』
「ユメとユヅキは俺と遊ぶんだぞ!
馬に乗って走ってみるか?」
「わーい!」
「「「「ごちそうさま」」」」
「片付けは僕たちがやるので
アキさんは準備しておいで。」
「お願いね!さっアキさん行きましょう!!」
ダリアさんが手を引っ張って部屋をでていく。
「ダリア張り切ってんなー」
「もう、アキさんが可愛くて仕方ないんですよ」
「マグオートおじさんいこっ!!」
「おぉーいくか~じゃっまたあとでな!」
バタバタバタバタ
「マグオートのやつもな」
「ふふっマグオートはユメとユヅキに
メロメロですからね」
「賑やかだな」
「そうですね。アキさん達がきて
家はとっても明るくなりました。ダリアも賑やかですが、もっと賑やかで。特にダリアとマグオートが楽しそうですね」
「それより、クインス。
今日はくれぐれも用心しろ。
アキは目立つ、一目で気に入る男たちも多いだろう。しっかり守ってやるんだ」
「なんだよ、結局父さんもメロメロか」
「ふふふっ」
「ツンベルク、何を笑ってる」
「いえ、まあクインス、
本当に気をつけなさい。彼女の肌の色と
瞳の色であの能力がバレる
可能性は低いですが、人目を引く容姿です。」
「お前はまだ夫ではないしな。彼女の指に
夫がいる証もない。気をつけろよ」
「わかってるよ。十分用心するよ」
その頃、
「んーどれがいいかしら!
この薄いピンクのワンピースもいいけど
こっちの落ち着いたネイビーもいいわね」
『・・・』
「決めたわ!
ネイビーのワンピースにしましょう!
あなたの肌の色にとってもあうわ!
さあさあ、着替えて!」
差し出されたのは、
ひざ下丈のネイビーのワンピース
胸の下にシンプルなリボンがついてて
裾は刺繍が入ってる。
『とっても可愛い』
「気に入ってくれた?良かった!
私も若い頃大好きだったの!
今は入らないけどね。ふふ」
『でも、いいんですか?』
「いいの!
着替えたら髪の毛と少しお化粧しましょ!」
『いや、そこまでしなくても』
「何言ってるの!せっかく街に行くんだから
おめかししなきゃね!さあ、早く着替えて!」
エプロンドレスを脱いでワンピースに着替える。
「まあ!やっぱりよく似合うわ!」
あっという間に髪の毛と化粧もしてもらって
「完成よ!とっても可愛いわ!」
『ありがとうございます!』
「ふふっ
そろそろクインスが待ちくたびれてるわね。
下に行きましょう。」
「遅いな」
「まあ、
ダリアが色々張り切ってるいるのでしょう」
ガチャ
「ごめんなさいね!待たせて!
つい楽しくなっちゃって!」
『ごめんなさい。お待たせしましたっ』
「っ!」
『?すみません』
「いや、大丈夫だ。じゃあ行くか」
「アキちょっと来てくれ」
『はい?』
ロータスさんに呼ばれて行く。
「これを」
ロータスが渡してきたのは
茶色の巾着袋だった。
中をみると
『これっ』
「あぁ、君の涙だ。
街で換金してもいいし自分で持っててもいい。
君に返しておく。」
『ありがとうございます。』
「そろそろ行けるか?」
『はいっそれじゃあ行ってきます。』
「「行ってらっしゃい」」
「子ども達は心配しないでね!
お昼も食べさせるから!
ゆっくり街を楽しんできて!」
『はい!お願いしますー!!』
クインスさんの白馬の隣にもう一頭馬がいる。
『えーっと馬で行くんですよね?』
「あぁ、そうだが。どうかしたか?」
『えーっと、馬に乗ったことなくて』
「乗ったことないのか?」
『はい、ごめんなさい』
すると、クインスさんは一頭を
小屋に戻しに行った。
戻ってくると、
『きゃあっ!!』
いきなり私を抱き上げ馬に乗せた。
そして自分も、私の後ろに乗ってきた。
「よし、これでいいな?」
『びっくりしました!』
「すまない。」
『いえ、すみません。重たかったですよね』
「いや?俺は獣人だ。腕力は人の何倍もある」
『あーなるほどです』
「さあ、でるぞ」
クインスさんに後ろから
抱き締められるような体勢で出発する。
うぅ~どきどきする
会話でもして気を紛らわそうっ
『街までどれくらいですか?』
「一時間くらいだ」
『そうなんですね。
今日は、わざわざすみません。』
「君は変わってるな」
『え?』
「この世界の女性は
あまり謝罪や感謝をしない。」
『そうなんですか?なんでですか?』
「女性が少ない世界、
故に女性は大事に大事にされる。
だからワガママな女性も多い。」
『なるほど』
「だから君は変わってる」
『うーん。私の世界はしてもらったら
ありがとうって、当たり前だし
悪いことしたらごめんなさい。
が普通でしたから。
あっ
あと君じゃなくてアキって
呼んでくれると嬉しいです。』
「わかった。」
それからは、王都の話や弟さん達の話をした。
「アキ、そろそろ街につく」
『あ、あそこに見えるのですね!』
遠くにヨーロッパみたいな街がみえてきた。
「街に入ったら絶対、俺から離れないでくれ」
『はい、女性ひとりは危険なんですよね。』
「あぁ、それもだが。アキは魅力的だ」
『え?』
「いや、瞳の色や肌の色は一目を引く。
とにかく離れないでくれ」
『はい!わかりました』
まだ街にもついてねー!次こそ街編!




