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人妻トリップ  作者: もこもこ主婦
2/17

この世界の説明お願いします。


モーモー

モーモー


『ん~朝だ~眠い・・・って!

やっぱり家じゃない!!』


人の家でしかも異世界かもしれない所で

熟睡できるなんて我ながら図太いな。

子ども達はまだ寝てる。

ちょっとお手洗い借りよう。


部屋をでるとちょうどダリアさんが

違う部屋から出てきた。


『おはようございます。

昨日はありがとうございました。』

「アキさん、おはよう!

随分早起きね!もっと寝てても良かったのに」

『いえ、目が覚めたので。

すみません、お手洗い

お借りしてもいいですか?』

「ええ!どうぞ!そこの扉よ!

ついでにお顔も洗ってらっしゃい」

『はい、ありがとうございます。』


ガチャン


中は洗面所とトイレ

とりあえず、ササッとすませて

鏡の前にたつ。


『うん、いつもの私だ』


日本ならどこにでもいそうな

ちょっと染めた茶色の髪

黒目に黄色っぽい肌

細くはないぽっちゃり体型。


うん、なにも変わってない。


『子ども達のとこに戻ろう』


部屋に戻るとちょうど子ども達が

もぞもぞしだした。


「んーママ?おはよう」

「ふぁ~」


『おはよう、ユメ、ユヅキ』


「ここどこ?」

「お家ない」


『うん~ちょっとお出かけかな?

今からこのお家の人に会うけど

ちゃんとご挨拶しようね?』


「わかったー!」

「うん?」


ユメはしっかり起きたが

ユヅキはまだ寝ぼけてるみたい。


ユヅキを抱っこして

ユメと手をつないで部屋をでる。


カチャカチャと食器の音と

いい匂いがするほうに歩く。


ガチャ


「あら!おはよう!

ユメちゃんにユヅキくんね!」

「おはようございます!」

「。。。」

「ユメちゃんはしっかりしてるわねー!

ふふっユヅキくんはまだ眠たいみたいね」

『すみません』

「いいのよ!それよりユメちゃん!

お腹すいたでしょ?朝ご飯にしましょう!

ついでに改めて夫達を紹介するわ!」


隣の食事室に案内され

そこには体格のいい、頭に布を巻いた強面のおじさんと

ひょろっとしてるけど、知的な雰囲気のおじさん

あとロータスさんがいた。


『おはようございます。

すみません、

ご挨拶もなしにお邪魔してしまって』


「おはよう。よく眠れたか?」

ロータスさんがユメの頭を撫でながら

優しくたずねてる。


「おはようございます!

うん!たくさん寝たよ!」

「そうか」


「さぁ、座って!

昨日も紹介したけど第一夫のロータス

こっちの体格がいいのが第二夫マグオート

こっちのちょっとひょろっとしてるのが

第三夫ツンベルクよ。

そして三人の妻、ダリアよ!

ダリアおばちゃんって呼んでね?」

「ひょろっとしてるのって・・・」

「まあ、確かにひょろっとしてるよな!」

「マグオート!君と比べないでくれ!!」

「まあまあ、落ち着け。

俺はマグオート、昨日大変だったな」

「おはようございます。私はツンベルク。

話はききました。好きなだけ

ゆっくりしていきなさい。」


『ありがとうございます。私はアキと言います。

この子はユメ。寝ぼけてるのはユヅキです。

すみません、現状がわかるまで

居させていただいていいですか?』


「もちろんよ!私、ずっと娘が欲しかったの!

それにこんな可愛い子ども達まで!

大歓迎よ!!さあ、朝ご飯を食べましょう!」


トーストに卵、ベーコンに

温かいスープ。

新鮮な野菜サラダにフルーツまで。


『とっても美味しいです。』

「ママ、おいしいねー!」

「おいしい~」

お腹いっぱい食べて子ども達も大満足!

『ご馳走さまでした』

「「ごちそうさまー!!」」


すると、マグオートさんが

「おい、外に動物見に行くか?

馬に牛、ヒツジなんかもいるぞ!」

「「いくー!ママ、行ってくるね!」」

『お利口にね?マグオートさんの言うこときくのよ?』

「「はーい!」」

「よし!行くぞ!」


マグオートさんは二人を軽々抱き上げて

出て行った。


「アキさん、いきなりですが

森の木の下で目覚める前はどこに?」

『自分の家の布団に寝てました。

昼間ですが子ども達を

遊ばせて皆でお昼寝を。。』

「そうですか。でも良かった。

ロータスが見つけるのが早かったみたいで」

『?森は危険なんですか?』

「ああ、夜の森は魔物がでる。

俺やマグオートみたいに

昔、鍛えていたものには大したことないが

女、子どもは襲われれば命にかかわる」

『そんな、魔物って』

「あなたの世界にはいませんか?」

『はい、魔物なんて空想の世界のものでした』

「ここサブジーナスは

獣人もいますし魔法もあります。」

『獣人、魔法?』

「マグオートも獣人です。頭に布を巻いていて見えませんが

頭には獣の耳があります。尻尾は上着で隠れてましたね。」

マグオートさんが獣人。

やっぱり異世界なんだ。。。


「大丈夫?いきなりこんな話

びっくりするわよね。」

「やはり、どれも君の世界ではありえない話か?」

『はい、そうですね。

魔法や獣人なんてほんとに

空想の世界だけでした。』


「そうですか。それと聞いたと思いますが、

この世界は女性が少ない。なので一妻多夫です。一妻多夫なのは、女性を守るためにも必要なことなのです」

「夫が一人だと仕事に行けば

妻や子を守れない。」

『魔物は昼も出るんですか?』

「いえ、もっと深い森に行けば

昼も出ますが基本この辺りで魔物は

夜中にしか現れません。」


『え?じゃあ大丈夫なんじゃ』

「危険なのは魔物だけじゃなく、男だ」

「そうですね。この世界は女性が少ない。

なのでひとりでいる女性など狙われやすいのです。」

『そんな、』

「なので一妻多夫、最低二人は夫を持ち

一人にならないようにしているのです。」

『そうなんですね。。。

私がこの世界にきたのは魔法の力何でしょうか?』

「わかりません。

でもその可能性はあるかもしれません。」

「だからね、うちの息子達を呼んだわ!

みんな今、王都に住んでて

騎士団や魔導師として国に勤めてるの!」

「ダリア!三人の息子を呼ぶために

ロータスが大怪我して命が危ないって

ウソついたでしょう!」

「だって、それくらい言わないと

絶対来ないでしょう!」

「まったく。」


「おい!!息子たちがきたぞ!!」

マグオートさんがユメとユヅキを抱えて入ってきた!

「ママ、お馬さんに乗ったよ!」

「ヒツジふわふわ」

『ふふ、良かったね』


バタン!!


「母さん!父さんは?」

「きたか」

「あれ?父さん元気じゃん」

「母さん、ウソつきましたね?」


入ってきたのは、20代後半くらいの

男性三人だった。

そろそろ、若手だします~

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