お母さん、お父さん
ひっさびさ!
スノウさんとお家に帰ったあと、
みんなでご飯を食べて
クインスさん、スノウさん
ハルスさんは王都に帰って行った。
「また、来る」
「ゆっくりでいいので考えてみてくださいね。」
「また来るよー!!
ユメ、ユヅキお利口にしてるんだよ?」
「「はーい!また遊んでね!!」」
『ありがとうございました。
ちゃんと考えますね。』
その日の夜
『ユメ、あのね』
「うん、なあに?」
『パパに会いたい?』
「う~ん。ユメね
パパがいるときママ、すっごく
悲しそうな顔しててユメも悲しかったの!
でも、いまのママとっても楽しそう!」
『ユメ。。
このままお家帰れないかもしれないの』
「そうなの?そっかぁ。
ばあば達に会えないのは寂しいけど
ダリアおばさまとおじさま達だいすきだから
大丈夫だよ!ママも一緒だし!」
『そっか。それとね、
このお家をでてクインスさん達の
お家に引っ越すかもしれないんだけどイヤ?』
「えー!クインスお兄ちゃん達と住むの?
このお家にはもうこれないの?」
『ううん、来れるよ。
クインスさん達の住む所には
小学校みたいな所があるんだって。
ユメくらいの子がたくさんいてお勉強したり
遊んだりするの。』
「小学校!?行きたい行きたい!」
『ほんと?』
「だってクインスお兄ちゃん達のお家に
引っ越してもここに遊びにこれるんでしょ?
お友達とも遊びたい!」
『そっか、わかったよ。ありがとう。』
「ううん!!ユヅキはどうするの?」
『幼稚園みたいな所もあるんだって。
そこにユヅキも引っ越したら通うんだよ』
「そっかぁ!楽しみ!いつ引っ越すの!?」
『それはまだ決まってないんだけど
また決まったらお話しするね。』
「わかったぁー!」
『さぁ、そろそろ寝ようね。おやすみ』
「おやすみなさい~」
ユメが眠った頃
コンコン
『はい』
「すまない。少し話せるか?」
『わかりました。すぐ行きますね』
ガチャ
「ごめんなさいね、疲れているのに」
『いえ、大丈夫です』
「今日、スノウから話はきかれましたね?」
『はい』
「私は
ずっとここに
居てくれてもいいって思ってるのよ」
「ダリア、さっき話しただろう?」
「そうだけど、アキちゃん達がいなくなると
寂しくなるわ。。」
「確かになぁ~」
「マグオート、君まで」
「アキ達を守るためには王都と息子達の所が最善だ。」
「それはわかってるわ」
『すみません。色々と心配をかけてしまって。
私、前の世界でもう愛される事って
ないんだろうなって思ってました。
夫も私に愛はなかったんです。ただ
自分の欲が満たされればそれで。』
「アキちゃん。。。」
『だけど、この世界にきて
皆さんや、クインスさんスノウさんハルスさんが本当に大切にしてくれて
どんどんここが好きになって
直球で愛を伝えてくれる息子さん達に
惹かれました。私、王都の息子さん達の所に
行きたいって思ってます』
「そうか。」
『さっきユメにも話をして
ユメも学舎に行ってみたいと。』
「そうよね、ユメも同じ歳くらいの
お友達欲しいわよね」
『ただ、ちょくちょく
ここに帰ってきてもいいですか?』
「当たり前じゃない!!
あなたはもう私達の娘よ!」
「息子達が気にくわなければすぐ帰ってこい」
「そうだぞ!なんかやったら
一発ぶん殴ってすぐ連絡してこい!
迎えにいってやる。」
「まあ、そんな心配はあまりないですが
いつでも帰ってきて下さい。」
『ありがとうございますっグズッ』
なんでこの人達はこんなに暖かいんだろう。
「あらあら、泣かないで
私まで泣けてきちゃうわっ」
『ダリアさんっ』
ダリアさんはぎゅっと抱きしめてくれる。
「お母さんって呼んでいいからね。
この世界のあなたのお母さんよ。ふふっ」
「ダリア、
それはまだ気が早いんじゃないのですか?」
「いいのよ!息子達と結婚しなくても
アキは私の娘よ。」
「じゃあ!俺もお父さんって呼んでくれ!」
「まったく」
『お母さん、マグオートお父さん』
「ふふふっだいすきよ」
「あー!いいな!女の子は!
ロータスもツンベルクもいいぞー?娘にお父さんって呼ばれるのは!」
「さぁ、そろそろ寝なさい!
いつ引っ越すかは次に息子達がきたときに
話し合いましょう!」
『わかりました。おやすみなさい。』
「「「「おやすみ」」」」
書きたいことがありすぎて纏まらない。




