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人妻トリップ  作者: もこもこ主婦
13/17

これからについて


スノウ視点


「今回、アキさんが誘拐されて

やはりこれからの事

考えなくてはいけません。」

「これからの事・・・ですか」

「あぁ、アキはまだ若い。

街にでた事でもう噂は広がっただろう。」

「昨日の夕方、男たちが家にきたんだよ。

クインスといた女はだれだってな。」

「やはり、あの容姿ですからね、

注目を浴びたんでしょう。

クインス、街でアキさんはどうでしたか?」

「あぁ、街をみて無邪気に喜んでた。

それだけで男たちに目をつけられたよ」

「えぇー!アキちゃんニコニコしてたの!?」

「あぁ」

「それはまずいよー!!

絶対可愛かったじゃん!!」


ハルスが騒ぎだす。

「ハルス、騒ぐな」

「ごめん、父さん~」

「とにかく、

もう男たちに

目を付けられてるってことですよね?」

「ええ、そうです。」

「アキは夫がいる証もなかったし

まだチャンスがあると思われただろうな」

「なので、これから今回のように

狙われる可能性が高いです。」

「ここにいて、

俺やロータスで守れない事はないがな。

しかし、夫ではないし、俺達にはダリアがいる」

「確実に穴が出来る。子ども達もいる。

俺達だけで守るのは厳しい。」


マグオート父さんが珍しく真剣に話す。


「確かにそうですね。

実は、彼女に私たち兄弟の妻になってほしいと

伝えました。返事はもらっていませんが

私たちは

彼女と子ども達を守りたいと思ってます。」

「なんだ!お前ら全員惚れちまったのか!?」

「まあ、薄々はそうなるのではないかと

思っていましたが早かったですね」

「ツンベルク父さん、さすがだね!!」

「話を戻すが、お前達が彼女と子ども達を

王都で守ってやるのが一番だ」

「あぁ、王都に住めば

お前達の妻になると決まったようなものだ。

簡単に手出しは出来なくなる。」

「そうです。」

「けれど、まだ彼女はすぐには返事はでないでしょう・・・」

「あぁ、考えるとは言ってくれたが

まだこの世界の仕組みを受け入れられてない。」

「あまり急かすようなことはいえないです。」

「そうだよ~確かにアキちゃんと一緒に住みたいけど

やっとこっちの生活に慣れてきたのに次は王都にって

ちょっと可哀想だよね・・・」

「わかった。なら、俺達が彼女の答えが出るまで

ここで預かろう。」

「そうですね、でも一応この話を彼女にしておきましょう。

ユメも王都に行けば、学舎で学ぶ事もできますし、

ユヅキは幼舎で他の子ども達と遊べます。」

「うん、そうだよね。子ども達のこれからの事も

考えていかないといけないよね。」

「では、スノウが彼女に話してください。」

「ええー!なんで!」

「ハルスは適当に説明するでしょう。」

「不服そうな顔してるが、クインス、

お前も言葉が足りない時があるからな!」

「・・・」

だいたいの話がまとまった頃


ガチャ

『終わりました!』

ダリアとアキ、子ども達が戻ってきた。


「マグオートおじさーん!!

お外で遊ぼうよ!!」

「おぉー!!」

「あっ俺も俺も!」

「ハルスお兄ちゃんも?」

「うん、だめ?」

「いいよー!」

「抱っこして~」

「よしっ!いくよー!!」


子ども達とマグオート父さん、ハルスは外に。


「「賑やかだな」」

兄さんとロータス父さんがハモる。

「ふふっほんとに賑やかね。毎日楽しいわ」

『すみません、子ども達が。』

「いいのよ!マグオートも楽しそうよ!

毎日、今日は何をしようか考えてるもの」


「アキさん、少し話があるのですがいいですか?」

『あっはい、なんでしょう?』

「あら?じゃあ、ちょっとお散歩でもしてきたら?」

「そうですね。」

『わかりました!』

「行きましょう。」


アキさんの手をひいて外にでる。

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