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7話 ようこそバグズの町へ

それにしても人通りが少ないな。あんまり町の外にいく人はいないのかな?

門の側までいくと門番がレイナさんに気付き、声をかけてくる。


「おっ?レイナじゃねぇか。」

「よぉ、ヘクター。お勤めご苦労さん。」

「珍しいな。いつもは西門だろ?」

「リアの奴に薬草の採集依頼を押し付けられてな。」

「そうか、西門側だと他の依頼ついでで採取されてるもんな。」

「あぁ、だが思ったほど、たくさん採取できなかったな。まぁそれでも暫くは大丈夫だろう。」


へぇ、普段はレイナさんあの森に入ってないんだ。

レイナさんにとっては面倒事押し付けられた感じみたいだけど、俺には幸運だったな。

そのリアって人には感謝しないとな・・・・


そう思いながら二人のやり取りを見ていると門番の男と目が合う。


「で、そいつは?」

「あぁ、森の中で拾った。」


レイナさん、俺は捨て犬か何かじゃ無いんだが・・・


「ふーん、珍しいな。東の森なんてゴブリンくらいしかいないだろ?他の町に行くなら北門だしな。」


なるほど、単に人通りが少なかったのは東門が人気ないだけだったらしい。


「そいつは女神講習の犠牲者らしい。転移魔法で森に飛ばされたみたいだな。」

犠牲者なんだ・・・・いや、死にかけたんだし当然か?

だが既に死んでるんだったよな。

判断が難しいな・・・・・・


「そうなのか。災難だったな。それにしても間抜けな女神だな。今までは神殿に転移されてただろ。」


はいっ!犠牲者確定!

ヘクターさん!もっと言ってやって下さい!


「えっと、どうも俺を召還した女神は色々残念みたいです。あっ大樹です。よろしくお願いします。」

「おぅ、ヘクターだ。よろしくな!」

そういってヘクターさんと握手をする。



「とりあえず中には入れるんですか?」

「あぁ、俺が鑑定を使えるから大丈夫だ。基本的に門番は全員鑑定を取得しているからな。」

鑑定を取得?

スキルポイントが関係しているのだろうか?

俺は鑑定はすでにもっているけど、普通はどうやって取得できるのか知りたいな。

違うスキルが取得できるかも知れないし。


「すいません。鑑定とかってどこで取得できるんですか?」

「基本的に設備が整っている場所ならどこでもできるぞ。ただ、身分証が要るだろうし冒険者ギルドに登録するんだろ?冒険者ギルドで出来るからそこですればいい。まぁ詳しいことは向こうで聞けよ。」

ギルドで出来るのか。

あとで要確認だな。


「ありがとうございます。」

「おぅ、じゃあさっさと鑑定するぞ。・・・・よしっ。大丈夫だな。」


よかった。

・・・・あれ?確かセラフィナの加護って他の女神に見られたら袋叩き会うような内容だったよな?

大丈夫なのか?


==============================

《セラフィナの加護》

見習い女神セラフィナの加護。


HP50、MP50、その他全ステータス2上昇

==============================


・・・・・あいつ証拠隠滅しやがったな。

他の女神に会う機会があったらチクっとくか。

まぁそんな機会があるとは思えないがな。


「ところで手汗っなんなんだ?」

ちくしょおおおぉ!!!

どうせならそっちも直しとけよぉおおお!!!!


「気にしないで下さい。」

満面の笑みで答える。

「おっおぅ、わかった。」

どうやら察してもらえたらしい。


「まぁ、町を楽しんでいってくれ。ようこそ。バグズの町へ!」


(´・ω・`)もうちょっと長く書こうかと思ったけど切りました。

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