表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
約束  作者: 神崎咲夜
17/17

約束(17)

 ミーナは城を出た。

広い国内、ミーナはゆっくりと国内を歩いた。

「ミーナ様、宿を探して参ります」

国内視察の名目だったがミーナはロックスの姿を探して居た。

「お兄ちゃん」

「危ないぞ」

その姿にミーナは涙が溢れた。

「・・・・ロックス様」

椅子に座り子供たちの姿を見つめてるロックス。

「お姉ちゃん、あの兄ちゃん事知ってるのか?」

「えぇ、えぇ知ってるわ」

「あのお兄ちゃん記憶が無いの」

「おじいちゃん先生が見つけて村に運んで来たんだよ」

ミーナはゆっくりロックスに近づいた。

「・・・・ロックス様・・・・ミーナです・・・・ロックス様」

ミーナはそっとロックスの手に触れた。

「望んでしまった、あなたが戻って来る事を私は戻って来て欲しい」

ミーナは涙を流してロックスの手を握るとロックスはゆっくりとミーナの手を握った。

「・・・・な・・・・くな」

「ロックス様」

ミーナは驚きロックスを見るとロックスはミーナを見つめた。

「お前が笑ってる顔を見たい・・・・俺はそれだけで幸せな気分になれる」

ミーナは涙を流しながらもロックスに微笑んだ。

「戻るぞ、お前の望みを叶えてやる」

「はい」

ロックスはミーナに手を差し出した。


 一ヵ月後

「ミーナ様、お時間です」

「はい」

白いドレスを着て微笑んだ。

リーンゴーンリーンゴーン鐘が鳴り響きロックスとミーナの結婚式が執り行われた。

「おめでとう」

祝福されるなか二人は微笑んだ。

「今度は何を望む」

横に立つミーナにロックスが尋ねるとミーナはロックスを見つめた。

「では、約束をして下さいませ、もう離れないと」

ミーナは真っ直ぐロックスを見て言うとロックスはそっとミーナの手を握った。

「約束する」

ミーナとロックスはお互いに微笑んだ。

幸せな未来を感じながら。

ここまで読んでいただき感謝いたします。


これからもたくさん書きたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。


             神埼咲夜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ