表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
約束  作者: 神崎咲夜
12/17

約束(12)

 数日、ミーナは仕事を今まで以上に頑張ったが疲れはほとんど感じなかった。

「ミーナさん」

「レイア様、いかがなさいました?」

ほぼ毎日の様にレイアもミーナに会いに来た。

「今日はこれを教えて欲しくて」

「はい、少々お待ちくださいませ」

ミーナの知識は誰もが驚く程だった。

「本当、ミーナさんは凄いなぁ、どこで勉強したの?」

「昔の事なので忘れました」

ミーナは誰に聞かれても過去について話す事はしなかった。

「ジェイ様凄い表情で走って行かれたけど」

セイラは不思議な表情をしながら部屋に入って来た。

「ジェイが?」

レイアも不思議そうな表情をしたがミーナは嫌な不安を感じて居た。

「ミーナさん」

「申し訳ありません」


 「そうか・・・・メリアーナが」

「はい、村人は近くの村に非難させ兵を配置して来ました」

それは開戦の合図だった。

平和で穏やかなセンチュウリア王国はメリアーナ王国からの宣戦布告を受けたのだ。


 「ミーナ」

「戦争が起こるのですね」

ミーナの言葉にロックスは何も答える事が出来なかった。

「・・・・どこの国ですか」

「メリアーナ王国だ」

ミーナはロックスから国の名前を聞きミーナは悲しそうな表情をした。

「この城の中は安全だ」

ロックスはミーナに言うとミーナは悲しそうな表情をしてロックスを見つめた。

「外に居る人は・・・・城の中は最後まで安全です・・・・一番被害を受けるのは城の外に居る人間です」

ミーナは悲しそうに表情のままロックスを見た。

「ミーナ」

「・・・・申し訳ありません・・・・出過ぎた事を、今日は失礼します」

ミーナはそのまま自分の部屋に戻った。

トランクを開け中から写真を取り出した。

幸せそうな五人家族の写真・・・・ミーナはそっと胸に抱き涙を流した、そしてゆっくりと机の前に座ると手紙を書き始めた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ