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王国騎士団紅蓮の牙

前回までのあらすじ

総統府に到着した美鶴とガルドは国王レオニス・ドルムンガンドと王国騎士団団長フランク・バヤールに拝謁する。ガルドは国王と旧知の仲で、堅苦しさを解いた和やかなやり取りを見せる。

美鶴はスマホのナビ機能(にやけたサングラス姿の謎の存在)を呼び出し、ブラッドベアとの遭遇映像を再生して証拠を提示する。映像技術に驚愕する国王と団長だが、ナビの丁寧な説明で理解し、記録・再生の概念を受け入れる。

ブラッドベアの脅威に加え、同地域で活動中の変則パーティ「草原の旅団」(美鶴と同程度のレベル帯)が巻き込まれる危険も指摘されており、王国は調査と保護を急ぐ状況にある。

転移者の出現が予言通りの混沌を呼びつつある中、美鶴の報告が事態打開の第一歩となる。

「では、早速、調査隊を派遣しましょう!陛下」とフランクは厳しい顔つきで言う。

「お前が出張るか?」横目にフランクをみた。

「いえ、私では役不足なのでロイ副隊長のPTを派遣しようかと思います。」

「役不足か!何なら私が出て行って一振りで払っても良いんだぞ」にやけながらレオニスが言う

「それは駄目です。却下します。」目を閉じてフランクは言う

「身も蓋もない!」と笑いながら言う

「ロイのPTなら過不足なく働くことは間違いないでしょう」とフランクが付け加える。

「分かった、王国騎士団副隊長が率いる紅蓮の牙をここに呼べ!勅命を与える」



「御意」

王国騎士団が誇る精鋭部隊の一つ”紅蓮の牙”が謁見の間に現れた。

アレックスにそっくりな顔立ちをしたロイ・ミューラーを真ん中に左にカイト・ヴァン、その隣にミラ・ベルデ、そしてロイの右にリア・ノアール、その横にカンナ・ヴァンの5人が現れた。

「陛下、紅蓮の牙ただいま参上致しました。」とロイが言うと5人揃って膝まづいた。

「面をあげよ、紅蓮の牙」と言うとレオニスはフランクの顔を見た。

「側聞で伝わっていると思うが南の森でブラッドベアが目撃された、強化ゴブリンも出ているのは事実だ。草原の旅団が任務遂行がてらレベル上げを行っている故、この情報は彼らには伝わっていない。紅蓮の牙の目的は草原の旅団の保護ならびにブラッドベアに遭遇した場合これを殲滅することだ、任務遂行後は周辺に異変が無いか調査を行い帰還せよ」フランクが説明した。

「くれぐれも気を付けていくのだぞ」レオニスは静かに言う。

「御意」5人揃って言った。

謁見の間を出た後、俺と紅蓮の牙は控室に案内された。ガルドはギルドに戻る事になった。

「ふ〜、やだねああ言うかしこまった雰囲気は性に合わないね」短髪で黒髪の少女は美鶴を見ながら言った。

私はカンナ・ヴァン職業はアサシン!レベルは37だ!そこにいるいかついのが私の兄貴でカイト・ヴァン、レベルは40だ。指をさしていった。小刀を脇に指しているこれが本来の二刀流なのかもしれないと俺は思った。

「自己紹介くらい俺にさせろ!俺はカイト・ヴァン。職業は戦士だ!レベルは40」

プレートアーマーを身に纏い筋骨隆々が明らかに伝わってくる大男は自分の身の丈ある大きな両手斧を背中に預けていた。

あら!カイトさんだけ自己紹介が2回なんてずるいです。クスクス笑いながら私はリア・ノアールと言います。長い黒髪をなびかせて黒いスカートを両手で広げしなやかに会釈をした。職業はソーサラー。レベルは38です。宜しくお願いしますね。とにこやかに言われるとドキドキした。

私はミラ・ヴェルデ。職業はホワイトメイジ、レベル41です。と銀髪のいかにも大人の女性らしい雰囲気で挨拶をした。白いローブに青いマントが非常に映えていた。

最後にロイ・ミューラーが自己紹介をした。

「兄のアレックスから美鶴さんの事は聞いています、私はナイト。レベル43です」

銀の甲冑と巨大な盾「アイギス」を身に付けていた。

一同が美鶴を見た。

「なに、ボサッとしてんのさ、あんたの番だよ」と腰に手を当てながらカンナは美鶴にいった。

「あ、すみません」と言いながら俺は自己紹介をした。

「ツーハンドリーパーですか。聞かない職業ですね」とリアは言った

「実際はこの人のお守りも兼ねているんでしょ?」とカンナは遠慮なく言う。

「そうとも言えないぞ、強化ゴブリンを倒していると聞く、実際のレベル以上の力を発揮するジョブかも知れない。で、無ければレベル13で勝つのは無理だ」とカイトは俺をフォローしてくれた。

「そうだね。レベル17以上の実力はあると言う理解で良いかも知れない」ロイは笑顔で言う。

「いずれにしろスキルも不明ですのでもう少しお話しましょうか」リアは言った。

俺を含めた6人は各々適当に座った。俺はナビを紹介がてらステータスを公開した。


ステータス(更新)

名前:草凪くさなぎ 美鶴みつる

職業:ツーハンドリーパー

レベル:17

HP:1000/1000

MP:300/300

状態:正常

装備:布の服、革の靴、古びたマント 武器:片手斧x2(適正値SS)

魔法:キュア(初級)

武器スキル:ダブルストライク、ツインシャドウ

スキル:身体強化、雄たけび 3/3

持ち物:魔力石(低級)MP20程回復、魔力石の欠片(MP10回復)、奈落の水袋、食料2日分





「へぇ~この子面白いわね」と興味深そうにリアが言う

「そうか?明らかにキモイだろ」とカンナが言う

目の前で悪口を言われてもナビはニヤニヤしている。

「まずは美鶴のステータスの確認が先だよね」とロイが静かに言うと控室の空気が一瞬引き締まる。美鶴は少し緊張しながら、ナビのスマホ画面をテーブルに置いた。画面には、ツーハンドリーパーのステータスがくっきりと映し出されている。

「HP1000、MP300…レベル17でこの数値は、ぶっちゃけ異常だよ」とカンナが口を尖らせながら言う。「私、レベル37でHP1400、MP200だぜ? アサシンだからHP低いのは仕方ないけど、こんな新人見たことねえよ。」

「そうね、不思議なステータスをしていますわね」リアが言う。

「気になるのはギルド内で”雄たけび”を使った際にダスト以外に被害は無かったんだろ?」カイトが尋ねる。

「そう言えば、そうですね」と思い出しながら美鶴は答えた。

「雄たけびと言うのは対象者を”敵”と認識した者だけに効果をもたらすんだろうな」カイトが考察する

「なるほど、南の森へ行く道中で敵に出くわして使用しても我々には影響がないと言う事だね」とロイが言う。

「草凪さんはカンナさんの旋風双刃と相性がいいかも知れませんね」ミラが言う。

「いずれにしろ、美鶴とカンナで手数が増える事は間違いない」と腕を組みながらカイトが言う

「カンナさんのステータスを鑑定しても良いですか?」と美鶴は言う

「鑑定?」とカンナは聞く

「ナビは色々と鑑定が出来るんです」

「おお、それは面白いね」とロイが言う

「別に構わないけどさ」カンナの了解を得たので

美鶴はナビに「ナビ、カンナさんを鑑定して」

「了解」とサムズアップして見せる



名前:カンナ・ヴァン


職業:アサシン

レベル:37

HP: 1400/1400

MP:200/200

状態: 正常

装備: 革の防具、小刀×2

武器スキル:旋風双刃、 影潜り(一定時間透明化)、急所攻撃(クリティカル率50%アップ)、毒刃(持続ダメージ付与)

スキル 索敵、瞬足、韋駄天3/3

持ち物: 煙玉×3、解毒剤、4日分の食料


ピロん♪と音と同時にカンナのステータスが宙に表示された。

「へぇ、なかなかやるじゃん、ナビ」とカンナがニヤリと笑いながら言う。

宙に浮かぶカンナのステータス画面を、控室にいる全員が興味深そうに見つめる。

「旋風双刃と俺のツインシャドウ、確かに相性良さそう!スピードについていくのは…頑張ります!」

「ふっ、頑張るだけじゃ私の背中は見えねえよ」とカンナは軽く挑発するが、その口元にはわずかに笑みが浮かんでいる。

「それにしても、ナビの鑑定能力って便利だな」とロイが感心したように言う。

「カンナのスキルは攻撃特化で隙がない。美鶴の『雄たけび』で敵を足止めしつつ、カンナの『旋風双刃』や『急所攻撃』で一気に畳み掛ける…これは強力なコンボになるね。」

と続けてロイが言う

「ふむ、『雄たけび』は敵を一時的に怯ませる効果があるから、カンナのクリティカル率アップと合わせれば、瞬間火力をさらに引き上げられるな」とカイトが頷きながら分析する。


「ねえ、ナビって他の人のステータスも見れるの?」リアが興味津々にナビに近づきながら聞く。「私のステータスも見てみたいんだけど、どうかしら?」

「もちろん、大丈夫だよ!」ナビがウィンクしながら答える。「誰でもバッチリ鑑定できるよ!リアさん、許可してくれる?」

「ふふ、いいわよ。見せてごらんなさい」とリアが優雅に微笑む。

美鶴が「ナビ、リアさんを鑑定して!」と指示すると、ナビが再びサムズアップ。

「了解!」と元気よく答え、スマホのようなデバイスを操作する。ピロん♪と音が響き、控室の中央に新しいステータス画面が浮かび上がる。



リア・ノアール (ソーサラー / レベル38) ψ

HP: 800/800

MP: 1200/1200

状態: 正常

装備: 黒いローブ、魔導杖

魔法スキル:

黒炎の嵐(範囲攻撃+火傷デバフ、MP50)

雷霆の槍(単体高火力攻撃+麻痺効果、MP70)

滅びの波動(敵全体に中ダメージ+MP消費減少デバフ、MP100)

魔力集中(次の一撃の魔法ダメージ3倍、MP30)


スキル:オーバーロード1/1、賢者の知恵1/1

持ち物: マナポーション×4、魔法書(封印)



「リアのステータスを確認するのは初めてだな」カイトが興味深そうに言う。

「そんな事より彼女は女神の祝福者だよ」ナビはサムズアップして言う。

一同の視線がリアに集まる。

「そうなの?リア」いつも冷静なミラも驚き隠せない様子だった。

「どうなのかしら?私には分かりませんわ」と戸惑いを隠せない様子だ。

「間違いないよ。リアの職業の横に”ψ”のマークがあるでしょ?あれは女神の祝福者の証なんだよ」と興奮気味にナビは言う。

「そして、覚醒者でないと使えないスキル、賢者の知恵は何よりの証だよ」と続けて言う。

「そう、言われましても、自覚は全くありませんわ」とリアは言う。

「自覚はあるはずだよ、最近レベルが上がらないでしょ?」とナビが聞く

「確かに最近上がりませんわね」顎に指を当てながらいう。

「リアは覚醒者と言うより半覚醒の状態なのね、そう言う状態に陥った人は星読みの巫女の洗礼を受けないと駄目なんだよ」ナビは目をキラキラさせながら言う

「驚いたな、リアの魔法攻撃は強いとは思っていたけど、女神の祝福者とはね」ロイが嬉しそうに言う

「私は知っていたけどね」腰に両手をあててカンナが自慢げに言う

「何故、お前が威張る?!」カイトが言う

「ねえ、みんな聞いて。もっと大事な話があるんだよ」ナビが話をさえぎる

「ねえ、リア。リアの家に伝わる童謡、子守歌とかない?」とナビが聞く

「子守歌ならあるわね。母が私が結婚したら子供に聞かせるのよと聞かせてくれた歌があるわ」宙を見上げながらリアが答える

「その歌を聞かせてもらえる?」ナビが言う

「恥ずかしいわ」と苦笑いしながらリアが言う

「大事な事よ、リア。聞かせて」とミラが静かに言う

逡巡しながらリアは歌った。歌うと同時にナビは鑑定を始めていた。

「ほら、何もありませんわよ」と頬を赤めながらリアが言う。

「ナビどうなんだ?」と俺は聞いた

「ただ歌っただけだからね、何もないのは当たり前だね」

「賢者の知恵のスキルの使い方は僕が教えても良いけど手順を踏まないと駄目なんだとだけ言っておくよ」と意味深に言う。

「いずれにしろ任務終了後、聖都エルドラド行き確定したな」カイトが腰に両手をあてながら言う。

「そうだね、サッサと任務を終わらせよう」ロイが立ち上がりながら言う。



カイト・ヴァン (戦士 / レベル40)

HP: 2000/2000

MP: 200/200

状態: 正常

装備: プレートアーマー、両手斧「裂砕の刃」

武器スキル: スマッシュ(大ダメージ+スタン効果)、ダブルスマッシュ(2回攻撃、大ダメージ+スタン効果)、スタンプ

スキル:脱兎、耐久の意志(HPが20%以下で攻撃力アップ)、バーサーカー(自身の攻撃力70%アップ)

持ち物: 食料4日分、修復キット



ミラ・ベルデ (ホワイトメイジ / レベル41)

HP: 900/900

MP: 1600/1600

状態: 正常

装備: 白いローブ、青いマント、聖杖

魔法スキル: 癒しの光(味方全体HP回復)、浄化(状態異常解除)、再生の祈り(持続回復効果)、聖なる領域1/1

スキル:祝福の加護、女神の祝福

持ち物: 強力回復ポーション、聖なる護符



ロイ・ミューラー (ナイト / レベル43)

HP: 1800/1800

MP: 700/700

状態: 正常

装備: 銀の甲冑、巨大な盾「アイギス」、長剣

武器スキル:一閃、ブレイク、サザンクロス、光刃剣

スキル: 挑発、 鉄壁防御(敵の攻撃を50%軽減)、カウンタースラッシュ(反撃でダメージ2倍)、聖なる守護(味方の身代わり)3/3

持ち物: 回復ポーション×2、聖水

”note”で「脱サラ冒険者、運命の人になる」のあれこれを書いています。

マガジンにしていますので一度遊びにきてもらえると小躍りします♪

https://note.com/mituyama/m/mbec04231de43 ←マガジン

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