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みんなは、冒険ってすき?

僕は大好き!

冒険って、いろんなものに出会えるんだ!

世界のどこかを人知れず冒険して、時には戦ったり、時にはお話したり、時にはふと足を止めて自然を眺めたり。

自分を縛るものはなく、どこまでも自由なんだ。

これから僕が話すのは突如異世界へと招かれた僕の冒険譚。

前世の記憶を駆使したり、そうでなくありのままをありのまま受け入れて自然と一体になったり。

どんなものが僕を待ち受けているかなど、ただ神のみぞ知る。

そんな話だ。


さぁ、ものがたりすたーと!



僕の名はルカ。

10歳

身長は...115cmだ。確か平均は125cmだとか聞いたから、僕はかなり背の低い人間らしい。

性別は、男。

元は地球にいたんだけど、ある日目が覚めたら全く見たことのない世界に来てしまった。


ある日のこと、僕が目を覚ました時視界に広がっていたのは一面の青。

大海が広がっていた。

「ん?」

それはそれは美しい青で、近いもので言うならシチリア海のような海だ。

耳を澄ませてみると渡り鳥の鳴き声とさざ波が聞こえ、息を吸えば磯の香りが漂う。

いい気分だ。

だけど本当にここはどこなんだろうか。

確か昨日は、楽しみにしていたアニメ鑑賞会 (ひとり)を夜中に開催して、菓子やら、コークやらをふんだんに飲み食いして気が付けば寝落ち。


僕の両親は6年前に離婚してお母さんは遠くへ引っ越していったからうちにいないし、ずっと一緒に生活してた父親は僕のあまりのだらしなさと人でなしを極めたような生き様(多分勝手にそう思われてるだけ)にあきれて「仕事が見つかった」とだけ言ってそれきり帰ってこない。

すでに姉も母のもとに引っ越していったしこの家には僕しか住んでなくて、バイトを掛け持ちしだしたのも早半年がたつ。

僕はすでに高校を卒業して、成人年齢を迎えたからまぁ何とかやっていけているというものだ。


父親との関係は良好とはとても言えなかったが、お母さんと姉ちゃんにはたまに会いに行って食事したり、再婚したお母さんの旦那さんとも実によい関係が持てていると自分では思っている。


そんなある日のこと、繰り返すが、僕が目を覚ますとそこには大海が広がっていた。

しかも体が相当若返っている。

とても説明できるような状況ではないんだけれど、これには一つ思い当たるところがある。


それは僕がアニメ鑑賞会に小休止を入れ、ベランダで外の空気を吸っていた時のこと、

突如一筋の虹色の尾をたなびかせた星屑が飛来して来た。

つまり、流れ星である。

ぼくはその流れ星にとある願いを込めた。


「ぼくを異世界に連れて行ってくれ!こんな寂しい思いをしながら生きていくなんて耐えられない!

なんだっていい!どんな世界だっていい!どんなものでも差し出す!神様ぁ!」

と。

それがまさかかなうとは思ってなかったのだけれども。


とまぁそんな経緯があったもんで今は絶賛神様に感謝してます。

どういうこと?

ん?ちょっとわかんないな。

なんで目を覚ましたら美しい景色が広がってるんだろ?

まさかものすごく鮮明な夢でも見てるのかな?





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